金色は広がってさわさわと揺れていた

黄金を探してかがむ君の葉だらけな頭
その黄色を見もしない

草飾りは名残をちっとも残さず
かなしく舞い落ちて行く
飾り立てられた頭を振り
滑りのい ....
錆びた鍵をずっと持っていたけど
しょうがなさに心満たされて
それを海に投げ捨てた
宝箱、永遠に開けないこととした

空の目を通せば全ては空
思いは美しいが
纏わりつく感情を切り離したら
 ....
僕は
ときどき不思議な感覚に
とらわれるときがある
今この瞬間にも
僕以外の多くの人間が
いろいろな国でいろいろな地域で
いろいろな思いを持って
生きているということが
とても不思議に ....
夜が明ける

東の空を赤らめて

陽が昇る

誰も知らない一日が始まる

泣いたり 笑ったり 妬んだり 

喜んだり 怒ったり 微笑んだり

生きる 生活を営む

始まりの ....
私は悪い人間だ

悪党ではないが悪い人間だ

鼻つまみ者で

嫌われ者だ

悲しいが事実なのであろう・・・

生き辛い・・・
どれだけ頑張って言葉にしても、伝えきれない思いがある。
声にすると伝わる。涙にすると伝わる。笑うと伝わる。身体を使うと伝わる。

けれど、文字だけで伝わる思いもある。言葉で伝わる思いもある。
 ....
箱の中身は空っぽ
箱のなかに無数の丸い無が入っている
。。。。。。。。という無が箱のなかにいる
あなたはどんな無を見たいですか?
箱のなかに居続けられなかった少年は、箱を手に持って、無をそらに ....
一昨日
自称詩人は酒に飲まれて
手当たり次第絡んだ結果
総合格闘技の選手に
肘関節を逆に曲げられ
見事に脱臼した

昨日
自称詩人は人に飲まれて
仲木戸駅前の自称詩朗読会で
緊張し ....
宇宙と名の付く授業は

この毎日に風穴を開けてくれる気がしたから

最後列で トランプする彼らの惑星から飛び出して

非常口にいちばん遠い席についたのに

先生、はじめから
 ....
  カーテンは 夜、
  ゴムに似た苦笑に変わって
  弧状の痺れに変わって……私たち、
  ポットから熱いお茶を注いで飲んだ
  点けていたテレビと電灯を消し
  歓びのような虚し ....
  歌をたたむ。{ルビ耳輪=じりん}がひとつ、
  骨いろの水面をもがいて、
  ひしゃげた三日月になりそうな夜
  まだ多すぎた言葉を忙しく折りたたむ
  明日の晩 静けさのおもてに ....
二日前

胃の違和感がして
嫁に病院まで送ってもらい
検査をして
盲腸といわれ
緊急入院をした
あまりの急な展開は
まるで父さんのようだなと
思い返して携帯を眺めた
ただの風邪 ....
幼き子を抱き上げる家族
砂浜に残された砂の山
流されて
海岸に忘れた玩具の車が
寄せては返す

