彼は冷たい水底に眠り
ときおり緩やかに踊り出す
口惜しさや無念を忘れ
与えられた使命を果たすように踊りはじめる

水底の琥珀の液体は酸化し
とても飲める代物ではないはずなのに
彼は薄く頬 ....
声 、層成シ聳える時 、
暗闇流れる水音の絶えず
[コレハ ナンダ?]
夢底ノ割れ白く問っても
無言ノ響き、只、、木霊重ね
[アナタハシンデ スベテミタ]
[スベテミタ アナタハシンデ]
 ....
誰もいない雨の日
雨の日の私は
見下ろした 工事現場を見つめていた
行き場もない冬の日の雨 


私はどこに行くのだろう
海が 少し歩けばある
曇り空の向こうに浮かぶ日本の未来
 ....
冬。分かっている。分かっていないことが分かっている。分かっていることは一つもないことが分かっている。分かっていないことは一つしかないことが分かっている。分かっていることは分かっていないことだということ .... 狭い夜にいつまでも耳鳴りに似た静寂が居座って

私は緩やかな速度で平衡感覚を失っていく


何も無い訳ではないのに何も掴めないこの手には

言葉にもしたくない汚れだけがこびりついてい ....
風切り鳥の巣は、美しものの世の通り門なんです。
風切り鳥が鳴くとき、誰かは何かを思って
守られて、衣帰りをします。
選ぶことで誰かを守ることがあるってことです。
ラベンダー畑でふっと空を見上げ ....
クソ自称詩に対して
イイねを入れてくれた奴全員に
お礼のコメントを
必死こいて返しているバカがいるが
10人に返しても
そのうち6人は同一人物で
残り4人も3人は同一人物だから
実質、3 ....
あの日の花筏を眺めて
幾歳を過ごしたか
その記憶はもう無い
満月を胸に抱き
脇腹に短刀を隠し

川面を眺めた夜

街は墨色に閉ざされ
月は川面の花筏を映していた

瞳を落とし
 ....
また始まった一日に少しムラついて右手を下着の中に忍ばせる
こんな乱暴な動画じゃ気持ち良くなれなくて、それでも濡れた中指をティッシュで拭き取る
電線したタイツは誰も見ないから履いても暖かい
歯石で ....
           161030

あじさいと呼ばれれば紫陽花と答える
山の谺は律儀者
口笛吹いて
小道を行けば
サザンカの赤い花
冬の花だと君は言う
秋の花だと僕は答える
枯れた ....
僕は立とうとする
三十年前の川べりに
もう一度 何者かに
出会うために

何者かになろうとする
男とか 女に
正義とか 悲劇に
ということに

中年とか 公務員とか
右寄りの左翼 ....
沖縄米軍基地関連の
抗議運動参加者の多くが
県外から来た
プロ市民であることが
ネットを含むメディアで
盛んに報道されている
中には在日外国人も
多数含まれているそうだ
そして
そん ....
発す列車のメロディーは
あなたとわたしを引き離す
確かに焦がれた身も心も
あゝ次はどこへ行こうか
 
浮いている
{ルビ圧=の}しかかる重力
月は平衡する
走る遠景を
雨の滴で回避して


狂っている
歩行する緑の
あらがう能役者が噂する
平成の{ルビ螺子=ネジ}
とまらな ....
強制的に 何かをしなければならない
空間が或る

沢山のポール
敷き詰められたアスファルト

コツコツと響くのは ヒール音
それとも
誰かが バラ撒いた 小銭の音

ジャラ銭と ....
鼻歌なんか唄ってる
気分が良いわけでもないくせに
むしろ強がってるのか
ストレスに苛まれてるのか
理由もなく歌なんて唄っちゃって
てきとうに鼻歌なんか
ろくでもないツマラナイ日常だ
そし ....
一枚の皿のふちが
欠けるのに似ていた


どこか満たされずに
水がもれていくような


目を閉じても
あふれるものをとめられない




  欠けている事を
   ....
うーん、とっ

斜めに傾いたような
だらっと弛んだ
秋の空はキライなんだ
アタシ

冷たい鉛色の
真冬の空の方がまだ心地いいな
冷気もキーンと引き締まってさ

落ちるんだか落ちな ....
仕事をしなければ
何色にも染まらない

だけど色づくこともない
うまい詩がかけなくて
詩の書き方をしらべようとしたら
詩の飼い方とうってしまって
なるほどなとおもった
もうそれでいいとおもった
待っているのは死
生まれては死に
また生まれかわるる
輪廻をどれだけ繰り返したら幸せになれるのか

