死は形を持たない
一つの過程があるだけである
死の過程の支流に絡まることにより
私の過程も死と斉唱を始める
誰も呼ばない声がする
誰も来ない足音がする
だが空間が膨大に隔たっていて ....
きのうあたらしいところに行った
ひとりでは行けないところだった
猫の耳たぶがどこにあるか しってる?
わたしはきのうそれを見たんだ
きのうわたしたちは夏を齧っていた
いじらしく硬く、青臭い
ビルの高さを馬鹿にしながら

幸福はただの文字になり、遠くへ
かわいいものたちの国を走り抜け
もちろんはだしで 手を上にあげて ....
むかし、
ボクは花に埋もれた
白や紫、
黄、青、赤‥‥
――ある日、
紫の桔梗の花を
ベットいっぱいに飾って
素敵な夜を過ごした
しかし残酷な朝が来ると
花はすべて萎れていた
悲し ....
夏の窓辺に座り
そして
待っていよう
ポエジーを

最後にして最高の夏が来た
アンドロメダから夏が
僕は君の心に
夏の焼印を刻んだ
ただ
君の返事を待つ
そう
今年の夏は
待 ....
今朝、サボテンを
ちょんと切って食べてみた
泣き腫らした目の下の
やわらかい、にくのあじがした

乳白色の空を
アラーム音が貫いた
悪魔が穏やかな寝息を立てている
レースの影が頬を泳い ....
あめつちを貪り ふとっていくからだを
絞ってください。
きゅう、と絞ってください。

わたしこのまま みにくいからだをさらせません。

わたしから滴り落ちるしるは
林檎の厚い皮と 寂しい ....
すべての望みをかなえることができないように
すべてのいのちをいきることができないように
ぼくたちはあるフレームできりとられた風景を生きる

ことばでそれらをデッサンする
どうやったら頭のなか ....
わたしには方舟がある
1LDKの部屋
いっぱいの木造船
そこがわたしのベッド
そこがわたしの書斎
心配症なわたしの祖父が
一人暮らしのお祝いに
据え置いていったのだ
いつ来るとも知れぬ ....
水色の胴体

シルバーの網の中の 透明ブルーの羽

36年間 夏を共に過ごしている

この夏も涼しい風を送ってくれる

やさしい風

冷たい風

なぜか温かく感じる涼風
 ....
あなたとの時間を過ごす
安らぎの中で感じる愛

想いと想いが重なる

美しいものに目がいく
自然にそうなる

言葉一つ一つが輝き
心の中が光で溢れる

あなたの仕草
一つ一つが ....
冷戦の冬。一級河川の、草の生えたサイクリングロード。顔のない少年だった僕は、真っ黒な制服を身につける、午後の。淡い光がこぼれる、窓。冬枯れの木立に囲まれる、L字形にゆがんだ路地の、埋め立てられた池のあ .... 音楽に身を委ねて
何もかもを忘れたい
酒に浸り
薬に癒され
痛みを忘れて
快楽に溺れ
前後不覚になり
自分でいられない
哀しみを忘れたい
涙を忘れたい
息などできなくていい
脈も ....
蝋燭の炎が消えてしまう
その前に自らの息で吹き消してしまおう

夜の静寂
音も立てずにそっと
光をこの世から消し去ろう

真実はきっと見えるから
意外に近くにあるかもしれない
もぎ取 ....
友よ
寂しい時は
お前の声を聴くに限る
お前の命の発露を聴くと
命の燈火がそっと燃え上がる
俺は大丈夫だから
お前はお前の大切なことを片付けて欲しい

運命の中で
お前と出逢った
 ....
優しい詩を作ろう

辛いことは、幸せ


今、泣いてることも
息苦しさも

痛みも悲しさも


今は、ほんとに苦しいけど、


辛かったから、分かる優しさがある


 ....
どうしても生きなければいけない
光と陰のなかで

どうしても
どうしても

楽に生きなくてはならないのだ
生きていれば
七味を沢山振りかけた
たぬきうどんが食べられる

こっくり ....
日々の些細な場面の中に
潜んでいる


――花よ、世にたった一人の、花よ

0歳の蕾
40歳の蕾
100歳の蕾

いつかドラマの
年老いた主人公はTV画面の中から
私の目を見 ....
こんだけ
毎日と言っていいほど
あっちこっちで
飛び込み自殺があんのに
何の対策も施さねえのは
飛び込む奴に問題があるとは言え
どう考えてもおかしいんじゃねえか?
人身事故だなんて
オ ....
チチハ、

