ささいな出来事に圧倒されてしまった。ほんの無垢な魂から悪がほとばしり出てくる時、悪って何なの?って……。その戦慄。許されるなら、そのさざめく怖さの中で……わたしは一生を生きたい。不定形なその後のこと、 .... ここ半年で二人の女性に片想いをした
妙なことに二人とも腰に複雑なボルトが埋め込まれ
夜のお付き合いは出来ないと言う
ぼくも薬の副作用で役に立たないでいる
精々がハグをしてキスをすることしか出来 ....
実家の垣根は汚れていた。
その汚れに入ってきて欲しくて寄り添っていた
あちこちで接木でもしているのか
いろいろな低木が混ざった垣根で
花も二、三種類咲く
そういうのは滅多にない

いっ ....
 

愛ってなんだろうなんて
だれもが顔をそむける問いは
むろん、忘れるべきだな

世の中に美しいものがあるならそれは
ぜったいの愛ではなく
煌めきの

だから
光が踊って ....
脊椎管狭窄症となった母
腰から足先までの痛みを訴え
起き上がることも座ることもままならず
歩けば足を引きずっては立ち止まり
痛み止めを強いものに変えてもさほど効果なく
右足にきつく巻きつけら ....
春の夜はね、
「公達に狐化けたり宵の春」って句を思い出すけど、
思い出すだけ、 
ここに狐はいない、
いても狸なんだよね、
それにきっと公達に化けるような、
そんな気の利いたモノノケはこな ....
夜と夜を繋いでも
それは歪みひとつない音
ただの空気の振動
それと同じ
明日を遠ざけるための歩行
今だけは君の背後に迫る危険を
取り除いてやることができない
世界のほとんどが海だなんて
 ....
原野を切り拓き
見知らぬ動物を知る
そこに危険極まりないウイルスが
潜んでいることすら知らずに

人々は家畜を大量に飼い
化石燃料を大量に掘り起こしては使う
透き通る空気はやがて
二酸 ....
表現することに貪欲な幼女はいつしか誰にもわからない
自分だけの表現を見つけるようになった

こころの底や隅っこに引っかかった蟠りを吐き出そうと
黄色いクレヨンで半月の顔した人物を描くも誰の目に ....
夕闇と夜を愛して
太陽を
忘れてしまったの。

明るく眩しい世界では
光の霊が踊ってて
私の不器用な手足は軽やかではなく
無様に翔んで転んでは無邪気に笑った。
風の精は疾く優しく通り過 ....
部屋の灯り消し
ぽつねんと 

響くもの 聴いて居る

此処からすっと
出ていきながら

美しい沈黙 重ね合い 

ふっと
寄り添うもの
現れ消えて
また現れ

響き輝く ....
……がっしゃあん、と、すごい音を立てて(これは言い過ぎね)、大きな音を立てて、床に食器をぶちまけてしまった女性患者に、──ララ、ら──キツネのような目で、「今、電話して、下から持ってきてもらうから」、 .... 待ち時間にファミレスで
注文のランチはすぐに平らげて手持ちぶさた
大型案件がすぐ目の前
いつ呼び出されてもいいように
張り込み刑事さながら待機
スマホの充電が減っていく
ドリンクバーで何度 ....
辛いね
なんてもよそれを
あんま分からんくするやつ
若い人は何考えてるか分からないという
似たりよったりのじいさん

では
性欲なんでしかないなら
どうなのかね
僕らは、コーラの液体 ....
そこに居ないなら構わない
明日の俺を拝めないけど
寒いとか柔らかいとか思う方が良い
脳は明白に喜んでる
ゴミ箱はいますぐ撤去する
見えない触れないその類の諦めは認めない
海千山千あの人の背 ....
東の果ての国は敗れて
荒れ果てた荒野に
子供たちの歌が響いた
籠目、籠目
夜明けの晩に
鶴と亀が滑った
剣の山の麓が崩れて
契約の箱が表れると
そこから
金の光の柱が屹立する
 ....
自由詩のお墓参り(10年ぶりの)、
黄色い花を想像しながら。
そこに何を見ましたか?
水仙、菜花、ミモザたち。
爪にもピアスをした、
耳にも、めにも、内側にも。
だから自由詩にも穴をあ ....
ミモザの木は枯れてしまい、可憐な黄色の花はもう記憶のなかだけの花になった
枯れた原因は、ミモザの木に肥料を与えたせいだったようだ
あとでわかったのだが、ミモザにとっては不必要なものだったらしかった ....
きみはどこでおりるの
ないしょだよ
そっか

ほしへかかる鉄道

どれくらい経ったかい
あれからどれくらいたっただろうね
君が降りてから何年経ったかい
ぼくがおりてからなんねんたった ....
ようやくとかが
女ぶるから
それが
何か俺な気がするのが
もしかしたらほんとうで
でも確かな答えではないから
迷ってるんだが
別にあれを
俺の中の何かとして
別にそれでも
問題ない ....
 

