クレーンの星空にのぼる窓にちりばめられた
いくつかの人影に、僕はいつも奥へ奥へと手を引かれていく
人々の隙間に傷を負った無数のショルダーバッグが
日々を通り抜けて、朝日に焼かれ
サウンドマシン ....
床に触れ
壁に触れ
窓に触れて
ここが夢だとわかる
頬にふれ
肩にかみつき
脚の間に絡まって
夢のここをたしかめる
蓋のない身
同じ回路
風船
祝福と呪いの真ん中
皆、 ....
よく晴れた人ごみの空の下で
不確かだった 繁華街の中で
震えていた 対人恐怖症のような思いで いつも
人の視線の中を私は歩いていた


昔から いつも 出歩くのは不安だった
微笑みが 本 ....
おそらくそこは岩がちでやや閉鎖的な地形をしていて
そこに人物が配置されている
周囲には緑豊かな扇状の低地がひろがりその先には森が形成されていて、遠くに暗青色の山が連なり、冷たい尾根には白い ....
私は小さくなりたい
小さくなったら今よりたくさん
生きる事を楽しめそう
全てのものが大きく見えるのは
なんだか得をした気分になれる
風に吹かれてどこか遠くへ飛ばされたい
きっと気持ちいいの ....
                           160724


カタンカタンカタンカタンカタン、快いリズムの風に乗り
お母さんは西瓜を半月形に切ってから4等分する
電車もご機嫌 ....
両手を水平に広げて
左の足を後方へ
右足と九〇度になるように上げて
そのままの姿勢を保ち
スケーターになった気分で
バランスを保つ

ただそれだけのことなのに
この身体は揺らぐ
自ら ....
朝目が覚めて
いつもないてる
パンをかじって
いつもないてる
なきながら
運転している
なきながら
朝礼している
音楽聴いて
いつもないてる
シャガールを見て
いつもないてる
 ....
ベランダを覆いつくすケヤキの枝に
キジバトの巣がある
朝六時
キジバトの鳴き声で眼が醒める

ジュウイチジニキテクダサイ
ジュウイチジニキテクダサイ

十一時に?
どこへ?

夢 ....
浅い息の淵をたぐって、人混みのほどけた場所へ、同じハッピに同じサンダル、出場の順番を待って、盆踊りの夜は凍える。アルコールの傾斜を滑り、秩序や光が失われる場所へ、根源的な連帯が訪れる瞬間へと、 .... 猫背になって
かなしんでいる間にも
朝顔はぽっかり藍色に咲いていた
ああ
にんげんやめちゃいたいよ
胸に
おそろしいほどすきとおった何かが
じぐざぐ刺さって
なみだがぼろぼろ落ちるけど ....
完璧を求めてキャンバスを黒く塗りつぶす
深い闇に飲み込まれ息もできない

虚ろな瞳を宙に漂わせ怠惰に時をやり過ごし
凍り付いた世界に言葉を探してみても
インスピレーションは機能しない

 ....
        真夏

真夏がきた       とうとうきてしまった
極暑の夏は       きらいだ
梅雨ぞらのほうが    まだましだ

動物園の白くまが    あえいでいる
ペンギ ....
とあるキャバクラの前で
自信満々の呼び込みが
声を張り上げてピーアールしている


客たちは
一度は
振り返るけれど
すぐに
興味を無くしてしまう

(ああ、あの店か)
 ....
崩落した道を見下ろす
堤防に身体を預けて
夏からの束の間の避難訓練


午後の約束は先延ばしになって
それ以外の予定もなくって
戻ることも出来たけれど
久しぶりにコーラが飲 ....
ぼくの想い
大切に 大切に
水をあげて
ようやく花が咲いたんだよ


でも
きみにはもう
見てもらえないんだね
あたしの秘密を教えてあげる

条件が揃うとね
あたしの涙は宝石になるの

ソファの上
スカートの上
畳の上
ベッドのシーツの上

転がった水滴は固まって まるで硝子玉
多分塩の結 ....
古いガラスのように蒼ざめて鳴り響く

 ――あれは なに?