釣り用のベストと自作の竹竿とともに燃されたからきっと今も釣りをして遊んでいるので手向けるならば蚊取り線香だろうかナツノ、

炎天下に何度も自転車で往復した海岸沿いの道を私たちは ....
風呂場には蛇口の摘みが、二つある。
「青」と「赤」の{ルビ捻=ひね}りを、調整セヨ。

ある日、老父は云いました。
「クールヘッドとウォームハートが、処世術」

(目に見えぬ人のこころの調 ....
細く立ち上がる
灰に埋もれて
私は燃えていた

立脚という言葉が
これほど似合う場所があるだろうか
先人の燃え尽きた場所に、
亡骸に支えられて立っていた

例えば砂浜に埋めた足のよう ....
人々の賑わう風呂屋の食堂で
ハイボールのジンジャー割りを
ぐぃと飲み、机上に置く。

ジョッキの内側に広がる
琥珀の海に
細かな気泡が…昇ってる。

この世には重力というものがあり
 ....
どこへかえるというのか   この雨は
やさしさをわすれて     ふり続く

怒りの炎に         しずむ街
あふれる川の        そのあとは

再びめぐりきて       ふ ....
かばさんが本契約上の義務に違反して秘密情報を開示または使用した場合には、お花畑の幼虫さん(蝶々さんに変態する子どもたちをいうがこれに特定されない、以下同じ)に対して金銭的に算定困難で回復不能な、成虫不 .... 絶対零度を維持して推移してゆく君の機嫌は地球の天候を狂わしてしまう
朝食のトーストでさえテーブルの向こう端の原野に追いやられて僕は
親友の結婚式の引き出物のスプーンのようにこの家に居場所のない余計 ....
透けたドレスの色素胞が 破れだすドレスの模様を引きずり
駆け降りた階段のうえの影の
柔らかな滞在


終わりの星座の再来が まだその長裾の延長にまどろめる夜を 担える優しい足跡の腹面 ....
牛が不思議に騒ぐ夜があるの。
台風の夜でもないし地震の前触れでもない。
乳に血が混じったりもしない。
虫が多いわけでもない。
まあ牛舎なんてのはいつも虫だらけだけど。

夜なのにもぐもぐ反 ....
夜空に花火が舞う
赤、青、黄、etc...
火花が尾を描く

窓の外から
響く炸裂音と滲む色合い
マンションの一室で
PCに向かいながら
残響を感じる

一通のメールが届く
「ど ....
満州は日本の領土ではないと
仲裁を申し立てた
中華珍民共和国に対し
裁判所は
「歴史のある断面を見れば
満州が日本の一部であることは明白だ」
との判決を言い渡した
それを受け中華珍民共和 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
望郷葉leaf116/7/16 17:35
猫の耳たぶはるな216/7/16 16:44
316/7/16 16:40
atsuch...2*16/7/16 13:37
渡辺亘116/7/16 11:46
おはよう印あかり3*16/7/16 11:05
きれいになりたい4*16/7/16 10:56
デッサン梅昆布茶216/7/16 10:48
方舟やまうちあつ...116/7/16 10:44
扇風機佐白光2*16/7/16 10:24
想いと想い夏川ゆう016/7/16 5:26
THE COLD WAR天才詩人2*16/7/16 3:28
ワタシノキモチ坂本瞳子1*16/7/16 1:37
過ぎゆく時刻の中で016/7/16 1:28
友よレタス216/7/16 0:54
優しい詩を作ろうしんおん、116/7/16 0:33
たぬきのしっぽレタス216/7/16 0:12
ひとの蕾服部 剛016/7/15 23:34
JRの犯罪花形新次116/7/15 23:13
センコウ/即興ゴルコンダ(仮)対象外こうだたけみ1*16/7/15 21:42
湯けむりの夜服部 剛116/7/15 21:01
センコウ(ゴル投稿)高橋良幸4*16/7/15 20:42
琥珀の水服部 剛216/7/15 20:18
かえるところを忘れた雨 st2*16/7/15 18:21
かばさんNDA乾 加津也2*16/7/15 18:19
モノトーンな朝に梅昆布茶716/7/15 9:57
ゾエアDFW 4*16/7/15 1:59
ちあらのはし佐々宝砂416/7/15 1:12
君の知らない所でopus116/7/15 1:07
先ずは満州から花形新次116/7/15 1:00

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