まばらに降ってくる秒針に刺さりながら
死んでいくということをわかりそうになる
溶けた絵具の優しさよ、
錆びたレールの優しさよ、
朝、ななめに射す光のなかで
じくじくと枯れていく草たち ....
 窓から覗いた二つの目が遠く潤んでいる。
 心は情景に溶け込み白茶けた街はとても静かだ。
 まるで初めて見るかのようなその街の光景はどこか異国の匂いがする。
 灰皿の上では吸いさしの煙草が紫 ....
古くなった地区は取り壊されて
再開発が急ピッチで進む

その繰り返し
老朽化が進めば
やがて崩れてしまう

街が様変わりすれば
どんな店があったかわからなくなる

お洒落な街に変わ ....
濃くなる空
廃道には沖からの風
タイヤのない廃車
不可能な旅
消え去った日々
揺れるブイ
昔みた黄色いアドバルーン
多分、二足歩行するまえの記憶
今朝の愛についての討議
鮫と鯨みたい ....
ある日一人の自称詩人が死んだ
すると4人の自称詩人が連絡を絶った
恐らく4人は二度と帰って来ない
その結果、クソつまらない自称詩が
4作以上投稿されなくなった
なんて清々しいんだ
この勢い ....
冴えない中年のおっさんが
原稿用紙を片手に
ステージに上がって来て
意気揚々と春日八郎でも
歌うのかと思って聞いていたら
ド素人丸出しで
クソつまらない自作の自称詩を
読み出したので
 ....
自然のなかで生まれる音色、揺れる景色に詩のはじまりをみる
動物たちの会話は詩の形をしていて、
詩人が居なくたって、世界には無数の詩が飛び交っていることに気付いた
陽の光を浴び、風に揺れる世界 ....
少女は米国国旗柄のカイトを揚げて
LAの隣町の小学校の凧揚げ大会で優勝した
どうでもいい顔をして校長先生からみんなの前で表彰される
もうはずかしくて居たたまれず消えてしまいたかった

学校が ....
      ――その右手の残酷は、あの左手の歓びである。


  ロマンティックな挽き肉



きみは、いま静かに床について居て
もうすぐ死んでしまうのだと、してみよう。でも、悪く思わ ....
やさしさは
限りなく汚れた
命の流れの中枢で
まっすぐ彼方へと向かう
限りなく清潔な
祈りのまばゆいかたち

やさしさは
常に虐殺されている
それでも残り続ける
命を超えたもの
 ....
とてもかなしい事件があって
きいているだけで涙がでた

小さい赤ちゃんが両親に
ウサギの檻にとじこめられ
弱って
死んだ

ニュースに耳をふさぐわたしにきみが
これから大切なのはこと ....
エスカリエの沈黙・試論


、林檎を齧りながら
 本を読んで いました。

そして、静かに、

 手を伸ばせば取れるほど
 真近かに
 林檎は
 赤く光って いました。

今 ....
ユーザー一覧に
ずらっと並んでいる
クソみたいなハンドルネームを
プチッと押すと
押された奴は
24時間以内に
無惨な姿で死ぬみたいな

そんなスマホを与えられたら
朝から晩まで
 ....
なめらかに、交差されていく いちじょとすじ
傘に入るのは、いつだってひとりきり 






救われたいのは甘えたいのは、他にも居たのにね ごめんなさいね 遠慮してたのね あなた 遠 ....
からっぽの毎日
からっぽの心


からっぽの未来
遠くの山頭 雪かぶり
溶ける気配の 無いうちは
家路の途中の その道も
一人歩きを 楽しんで

結露の窓辺に 気付かずに
雪の光に 照らされて
数多の本を 読み捨てて
溢れる知識は 何 ....
キタ

お前なんて待ってない

昇ってくるな



ブワ ぶわ。 プク

ぶわ コポ

ゴポポ

ゴぉ ....
さやかな水の流れを
逆にたどっていきます
かがやくあしたが呼ぶから なのに
なぜ逆に、とすこし不思議だったりします

どこまでも歩いていくうちに
真っ白かった靴が
うっすらと
やがて
 ....
こころの中に
たくさんのものを隠して

おとな、というものになる

たくさんの名前に埋もれて擦り切れながら

わたしは柔らかく小さい手だったことを思い出す


つみ木とスプーン
 ....
朝が死んでしまった日の夜
私は涙を流しながら台所で玉ねぎをむいていた

どうしてこんなことになってしまったのか
ただ真面目に生きてきただけなのに
どうしてこんな目にあわなければいけないのか
 ....
先細りを予告する山道へ分け入る
このまま進むと人生すら終わるかもしれぬというのに
愛車のアクセルは
足がペダルから離れるのを許さなかった