       掌の海から跳ねる両目を失くした魚
           それは
テノヒラ 温かすぎる子供のテノヒラで
   ....
クラッシクが流れるカフェ 香るホットコーヒー
タバコの煙見つめながら もの思いにふける

本を読んだり 瞳を閉じたり 緩やかに過ぎる時間

カフェの空気に溶ける無口なマスター 波うたないカフ ....
お腹が空いた
もう動けない
干からびてしまいそうだ
このまま朽ちてしまいたい

弱音は尽きることがない

天に目を向けると
まあるいお月様が白く輝いている

不意に一筋の涙がこぼれ ....
砂浜の太陽は燃え上がり
空気の密度が上がって
我々を押し潰そうとする

一心不乱に水をかく
不細工に水面を蹴りつける
魂を少しでも前に押し出さなくちゃいけない
例えばスライムのように
自由自在な味わいなど どうだろう

かき混ぜても かき混ぜても
ミキサーには叶わない充実さを兼ね備えた
魅惑の味

きっと ミルキーもびっくりするような 
 ....
夏の砂浜は賑やか
夏の開放感がそうさせる

人工の砂浜は良くない
天然の砂浜が良い
自然の優しさを感じられる

笑顔が絶えないあなた
波の音が創り出す今
幸せしか感じない

賑わ ....
燃える炎を眺めていると
この瞳が燃えてしまうのではないかと
そんなことを想像してしまう

目蓋に感じる炎の熱は
愛惜しく
覚めないで
消えないで
と願う

この目の中に
その炎を ....
私が愛した始まりが消えてゆく
私が愛したおもいでが消えてゆく
私が愛した時間が消えてゆく
私が愛した幸せが消えてゆく
私が愛した不幸が消えてゆく
私が愛した人たちが消えてゆく
私が愛した私 ....
昼間の灼熱を細くたたむカーテン
ひだのすき間から
生々しく、風
湿気をはらんで
消え入るような声で鳴く

こうこう、こうこうと
或いはそれもまた夢だったのかもしれない

窓ガラスに埋 ....
穏やかな気持ちでいたい
人に優しくしたいとさえ
常に思っているのだけど
些細なことにもどうにも
イラッとしてしまったり
いらいらを抑えられずに
燻りが続くこの心の中を
掻き毟りたいほど歯 ....
スーパーマリオカートというレースゲームの最後にはレインボーロードってステージがあって、まっ黒な宇宙空間みたいなところに浮かぶ七色の床の上、マリオたちが走ったりぴょんて跳ねたりするんだけど、ぼくはマリオ .... 自称詩人は
その程度の実力で
詩人を自称するぐらいですから
恥を知りません

日本人は
何よりも
恥をかくことを
嫌う民族ですので
結論から言うと
自称詩人は日本人ではありません
 ....
きらきら
という絵本を
君に読み聞かせるのだけど
結晶の写真がきれいで
君のお気に入り
ひとつ 指さして
パパ! と言う
ママ! ととなりの結晶を指さす
次々に 結晶が
 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
夏を塗れ天才詩人216/7/25 1:27
風船はるな116/7/25 0:46
池袋の中の喧騒番田 116/7/25 0:11
ランドスケープDFW 4*16/7/24 23:32
小さな夢リィ0*16/7/24 19:46
西瓜あおば4*16/7/24 18:32
不平と不満坂本瞳子016/7/24 17:01
ないてるやまうちあつ...2*16/7/24 13:25
七月の忘れ物たま16*16/7/24 13:08
表裏葉leaf316/7/24 10:35
にんげんの色田中修子4*16/7/24 10:19
スランプ星丘涙0*16/7/24 9:59
夏のさかりにst0*16/7/24 7:31
それでも店には違いない(誰にでも書ける詩)ホロウ・シカ...016/7/24 1:25
あの日の夏の蒸発2*16/7/24 1:13
花が咲いたよHonest...016/7/24 0:57
月が綺麗な夜は泣かさないで愛心116/7/23 23:11
絶望の希望はただ乾いたピストルの音ただのみきや7*16/7/23 23:10
カフェリズム星丘涙2*16/7/23 16:05
寝床にて坂本瞳子1*16/7/23 14:32
海辺藤山 誠116/7/23 13:24
カクテルドレス藤鈴呼1*16/7/23 9:18
賑わう砂浜夏川ゆう016/7/23 5:28
巡りて坂本瞳子1*16/7/23 1:04
返してリィ016/7/23 0:14
不眠症つどい116/7/22 22:27
お願ひだから坂本瞳子0*16/7/22 19:58
重い身さわ田マヨネ4*16/7/22 19:38
恥ずかしい自称詩人達花形新次0*16/7/22 16:31
ちいさな詩人かんな8*16/7/22 13:22

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