いい女は
気をつけた方がいい
くだらない男に
惚れたりするから
いい男は
気をつけた方がいい
悪い女に
つかまりやすいから
十二月にちいさな春の贈り物
空は高く青く澄んで
一切の白色の翳りすらなく
風はこんなにも心地よく
海をみたかった
そのようなものを
浜辺を駆け回りたかった
遮るもののない自由を
....
人を殺したことがある
あれは12年前
大船駅の駅構内通路だった
俺が横須賀線下りホームの
エスカレーターに乗ろうと
左斜めに進路を変えたところ
後ろからもうスピードで
歩いてきた中年 ....
コーヒーに混じるミルク
コーヒーに混じるお砂糖
感情の共有する相手の不在
コーヒーに混じるミルク
コーヒーに混じるお砂糖
弱者と強者
優しい人と私の求めている愛を知っている人は違う
私の ....
花と声 空気が奮えてひらく花 花の真ん中からまるでほどかれるようにゆるくゆるみ、たゆみながら、柔らかく、ほころぶ ちゅうしんに堕ちる 水滴のうるみ 太陽がまばゆくとける、髪のうるみにそってながれる、指 ....
たましいの背中に
ひとつ
ふたつ
しみがある
ちきゅうが
完全なる球体では
ないように
たいように
黒点が
あるように
つきに
海が
あるように
くるまの
ハンドルには ....
どうあがいたとしても人は
ひろいひろい一枚の紙きれ
に包まれたような呼吸しか
できないんだろうむねのう
ちのざわめきもとおくから
みればなんてことない誤差
に過ぎずきみはきみ自身の
こと ....
こどもであるという無力に圧倒されていた日の秋に
よく仰いだ心ひろやかな樹樹があった
これが のちの涯の具現かと 一つの邂逅
その木立の黄葉のかがやきは確かに詩だった
うつくしく 深刻に明るく寡 ....
ジョージ・マイケルが死んだ
もう、彼を見て
どっちもファーストネームじゃんかよ
などと突っ込むこともないだろう
いやいや、そんなことを言いたいのではない
ジョージ・マイケルを見ると
何 ....
わたしはね 西脇さん
珈琲で軽く出来上がって いつしか眠りに落ちていた
目覚めて 窓を開ける と
風が 西脇の一日遅れのこたえを持って
冬の すみれいろになって間もない空には白い雲
まぎれも ....
奇麗な言葉が見つかりません
並べ立てて綴れません
私は内容のない人間なのでしょうか
私は生きて来たのです
ここまで歩んで来たのです
言葉で表現しようとすると
拙い言葉が浮かぶばかりです
....
次の日の青あざもきっと可愛い
レンタルのスケート靴は湿っているけれど
夜景の中の白いアイスリンクで
恋人たちが不慣れに踊る
ろくに整備もされていない足元
にんげんの群れも氷像のよう
....
お味噌汁に目玉焼き🍳佃煮にちょっと失敗した皮のきんぴら(*´∀`*)
今日のお目覚め朝ごはん!
家族はまだおねむです。(*´∀`*)
朝、6時の朝ごはん!
はぁいできましたよ
起こしに行きま ....
俺は欲望のかたまり
飢えや寒さで苦しんでいる難民が
大勢いるというのに
十億円当たって贅沢したい!と
本気で思っている
寝たきりの人も
病院には大勢いるというのに
もっともっと健康が ....
めくるめく
くるめまくめく
ころてんのますがたは
かえるいえをもたず
まいしくるの
くるめんのうえを
はいしんけるてる
みもすがらしながら
はいてんする
だんだん
めっしんめしんし ....
色んな人が生まれてくる
とても元気に泣いて
とてもやさしい笑顔で
同じ人間として同じ社会を生きる
社会はそれにこたえられるのか
受け入れることができるのだろうか
どんな境遇でも、みんな ....
ディスト-ションを0にすると
暴れ出すヤマハJ-25アンプ
アシッドジャズしか知らない
娼婦とささやかな恋をしていた
ディ-ラ-からぎったばかりの
ギャランGTOを乗り回 ....
踏草する
踏草する
迷いのなかを
踏みつける 踏みつける
それは、私の自我であったり、
それは時に、私の誇りだったり、
それは時に、私のちいさな優しさだったりする
踏草す ....
にゃん。V(=^ ・ω・^=)v
猫は思った。
幸せは、しっぽふるふるという言葉に隠されていると!
猫は気づいた。
この愛らしいしあわせのしっぽのなんとかわいらしいことだと!
....
観念が爆破された後の、うずく痛みとともにある清明さ。
子宮のようにやわらかいハート。
敏感なハート。
木漏れ日が、無意識のたくさんの涙をぬぐうなら
わたしは、海底にも大空にも住 ....
眠り方をまた忘れたみたいだ
夜は早く過ぎる
向こう側の空が白んでくると胸騒ぎがする
否
単純に不安なだけだ
一睡もせずに過ごす夜に
どれだけ耐えられるというのか
いっそ
耐 ....
現実逃避に散歩した。人と一緒にいるのが辛いから。
腕時計もスマホも本も鍵もなにも持たずに外に出て、
川沿い、田んぼ、池、公園、草むら、海辺、かつての僕が居る、いろんな場所を歩いた。
自然は現 ....
試してみたい嘘があるなら
今夜がチャンス
少しばかりの灯りを演出できたら
きみの孤独はそっと
消えるよ
◆
吐息が白いのは
きみのなかの火のせいで
きみ ....
明日もきっと生きてしまう
野球選手にもラッパーにもなれないまま
ごはんを食べてふとんで眠って
どうしようもなく起きてしまう
あなたが望めば望むほど
何もできない自分に気づくせいで
かつ ....
気に入らない奴を
路地裏に連れ込んで
死なない程度に
痛め付けることは
法律的に認められていると
認識している
えっ?そうじゃない?
何をバカな
それは法解釈の問題だよ、チミ
....
寄り添って生った果実も
一つは西へ
一つは東へ
そんな日も来るかもしれない
けれど
もしかして
一つはきみのちゃぶ台へ
一つはわたしのちゃぶ台へ
茶の間のテレビは『真田太平記』のあのシ ....
ごちゃごちゃ言う奴らに告ぐ
直接会って話してやるから
いつどこで会うのか連絡しろ
俺の携帯番号と
顔写真送ってやるからよ
双方が納得するまで
膝つき合わせて
或いはチョーパンぶち ....
恵比寿駅の出口
クリスマスの そんな 人混みの中で
自分の苦しみの中で孤独死する道を選んだわけだが
僕は どこへ行くのだろう
山手線ではどこか疲れた表情の
見た そこに 黒縁メガ ....
ポニーテールが出来るまで伸びた
長い髪の毛にハサミを入れて
あなたが僕を忘れようとしても
この胸の中で涙を集める
雨降りの午後は泣き虫で良い
知り合いにみかんを持って行って
長話して
またみかんをもらってくる
ワイフ
「みかん持って行って
またみかんもらってくるやつがあるかよ」
と言ったら
「みかんの種類が違うから…」だって
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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