朝から雨
 雨はすき間だらけ
 貴女へと降りそそぐ雨

 雨傘の下の
 雨漏り
 或る足音を乱す雨

 アルコールを和らげ
 甘く染まり
 悪童に遊ばれる雨

 雨に出会うと ....
 good day

明るい雨がさらってゆく
うしろむきの心
光をこぼしあう緑の葉はさざめき
笑う
傘なんかいらないじゃん、と


 梅雨明けはまだ先

飛行機がゆく音は
雷鳴 ....
大気の芯はつめたく溶けた硝子で出来ている

濃い影に瞳を浸し

耳は遠い過去でボートを漕いでいた

死んだ男の携帯番号を消していないのに気がついた

やせっぽっちの若造のまま逝ったやつ ....
言葉というのは
光の反射のよう
どこでどう曲折するのか
鏡に聴いてもわからない

みんなひとりで大きくなったような顔をして
まるで迷子の心細さなど
味わったことも無い顔を ....
ぶきは果実
まずは本質を理解する
その色
その匂い
その振動

おだやかなひかりに同化する
この肌
この血液
このたましい

もとめあうことを赦され
あたえあうことで
結 ....
 はじめての晩餐は
 邑に訪れたちいさな食堂で
 私たちのざる蕎麦をお月夜に見立てる
 ふるぼけた小卓でやおら啜れば
 コップには光る泉も噴水もあって
 おばちゃんのコロッケ
 箸おきに触 ....
ゆっくり暮れゆく
この一日に
さざめき残響する
アナタという相貌、
一つのステーション、

きっと肝心なこと、
幼き空白の日々に
真白き静かさ記憶の手前、

 行為され行為したこと ....
風景が霞むほどの雨のあと
水たまりには青空が映る
梅雨明けも近い

空を見れば
もう次の雨雲が控えていて
ころころと変わる空模様

そんな空の下を
こどもたちが
笑いながら走ってい ....
花は
散り
実り
芽を出す
さびしい?



芽は伸びて
光を目ざす
青空へと
うちあけるのは
しんとさびしいからです



青空の
静けさは
身にしみて
澄 ....
○「思いやり」
思いやりはちょっとしたところにあらわれる
相手が負担に思わないところにあらわれる

○「理屈妻」
ああいえばこういう
こういえばああいう
理屈はもううんざりだ
お好きな ....
あー、なにも変わらない、ボロの部屋
ゴミ袋の中の昨日と分別中の今日 
そして明日も良い天気かな 少し不安
とりあえず、納豆&卵かけゴハンを食べる

おそるおそる粘つく息をして 咳き込む
叫 ....
当社の志望理由はわかりました
錆びた男でサビオさん
変わった名前ですよね
なんか、いわれがあるんですか?

はい、父親がつけました
キラキラネームは名前負けするけど
マイナスネームは名前 ....
{引用=


   日々のいたみを忘れるように
   ときおり視野の淵をはしる線
   四季の陰影をかなでる奏者
   モノクロームで、ことたりる
   もう
   彼方からの
   ....
蠅、はえ、馬糞に蠅。
眠る仔馬のお尻を眺めていたら
女性グループに声をかけられた
撮ってもらっていいですか?
仔馬のお尻が好きな人は
どうやら信頼できるらしい
はい、喜んで。
馬の親子と ....
足音が食事をひとつ運んでく
足音がカルテを二枚運んでく
足音が廊下を曲がり消えてゆく
足音が眠りを運んでくる

味。よく知っている。ああ。味。の罰。(アイスを渋々買ってくれたあなた)もう十分 ....
忘れるという
悲しみよりも
今を生きられる
喜びを思いたい
あなたのいのちと



私にとって
最高の存在たちと
出会えたことは
幸運である
夢ではないんだ



 ....
暮らすことを
楽しむ
いつもではない
けれど
生を活かす
こころの傷を
静かに
受けとめる
闇を聴くと
戦ぐ光

 ※ 戦ぐ=そよぐ
光の骨をなぞる指のことを もう思い出せない

言葉を思いかえすほどに
少しずつずれて嘘になってゆく
そのグラデーションをせめて美しく
夕映えに織り込んで
待っているうちに
身体は闇の鱗で ....
終りある戦い
えっ
何と戦うの
自分とだろ えっ
そもそも戦わないよ



