さよなら
いままでの自分
こんにちは
これからの自分
さよなら
いままでの関係
こんにちは
さよならの関係
頬にあたる風に
無名のひとの息が偲 ....
あるはずもないタッチの絵具だ
向こうは延々と向日葵畑だ
揺らぎのような絵筆の踊り
空は煙たい光で真っ白な灰色だ
荷馬車の馬が木陰に入れずに
陽の陰りを静かに温かく冷た ....
手紙が届けられた受取人は
その宛先が書き換わってないかを確かめ
午後になってその手紙を読み
宛先を書き換えてポストに入れた。
彼らのなかで、書いた手紙はたった一度だけ読まれるものだった ....
残業を撲滅したら困ります
収入が減ってボクの自由が撲滅します
自由に使える時間よりも
自由に使えるお金が大切です
ボクは残業依存症なのです
残業を撲滅したら困ります
ストレスが溜まって ....
日本の国民服が海外で作られ
日本の国民服が海外でも売れている
それは個性的なのに低価格であること
しかも低価格なのに高品質であること
これはアクロバットなことで
それをユニクロバットと呼んで ....
感謝とは
じぶんの命とじぶん以外の命、その近さを
もったいないな、申し訳ないな、と感じるこころのことだ
だれもひとりでは生きられない
ひとりというか
生き物ひとつで生きる ....
本名は石田太郎らしい
いしだ、たろう、だって・・・ククッ
こいつは
ワケわからんデモに参加して
血相変えてアジったことで
とんでもない
薄らバカだということがバレて
干されたと思った ....
まどろみのなか
昭和の夏を漂っていた
モノクロの日差しを浴び
切り取られたジブリ映画の中を
由美かおるが微笑んでいる
蝉しぐれが騒がしく
少年のランニングシャツの白がまぶしい
海で泳 ....
昼夜を問わず
駄目
絶対
な薬物を一度は深く愛した人が消費している間
自動販売機はなにも教えてくれなかったし
コンビニはなんにも知らなかった
いつもの橋をわたる未来に於ける渦
時折光る川 ....
やっぱーあたしてきにはさいこーだったって
ゆーかァいえでてすぐこくみんのけんりって
のこうししてェりょうごくでかにえうえすと
みたいななまえのおとこのろうどくきいてェ
あぎょうのおっさんふたり ....
何の留保もためらいもなく
故郷の風光は私を厳粛に迎える
故郷の振り撒く花粉を
身体の至るところで受粉して
私は故郷と賑やかに斉唱する
人が生きていく循環において
亀裂のように打ち込まれる物 ....
双つの四角を重ねた星
水色はただ
悲しいばかり
すぐに到く
蜘蛛の星
風しか 触れるもののない
切りました また
つながりました
人は蒼を見 けだも ....
とおくに花火の音が聞こえる
あの音のしたで
女の子や男の子が
恋をしているのかな。
大人たちは浴衣をきて
すこうしかっこうつけて
林檎飴をかじりながら
いろっぽく駆け引きなんかしちゃ ....
星は地上に落ちてくる
宿る体を探しているのか
「僕」は
自分が
人形なのかどうか
知らなかった
街のイルミネーションは
イミテーションとイミテーションなのか
知らなかっ ....
この美しい瞳は
なにも映していないだなんて
どうしても信じられず
指先で触れてみたくなる
取り出してみたくなる
衝動を必死に堪え
悶絶し
のた打ち回り
平静を装って
その目蓋に口吻し ....
私は今日 投票に行った
私は 国民のひとりとして 一生のうち一度くらいは
国の命運をかける投票をしてみたい
投票に行くのはいいけれど
しかし 政策の似たり寄ったりの政党は
肩を並べたよ ....
この定理を証明するのは簡単だ
定職に就いている人間には
そもそも犯罪を起こす
時間がないからだ
日中は仕事をしているし
夜は明日の仕事のために
休息を取らねばならない
夜勤の人はその ....
おも舵イッパーイ!
帆を揚げろ!
波高し
ヨ―ソロー
樽を開けラムを飲め
飲み食い歌え
お前たちの目指すのはエルドラドだ
サルガッソーを越えて往け
溢れる黄金を手にしろ!
怖 ....
わたしの死角をひとひらの蝶が往きつ戻りつしていた
目の前に広がる森の少し分け入った辺り木漏れ日にあ
やされながら成熟した木々の裾に纏わるつややかな若
木の葉は森の外観とは対照的で光を透かして淡く ....
ほおずきをぶら下げて
ぼくは萎れたオレンジをぶら下げて
お寺の門にひろがる空を見る
勇気を与えよう
安心を与えよう
不穏なことに慣れ親しもう
そしてみんなで自民党に ....
梨沙子はタバコを吸って
吐く
煙がふわっと空に漂う
昨日はゲームのやり過ぎで
目が疲れている
焦点がうまく合わない
何だかイライラするし
スマフォで暇つぶしもしたく無い
だから、
....
情熱の赤い薔薇より
悲し気なくちなしの花の方が
さまになるわ
燃える太陽よりも
白い月の方が
さまになるわ
喜びよりも
悲しみが
希望よりも
絶望 ....
その猫の名前はジョンといった
まるで犬のような珍しい名 ....
僕は継ぎはぎのコラージュ
君は端切れで出来たパッチワーク
お似合いのカップルだと思うのだがどうだろう
僕は季節外れの風車
君は糸を忘れた糸車
似た者同士のような気もするのだが
もう ....
悲しいことなんて
気持ちやからだに従えば
気になることでもない
じぶんを大切にしなければ
他人に依存してしまう
そんな生き方を選ぶべきではない
愛なんて
....
電波はいいな
まっすぐ
届くんだな
時には
空に反射して
野山をこだまして
あなたと写真を撮る
危ない場所もある
だめですよって雑誌がいう
知ってるよ
知ってる
疑う ....
今日もどこかのカフェで
私たちは
充たされ
語らい
撃たれるだろう
今日もどこかのカフェで
脈絡も
理由も
問われることもなく
幸せそうに見えるから
私よりも
ワ ....
飛び乗って
腹を蹴飛ばして
猛スピードで駆けて行く
風よりも速く
目にも見えぬ
勢いをつけて
駆け抜ける
翼はためかせ
嘶いて
暴れ馬よ
迸るエネルギーを
抑えることなく
舞い ....
突然現れた
たぬきうどんの幻影がぼくを襲う
少年の頃に食べたきり
ご無沙汰していた
きつねうどんではどうも具合が悪い
コクリとした胡麻油の揚げ玉でなくてはならないのだ
ほうれん草と鳴門巻き ....
糞面白くもない世の中に
唾を吐いてやりたい
舌を出して
そこら中のゴミ箱をひっくり返して
やりたい放題
やたらめったら
喚き散らして
暴れまくって
なにもかもを破壊して ....
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