だから言っただろう
変わらないって

助手席 ....
いろいろに疲れて胸の穴がふさがりそう
だからページをめくります
詩がほしい

少しだけゆっくりと字を追って
あまりすきではないスタイルもかじる

頬がゆるんだら
心の穴も柔らかくなった ....
平和にしても
環境にしても
気候にしても
伝染病にしても
資源にしても
食糧にしても
一国だけでは解決できない中で
トランプ大統領は
国と国の間に壁を築こうとしている
世界は「南北」 ....
小川のほとり
その食堂は静かにたたずんでいた

サバの塩焼き
ニンジンとごぼうの天ぷら
だし巻き卵
ハムエッグ
ギンダラの照り焼き
とんかつ
アジフライ
メンチカツ
野菜炒め
 ....
脆弱な精神は
ただひたすらに
堕ちてゆく

硝子瓶の中
飛び出す気もなく
舞い続ける
澱のように

両の腕を翼の如くに拡げ
力なく曲げられた膝は
まるで駆け出すかのような
姿勢 ....
カラオケに行くと
何歌おうか迷う
昔のものから
最新のものまで
歌おうと思えば何でも歌える
みんなが知っていて
ノリがいい歌がウケるのも
知っている
しかし、そんな歌は歌いたくないので ....
ビルの谷間から充血した月が昇る

繁華街のノイズは クラクションと欲望と金と罠

生まれたての女はマドンナを名乗り

男たちを虜にして魂を射抜く

作られた世界の路地裏は 闇のルートの ....
防波堤に打ち付ける、波
全てをさらっていく
泡沫が少し
澱みに残るだけ

日がやけに低い昼下がり
人の姿もなく
旅の友は、おねだり上手なカモメ
行先不明の私は
いつだって
迷ってい ....
日が落ちたら
眠るでしょう
日が昇れば
起きるでしょう
また、日が落ちたら
眠るでしょう
日が昇れば
起きるでしょう
そうやっている間に
六十五年が過ぎた
歳月は人を待たず
不審メールが
初めて届いた!
グーグルから
「アカウント」に注意しようみたいな
メッセージも届いた
「アカウント」ってなんだなあ?
俺は横文字と女には弱い
アカウントというぐらいだから
 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
優しさはるな217/1/28 7:31
再生の日ヒヤシンス7*17/1/28 5:36
変わる街夏川ゆう017/1/28 5:26
仮装して岸辺に末下りょう4*17/1/28 1:28
今年の目標花形新次317/1/28 0:34
背広のおっさんが朗読する017/1/28 0:21
詩のはじまり水宮うみ3*17/1/28 0:06
スプーン anemoneもっぷ217/1/27 23:24
《ロマンティックな挽き肉》[group]ハァモニィベ...2*17/1/27 21:48
やさしさ葉leaf117/1/27 11:32
ウサギの檻から抜けて田中修子2*17/1/27 10:51
エスカリエの沈黙・試論[group]ハァモニィベ...4*17/1/27 8:39
デススマホ花形新次017/1/27 8:29
メモ水菜117/1/27 5:08
平成29年1月27日(金)みじんこ117/1/27 4:42
寒道行進藤山 誠017/1/27 3:52
夜に太陽は何してる??。幽霊017/1/26 23:38
シャンデリアもっぷ117/1/26 22:47
キルトゼロハチ1*17/1/26 22:43
朝が死んだwakaba1*17/1/26 22:35
末松 努217/1/26 22:16
すきですし朧月317/1/26 21:53
反グローバル化zenyam...017/1/26 21:19
桜水食堂レタス217/1/26 21:10
閉じ込められた夢の中で坂本瞳子1*17/1/26 20:40
選曲花形新次017/1/26 20:20
繁華街のノイズ星丘涙2*17/1/26 17:46
早春の詩集小林螢太15*17/1/26 17:37
歳月zenyam...017/1/26 15:36
不審メール117/1/26 15:30

Home 戻る 最新へ 次へ
1308 1309 1310 1311 1312 1313 1314 1315 1316 1317 1318 1319 1320 1321 1322 1323 1324 1325 1326 1327 1328 1329 1330 1331 1332 1333 1334 1335 1336 1337 1338 1339 1340 1341 1342 1343 1344 1345 1346 1347 1348 

【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
3.92sec.