不幸せの尾を追い 迷い込んだ迷路には
 厄介な問題を抱えた 聾唖(ろうあ)の男たちがいた

 彼らは僕らを睨みつけ 時には唾を吐きかけた
 僕は泥のついた頬を ぬぐって前を見据える

  ....
間違いを犯した
誰かが和えた カルボナーラ

いつもの 生クリーム
しっとりとした 蜜の味

他人の秘密

人間と言う 大きな括りの中で
カテゴライズを してみる

履歴書に ....
久しく遠ざけていた言葉

自分と他者を比べてしまった時
根底を揺さぶられ
成す術もなく
流れるがままの涙に身を委ね
平常に成るのを待つしかない

素晴らしいものに出会ってしまった

 ....
 鳥が飛ぶ 一斉に
 羽根をもがれた鳥も 翼を奪われた鳥も
 みな 一斉に

 孤独を知らぬ者はない
 歓びを知らぬ者も
 ただ与えられた使命のままに
 空を飛ぶ

 運命に抗う者は ....
日が沈むまで歩いた
日が昇るまで見ていた
海原が血を吐いて
光を産み落とした

なにもかも終わるのに始まる
いつ死ぬか分からずに生きてる

伸ばした髪の毛 生き延びた証 切りたくなった ....
若者のカップルがキスをしている
老人のカップルがキスをしている
若者がブレイクダンスをしている
老人がブレイクダンスをしている

経験がなくとも情熱で補えるように
肉体の衰えや見栄えも関係 ....
僕の世界は何人もいるようだが、
実際は10人しかいない。

そのうち一人がいなくなっても、
その人に似た人が現れる。

宇宙のエネルギーが決まっているように
僕の世界のエネルギーも決まっ ....
神と人を例えてみる。

農民と野菜に例えよう。


神は人に命を授けた。
(農民は種を畑にまいた)

神は人に喜びを与える
(農民は種に水をやる)

神は人が成長するように苦しみ ....
復活した生命の息吹
秘密の花園で花を摘む乙女たち

老人は詩人を気取って歌を詠み
女は恋に焦がれて気がふれる

青に透ける瑞々しい世界
春とは若さの象徴だ

まるで天国の門前で
佇 ....
針穴に糸が通った遠い日から
ずいぶんいろんなものを縫ってきた
時には
縫われることを嫌って
ぴちぴち跳ねて
てんでに海へかえってしまう布もいたけれど

人の営みのかたわらに
一枚のぞう ....
生まれてきてからこれまでの
血の成長を袋に詰める
明日には収集車が焼却場に運んでいく
つい最近知り合ったばかりの
知遇を本棚にきれいに並べる
いつの間にか本棚はいっぱいになった
拠 ....
瞬きしない癇癪持ちの貴女が遅れて笑ららう
瞬きしない癇癪持ちの貴女が遅れて笑ららう

瞬きしない癇癪持ちの貴女が白く透き通る卵を一粒一粒数えて笑うように洗ららう

氷山の如く切り立つブラウス ....
よく分かっていなかった時
世界がギラギラしていた
分かってしまい外界に絶望してからは
結局自分でどうにかするしかないんだなと
暴走列車の鋼鉄のようにビクともせず
強くハッシンシ シ ....
東の果てから顔を出す太陽があなたの眼の色と同じでよかった
まるくて熟れたあんずの実をとなりに並べたら、あなたとあたしは似たもの同士
果汁の一滴も、種まで残さず食べ尽くしてくれませんか
大丈夫です ....


花弁

サファイア
暖かで穏やかで
土と花の匂いで満たされ
子供たちが無邪気に走りまわり
笑い声がいっぱい
その子供を老人たちが笑顔で眺め
かつての友の顔を思い出し
自らの子供時代をゆっくり確かに思いだす
 ....
力強く踏み付けた地面に
穴が空いた

穴は細長いトンネルになって
どこまでも落下して行った

割と早いスピードで
うねうねと
蛇の身体のように
なだらかなカーブを描いているように思え ....
口の中に広がる 錆びのような味
毎回 思い出す 鉄棒のシーン

Tシャツの裾を 括りつけて
何度も後ろ手に 回り続ける

逆手にするのが 邪道だった
順手のままで 十手を持つ構え
 ....
旅がもし日常の中に潜んでいるとすれば
僕達は何処にもとびたてない愚かな鳥にすぎないのかもしれない

