湯上がりに
バスタオルを上下させ
チンコをチラチラ見せる
パフォーマンスを
死ぬほど喜ぶ貴女
放射能と違って
目に見えるけれど
それでもかなり危険な液体を
最近はとんと噴射すること ....
赤信号 無視して渡る 少女たち ほっぺた赤く 染まっていたな
幼稚園児並みの絵が微笑ましい。
おばあちゃんがおとなの塗り絵を塗っているのが微笑ましい。
僕は僕の色が微笑ましい。この詩が黒色なのが微笑ましい。
色々な色したたくさんの虹が空に架かる。
太陽を連れて来い
燃え盛る太陽を呼んで来い
俺のこの満身創痍の体を焼き尽くせ
▼
ミンミン蝉の死骸が歩道に落ちていた
アブラ蝉のそれは頻繁に見掛けるが
ミンミン蝉は初 ....
倹しき彼らの日々に罪はない
彼らは神へ祈り、
石釜で焼いた硬いパンを
よく砥いだナイフと太い指で割き
赤いワインを飲み、
仔羊の肉を食べて笑う
一日中、楽しく歌をうたい
好きな人と抱 ....
言葉をのせた彼女の声とか
言葉にならない彼の声とか
全部まだ誰かの耳をすり抜けて
誰かの真ん中まで届く予定のある
そこは人間の、あたたかい、血なまぐさい
飛び交う声はほぼそこへおさま ....
糸杉の並んだ道
夏のただ中だった
一歩歩くごとに
汗は蒸発していき
肌に残されたものは
べとつくだけの塩辛さだった
暑さのあまり
蝉の声さえ途絶えた
世界には
わたしとあなたしか ....
自販機で水を買う
百円の小ぶりのペットボトル
冷房の効いた車輌を待ちながら
冷たい水を飲む
汗が額から頬へ伝い
顎で雫となって
滴る
あたたかい風が吹き抜ける
ホームの日陰で
私は息 ....
君の翼が飛べるだけでも
私より(ずっと)分がいいね
気持ちがみえるわけもないのにごめんね
もしかして鷹を羨んでいたりする?
そしたらすこしだけは似ているのだけど
そしたらすこしだけは安心もで ....
空いた穴を塞ぎたいって
ドーナツを目に当てた
この穴が塞げるのなら
きっと私の体も治るのだ
数値の異常を告げる紙を
飛行機にして飛ばした
あっという間に墜落して
車に轢かれて
赤い ....
ぼくが映画監督になったら
体操や陸上に関わる物語のシナリオを書こう
映画における詩的文法はヒッチコックや
トリュフォーから引用する
死や絶望感 そして焦りを台詞にのせる
....
女が頭の中で「会いたい」と思った時に会いに行くのが男の役目だそうです。
「会いたい」という言葉を女が言うとわがままになるから言わせちゃいけないんだそうです。
女の束縛は二人の愛を深める為で、男の束 ....
もし猫と鳥が
人生からいなくなったら
どうやって詩を書こう
月がくだけて
湖に溶けてしまったら
どうやって恋をつづけよう
この夜が明けずに
空があかく焼けないなら
どうやっ ....
土建屋の次男が放つ
ピストル四連発は
栄光への架け橋だ!
土建屋は45歳だそうだが
次男がつくと
何か変だなと感じる
45歳次男・・・
確かに俺も48歳次男ではあるが
この歳で ....
生まれてから死ぬまでに
どれほどの命を奪って
生きてゆくんだろう?
特に意味も理由もなく生きて
なにもせず命を喰らうだけ
そして適当に死ぬんだ
もし僕が死んだら
僕一人の為に死んでいった ....
夜を跨ぎながら
深く 吐き切れない程に
わたしは息を吸いこんだ
昔の自分の欠片が
至るところに残っている
当時はそれにすら
気付く事も無かった
気付かないふりを 見ないふりを
重ねに重 ....
すこしだけ雨が降ったあとの
しずかな午さがり
横たわる身体を
ゆるい風が吹いてゆく
窓の遠くに
白くうすい月
……
目を閉じると
わたしは岸辺になる
....
夏の終わり
などと書き出して
景色を眺めまわし
残りの年月を数え切れたかのように
何もせず
何も求めず
人に倦み
風の仕草を見つめては
瞑り
欹て
ぼんやりとまた開き
終わる夏 ....
深く蒼い秋空に
一筋、また一筋と
白い傷跡が
泡立ちながら引かれていく
暗い海溝にも似た
幾壽にも奥まる天蓋の懐
ある晴れた日、小高い丘に寝転がり
青草のにおいを味わ ....
何を求めていたのか
何を探していたのか
見えない
自分自身も見えない
詩に何かを求めたことが
間違いだったんじゃないか
そういう風にも考えた
詩を好きだったから
見えな ....
地図を眺めても
地球儀を回しても
西方のかなたにそんな国はない
少しは知っている
今そこにどんな国があって
違う幸せを望んでいること
少しはわかっている判っている
それでも
風がふ ....
ロックンロールを
丁寧に
パンクシーンを
敬虔に
空なるソウルに
爆発を
沈むリズムに
上昇を
あえてピンチに
挑まない
きたるチャンスに
奢らない
ダンス ....
爪を噛むたびに
不揃いになる心臓
ボタンがいくつかついた機械
すぐに壊れて点滅する
アシタハオマエサ
苦しい毎日をつくる
苦しい気持ちを感じる
自分がいるからきっと
息をするか ....
火をつけたぶんより
多く吸い殻の貯まる灰皿を
囲んで回る一匹の犬
口の端に泡をためて
ロットリングで指を汚してる
君に魔法を一つあげよう
ロマンスのない世界の
甘い匂いのする
....
Fire, たとえ消えてしまうとしても
白くまぶしい光の妖精たちが君のまわりを飛び交い
私はまだ虹色の君を信じようとしている
覗く者たちが透明な笑みに魅了されて、
やがて心奪われ鮮やかな多面 ....
朝の朝から書き物をするなどとは贅沢の極み
「小説を書いてみようと思う」
詩人がふいにそう言った。
小説家は嬉しそうに「詩じゃなくて?」と言い
詩人「詩は誰だって書けるからね」
小説家「小説も誰だって書けるよ」
名無しさん「なんで誰だ ....
もうすぐ息が荒くなるのを感じて
早足にならないように
気持ちを高ぶらせないように
抑えて
抑えて
前を見つめて
ゆっくりと
進む
鼻の穴が膨らまないように
肩が上がらないように
....
160830
大風で住宅の屋根が剥がれたり
100年に一度の豪雨に流れる橋
北海道には無いはずの物が出現したり
これも、シン・ゴジラ現象だと
水木しげる発明のブリ ....
誰かにはなんて事の無い一日
なんなら 台風が来た
そんな慌ただしい一日
自分にとっての特別な一日は
今までで一番落ち着きが無くて
一番 特別な日になった
おめでとうと言われる
....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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