風さらさ
光ゆらめく四分音符
なぜ耳を刺す悲報に泣けない?




おいでよ

ずっと輝く世界に
瞳をキラキラ光らせて
初めてこの街に来たあのころみたいに

お ....
イチゴの上でタルトを踊る。

え? いま何て言ったの?

ゴディバのチョコレートを注文したわ。

ああなんて嫌な中流気取り。

アンダークラスっていう言葉すら古くなって、

いいよ ....
何がいけなかったか
当時はまだ
さほど明らかではなかったかもしれない
しかし今となれば明白で
圧迫面接、パワハラ、セクハラ

一度も不当に傷つくことなく
健やかに育ったならばと読んだ
 ....
血縁を蔑ろにした今までの付き合いゆえに
幾分かの血の遠さの病人に見舞うことはなかれども
さすがは実父の大病で、医者曰く命にトドメさすほどはないと聞いても
万が一はあるもので、伝えねばならない言動 ....
久々に琥珀の水を10杯飲み干した
泥の船を造り
沈没する夜が深まった
曇った夜空に一番星は見えない
カッチーニのアヴェマリアをカウンテナーで歌い
凝り固まった背中をほぐす
悲しい母は何処に ....
大量の睡眠導入剤を
大量のアルコールで流し込むと
意識が混濁し
外界と内面の境界が
曖昧になって
ドロドロと溶け出し
もはや俺は俺ではなく
奴は奴ではない
何も恐れるものはない

 ....
幼いころ
あした学校が爆発しないかなと思いながら
すべてやり過ごそうとして
石のふりをしていた
すこしのぬくもりもない
割れたばかり
そんな印象の石だ

大人になって
壊れた学校を目 ....
 軒下で蟻たちが黒い列を作り蠢いている
そこへ一匹の蟻が逆走して他の蟻を押し退けながら強引に進もうとしていた
蟻同士はぶつかり合いながらなんとか狭い隙間を縫って歩んでゆく

(去年までの私もこ ....
詩人たちは皆何がなんでも
会を存続させる意思に溢れていた
 総会は紛糾して最後まで意見は纏まらない
そんな母の思惑は外れ
詩人としての居場所を守りたい
そんな活気に溢れていた

詩で集い ....
伝えたいもの
それは人の涙
ではない
伝えたいもの
それはひとがひとであること

毎朝目が覚めればそこに
気を許せる家族がいて
友人がいて
職場の仲間がいて
ごく平穏な毎日を送る幸 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
その後のこと大町綾音2*25/4/9 6:03
片恋レタス7*25/4/9 2:06
イネふるる6*25/4/9 0:08
『純』秋葉竹425/4/8 21:43
介護栗栖真理亜3*25/4/8 21:22
怖い話を聞かせてほしい佐々宝砂5*25/4/8 21:20
地球儀の嘘饂飩(うどん...325/4/8 21:12
つくりだすもの栗栖真理亜2*25/4/8 20:42
表現2*25/4/8 20:36
帰還リつ4*25/4/8 20:05
外にひだかたけし625/4/8 19:54
食堂にて大町綾音3*25/4/8 19:06
ある日の俺様8*25/4/8 18:55
ぶりっこ陽向(2躯-...525/4/8 16:11
体育館とビオトープ饂飩(うどん...425/4/8 15:32
「2025」ジム・プリマ...6*25/4/8 14:01
じゆうしのお墓参り2はるな7*25/4/8 13:25
花のあとさきそらの珊瑚11*25/4/8 13:00
wc13*25/4/8 12:25
にぎりつまり陽向(2躯-...425/4/8 11:26
悲報秋葉竹425/4/8 7:43
じゃあね大町綾音425/4/8 6:28
アベンジャーズりゅうさん325/4/8 5:47
悪魔のあいうえお菊花紫煙325/4/8 0:47
メーテルへの想いレタス4*25/4/8 0:26
憤怒の塊花形新次225/4/7 22:28
やわらかい石凍湖(とおこ...5*25/4/7 22:09
栗栖真理亜2*25/4/7 21:01
詩人の意気4*25/4/7 19:43
活きる、動く。1*25/4/7 19:35

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 

【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
0.49sec.