月の満ち欠けにいのちをふきこむものが風だとしたらならば
僕達の望楼は遥かな砂漠の果て ....
いい気になって
クソ自称詩を
垂れ流している自称詩人にとって
突然身に降りかかった厄災
俺自身、自分にはそんな価値しか認めないが
「犯罪のないところ弁護士いらず」や
「虫歯のないところ歯医 ....
自称詩人の夢とは何か

自称詩人の多くは
プロフィール上
センシティブで眠れない人を気取っているが
実は床についたら
2秒でグースカ鼾をかきだす奴等なので
一応夢は見る
そして、それ以 ....
人生のポイントカードがあればいいのにね
そしたら私は
やなことポイント貯めよう

傘をとられた 1ポイント
上司に嫌味を言われた 3ポイント
欲しかったスカートは売り切れ 2ポイント ....
私が超えられなかったあと一歩の心の段差が
今、すんなり超えられたの

様々な出来事を頭の中で整理出来るようになって

私、ひとつ壁を越えたよ

熱い太陽の陽射しの下で

柔らかく時が ....
いつも日没は反覆だった


ごみ箱に弁当の中身を捨てる
箱の中
散らばった白飯が造花のように咲き
今朝解凍された惣菜がぽろぽろと転がる
(それだけしかないから)
誰にも見つからない ....
白木蓮の花が
まだ冷たい空に向かって
ふくらんで

忘れていたつもりの
いくつものことが
いくつもの夢が
何人ものひとたちが
咲いてきそうで
立ち止まっている

こころがにじん ....
薄臙脂色に錆びた 夜に向かう空
冷める夜営の街 風がなぞって
そんな絶景の中に 悲しい唄の語り部がひとり
物静かに立ちすくんで 遠くを見やり 語りだす

「誰のためでもない この世界で」 ....
冷たい空に似合う、寒い雨が降っていた

暗いインクの道に街灯が流す 光の滝
その中で これまた同化しそうな程の黒い傘をさしていた

「こんな景色では 僕は帰れないね」

喜びの滲んだ ....
あれから10年も、と
渡辺美里が歌う
100年続きますように、と
一青窈が歌う

10年前 父が他界した
真面目で
小心で
サービス精神旺盛で
ギャグがよくすべる
そんな彼を
私 ....
聴いてくれなくても
いいよ
息づいた
鎖骨のくぼみにすこしだけたまって
あとはみんな流れるよ
 
疲れた首
 
あなたに雪を投げる子ども
溶けて
白のうえに残っ ....
風見鶏

博愛

ポスト
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
宝石の島stereo...017/3/29 19:27
石橋の唄藤鈴呼017/3/29 18:58
自己嫌悪小川麻由美1*17/3/29 16:53
情熱の名前stereo...117/3/29 13:16
SARABASARAアタマナクス017/3/29 10:59
若者と老人狩心017/3/29 10:33
もし僕がいなくなっても・・・F.phil...0*17/3/29 9:49
死後の世界017/3/29 9:10
菜の花畑星丘涙3*17/3/29 8:53
虹色のさかなそらの珊瑚13*17/3/29 8:34
掃除葉leaf317/3/29 3:40
柊の実末下りょう7*17/3/29 2:24
進まないダウンロード狩心0*17/3/29 2:01
あんずと朝517/3/29 0:06
平成29年3月29日(水)みじんこ117/3/29 0:01
アーカイブ 優しさという営み秋也017/3/28 23:45
地底トンネル坂本瞳子017/3/28 23:34
鉄クサイ男 水臭い女藤鈴呼2*17/3/28 21:45
旅について梅昆布茶617/3/28 21:35
厄災としての俺花形新次117/3/28 21:08
自称詩人の見る夢は117/3/28 20:45
ポイント還元1%四角い丸017/3/28 12:51
超える水菜117/3/28 12:09
セパレータ紅月817/3/28 9:38
AB(なかほ...4*17/3/28 9:30
綻びの街黒ヱ117/3/28 7:07
雨夜にさすクロヱ117/3/28 7:03
10 yearsuminek...3*17/3/28 6:52
あるいは夏風のなかで動坂昇217/3/28 3:45
平成29年3月28日(火)みじんこ017/3/28 2:00

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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