クラクションが鳴り
波の音だけになる頃

ふと
あなたを思い出す

愛することが ....
夜は気が狂っていて

何もかもが支離滅裂になる

だけど

昼はもっと狂っていて

私は平静を装う    
あなたが
幸せなら
私も
幸せよ
思い出すまなざしがいくつかある
登山家が山頂をめざすように

俺もどこかへ向かわないといけない
それは恋文でしたか
長く綴られた美しい文字でも
過去形になると
住所も名前も内容も
要らなくなってしまうのですね

中古屋で買ったシュレッダーに
「アパート」という文字を半分消されて
 ....
焼きそばが食べたい

マルちゃんの焼きそばがいい

キャベツをザクザクきざむ

ピーマン モヤシ ニンジン 豚肉を投入する

慣れない手つきで炒める

ジュージュー炒める

お ....
年老いた母が
彼女の城だった台所で
記憶を失くしかけている

朝方
何気なく寝返りした布団の中で
夫婦は手をつなぐ

どちらも何も言わないけれど
悲しい時間を耐えているのだ
あたりが金色になって
まだ日が沈む前

ベランダから街を見下ろすと
視界が黄色くはじけて
色褪せた古い写真みたいに見える

どんなに時代が移り変わっても
この色だけは変わらないから
 ....
街なかで魚を見かけた
夕暮れの人混みをスイスイとすり抜けて
駅の方角に泳いでいった
海中でもないのに魚が生息しているなんて
奇妙なことだと思ったけれど
通行人は気に留める様子もない
私がこ ....
雨が降ったあとの空は真っ白で、何事も起きていないかのようだった しなくちゃいけないことを
「ぼんやりと思う」の引き出しにしまってく
そして冷蔵庫から夢を取り出して有難くいただく 美味い。
これだから夢はやめられない、と遠くをみながら

眠り羊のラムネをさ ....
どうしたい?
どうされたい?

こども言葉の
たいたいは
私の街では
さかなの意味で

愛したい?
逃げ出したい?

私は
小さな水槽で
いつでも
空を見上げてる

貴 ....
愛と死の狭間に狂い果て
星を訪ね月に導かれ
夜の街々を流浪する男

 Moon Row Wallker

樹々を揺らす風に知らされる
はらりと落ちた葉に知らされる
足跡に撥ねる砂に知ら ....
街を白く染めるのは楽しいか

神に会ったら聞いて見たいが

口を開く前に殴り倒すから

答えは分からないままだろう

また故郷に雪が舞い狂い

この躯はもう崩れ動かない

救わ ....
降り積もった枯れ葉が
雨に打たれる
踏み付けられて
泥に塗れて
こんな汚れた姿を
見たかったんじゃない

頬を流れる涙は
雨に打たせて誤魔化す
寒さで凍えるように
震えて見せて
 ....
  丸い部屋に緑色の女が立っている
  四角い部屋には紫の女が座っている
  どちらの口の中にもセメント状の闇が
  うんざりするほどぎっしり詰まっている
  まるで 言葉の代わりだと ....
  対岸の河辺で
  鈍色に翳った立体に{ルビ燈=あかり}が実る
  ふるくからの草木が影をつかまえ
  水面へうつくしい銀の光を{ルビ濯=そそ}いでいる


  玉模様の白さら  ....
料理をつくる
今日の分をつくって
昨日の分を捨てる

だれかと食べる
ひとりで食べる

料理をつくる
今日の分をつくるが
明日の分はつくらない

今日のためにつくる
わたしの今 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
すすき野這 いずる116/11/23 8:56
錆と潮016/11/23 8:34
不思議な感覚zenyam...1*16/11/23 7:39
陽が昇る(生きる)星丘涙6*16/11/23 5:31
悪い人間2*16/11/23 3:50
伝えたいこと水宮うみ1*16/11/23 0:18
1*16/11/22 23:56
自称詩人が津波に飲まれる花形新次116/11/22 23:45
宇宙物質エネルギーもり3*16/11/22 23:43
カーテン草野春心316/11/22 23:22
耳輪4*16/11/22 23:17
入院5or61*16/11/22 22:55
御前崎4*16/11/22 22:34
ガト5*16/11/22 21:35
まなざしzenyam...016/11/22 21:31
リタイア生活116/11/22 21:23
シュレッダー為平 澪1016/11/22 18:41
マルちゃんの焼きそば星丘涙1+*16/11/22 18:22
沈黙ガト3*16/11/22 18:15
Chevrolet5*16/11/22 17:51
やまうちあつ...6*16/11/22 13:25
真っ白水宮うみ1*16/11/22 8:54
今夜もっぷ416/11/22 7:24
たいたいuminek...3*16/11/22 1:13
Moon Row Wallker 異聞アタマナクス016/11/22 0:17
無限ノ白夜ヘ差羽ナガレ016/11/21 23:55
雨の中坂本瞳子3*16/11/21 23:34
女について草野春心416/11/21 23:02
夜の光116/11/21 22:55
朧月316/11/21 22:19

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