知ったかぶりの森羅万象を
静かに受け入られるのは何時の日か

嗚呼 時計だけが秒針を ....
一秒でいいから
一瞬でいいから振り向いてほしい 
どうか振り向いてほしい
あの人に振り向いてほしい 
この想いだけで 今も



一グラムでいいから
一ミリでいいから残してみたい
 ....
夜が悲鳴を上げた

 


それは耳鳴りと重なり

外にも部屋にも

からだの中にも

響き渡る事をけしてやめなかった


あなたは何を叫んでいたのだろうか ....
あなたの微笑み
落ち葉を踏みしだく音のよう

深まるほどに
冷たくなって

高くポプラの梢を揺らす風
渡らなかった深くない川のせせらぎ

なにかが去って往く
色鮮やかな痛みを灯して ....
ショッキングピンクのその部屋は汚らしいけどまるで2人の城のようだった

汚いと思うものを口に含ませるなんてなんて愚かなんだと思いながらそれっぽく吐き出した
屈託のない笑顔を見せられて拍子抜けした ....
箱をあけたら金にひかる歯がころり
うるといい値になるそうだ

しゃれこうべしゅうしゅうと
お墓の下でなげいとりゃせんかしら
おれの歯ぁどっかいったぁって虫食い歯でさ
男かしら女かしら
き ....
不死身で居られない切人

過去を眺めている左目のジュリ-

遠ざかる恋人と手を取り合って

毒の河を渡り切れずに崩れ去る

鋼よりも強靭な躯ですら

留まる事は出来やしないなら
 ....
ぼくはチェスしかできない
しかし友人のルージンは数学ができた
ルージンの友人のペトロフはチェンバロを弾くことができた

みんなバッハが好きでこころの奥から愛していた。
ぼくは人と関わることが ....
古びたバス停で 
僕を乗せてくれる
優しさを持つバスが来るのを
かれこれ数日は待っている


そろそろ
待ち疲れてしまいそう
もうすぐ
自分の中の最後の糸も
切れてしまいそ ....
FRONT。

笑顔を向けた瞬間、ふと見せたきみの、海
苔の付いている前歯に、堪らなく欲情して
しまい、唇と、唇を触れ合い、前歯に、舌
を這わせていた、きみと、彼女の、息の色
が変わり始め ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
水底の歌レタス2*16/10/30 20:56
覚醒夢ひだかたけし4*16/10/30 19:56
ポートフォリオと冬の日番田 016/10/30 19:32
僕は冬に分かっている。mmnkt016/10/30 19:14
『お菓子をくれなきゃ』葉月 祐4*16/10/30 17:09
美しものの水菜6*16/10/30 15:41
虚しいことをやっている花形新次116/10/30 13:03
青い顔レタス116/10/30 12:37
コーヒー不思議な色の...216/10/30 10:56
枯葉紫陽花冬乃白瀬あおば5*16/10/30 10:16
再発オイタル216/10/30 10:11
アマ市民よ立ち上がれ花形新次016/10/30 9:59
列車向日葵116/10/30 8:16
斜視のくだる翡翠白島真18*16/10/30 7:19
その場所藤鈴呼3*16/10/30 1:55
鼻歌坂本瞳子1*16/10/30 0:49
欠けている葉月 祐4*16/10/30 0:29
秋とゲジゲジまいこプラズ...6*16/10/30 0:22
無職透明イオン016/10/29 23:54
詩飼いびと朧月516/10/29 21:52
死書レタス3+*16/10/29 21:40
一秒で 一瞬で 一グラムで 一ミリでいいからkomase...016/10/29 21:34
夜の声葉月 祐3*16/10/29 21:25
センチメンタルただのみきや6*16/10/29 20:46
ホテル不思議な色の...116/10/29 19:57
金の歯に熟れ柿田中修子5*16/10/29 19:10
シャネルNo.19差羽ナガレ016/10/29 18:27
ゴルドベルク変奏曲fujisa...016/10/29 17:50
バス待ちの青年葉月 祐3*16/10/29 16:58
BACK/FRONT5or61*16/10/29 16:34

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