戦いというのは
不毛である
負けても
勝っても
お互いに傷つく



争うよりも
握手 ....
○「梅雨空」
見上げれば鬱になる
今日も雨、雨、雨┅
雨の日はいっそう
老いが身にしみる

見上げれば鬱になる
今日も朝から探し物 メガネ 携帯 薬┅
雨の日はいっそう
ボケが深くな ....
ノーブルなおば様の厭らしさというのはあるよ
というのは、このご時世に澄ましてられるとしたら
何か間違った理由によるものと考えざるを得ないからだ

実際、他の誰が災難に落ちようと
澄ました顔を ....
メーカー希望価格の最高級ラインが2,500円
大手釣具ショップで2,200円くらい
それがネットでは1,400円から3,400円で売っている
釣り針も大手釣具ショップで16個入りで200円くらい ....
しかし止めないね
自称詩人
あんだけ注意したのに
まだやるんかい?
一体どうすりゃいい?
腹を割って話そう
なんだ、金か?
いくらだ、いくら欲しい?
5?500万か?
えっ、違う?
 ....
いかにもやはらかな
おくるみに包まれ
眠る赤子の真白き静かさ

 もう逢わないわ

そう言う女の声音
記憶に深く刻まれた声、
相手を温たかく包み込む
少し低めのトーン帯び

 も ....
今日は何の花?
白い花
線香花火、みたいね
名前はなんて?
名もない花、知らない草
ナモナイバナ? シラナイソウ?
ん?
そんな名前があってもいいね
なんだか妙にザワザワ落ち着かなくて
目覚めてしまった午前1時
喉がカラカラに渇いてたから フラフラ立ち上がって
冷蔵庫を開けて 麦茶を一杯飲んで
昨日投稿した詩に誰か反応してくれてるかチェ ....
傷ついた
こころ
乱反射して
きれい
これでいいんだ
  

激しい 嵐が 過ぎ去った
そのあと
訪れる 新しい光や やさしい安息は
まるで愛する人のように
僕のこころを そっと くるんでくれる

すべてを 許せるくらいに
憎し ....
*今年は鶯がよく鳴いている
隣のじいちゃんもそういっていた
梅はならんかったが
鶯は絶好調である
ホーホケキョ!

*天気だけはどうしようもない
人間が適応するしかない
九州は今週も雨 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
soft_m...924/6/30 10:48
氷菓そらの珊瑚15*24/6/30 10:38
葬夢ただのみきや6*24/6/30 10:14
愛をこめて花束をまっすぐに秋葉竹324/6/30 5:38
ぼくたちのたたかい佐野ごんた5*24/6/30 4:47
渾名soft_m...424/6/29 19:49
詩想、『真白き夢』からひだかたけし324/6/29 17:48
雨に濡れてもヒロセマコト13*24/6/29 16:10
※五行歌 三首「澄んでゆく さびしみ」こしごえ4*24/6/29 14:53
独り言6.29zenyam...4*24/6/29 14:14
たぶん、きっとatsuch...11*24/6/29 12:57
錆男イオン3*24/6/29 11:47
短詩ryinx1024/6/29 1:49
仔馬のお尻を眺めていたら松岡宮324/6/28 23:39
父の日森 真察人224/6/28 22:19
※五行歌 三首「あなたのいのちと」こしごえ4*24/6/28 10:10
※五行歌「生を活かす」3*24/6/27 14:28
※五行歌「闇を聴くと」4*24/6/27 14:27
水へ還る塔野夏子14*24/6/27 10:30
※五行歌 三首「そもそも戦わないよ」こしごえ4*24/6/27 9:23
独り言6.27zenyam...4*24/6/27 9:20
ノーブルドレスりゅうさん524/6/27 4:46
【渓流】摩訶不思議な相場レタス6*24/6/26 23:39
どうすりゃいい花形新次024/6/26 19:21
真白き夢ひだかたけし7*24/6/26 17:50
名もない花大町綾音9*24/6/26 14:53
LESSON 1(改稿版)涙(ルイ)224/6/26 12:47
※五行歌「傷ついた こころ 乱反射して」こしごえ3*24/6/26 10:54
嵐の痕秋葉竹224/6/26 10:17
独り言6.26zenyam...4*24/6/26 8:33

Home 戻る 最新へ 次へ
120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 

【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
0.46sec.