どっちでもないものを
愛する人間が
人間と人間じゃないものに
別れて暮らしてるのが現代社会
ふーん
防爆扉
なんかステータス
じゃれてる
男でも女でもない人
善成り
葉 ....
蝶の翅が木漏れ日に輝いて酷く
目を楽しませるので
葉にとまり休む一瞬の隙に捕まえた
手の上で誇らしげに鱗粉を散らす
ひとつひとつ虫ピンに飾られ美しく並べられることは
小さな石の墓標も失い ....
これからもどうぞよろしく
そんなこと言うあなたは
優しさというオブラートで包んだ
残酷さでアタシの心を突き刺す
少し困ったような笑顔で
最後までイイヒト気取り
本音を見せることはない
....
灼熱のアスファルトを
ひたすら歩く
やけに整然とした
雑踏を踏みしめ
雑草を魂の抜けた瞳で
見つめるふりをしながら
とにかく歩く
太陽さえ
僕の頭上に煌々と
輝いていれば
行先は見 ....
そらがあおいと
どうして詩をかくんだろう
泣いたりわらったりするだけでもよいのに
どうして詩をかくんだろう
ごはんをたべたり眠ったり
恋をしたりひとを嫌いになったり
死にたくなったり死 ....
昼に蒸された夜の町あかり
花火のあとのような煙や雲
おまえはスーパーに駆け込むのか
ならばおれと食事に出掛けようよ
お祭りあとの夜道にひそむゆらゆら
降りもしない雨の ....
優しいぬくもりは貴方の証
もう世界は眠る頃なのに
帰る気配の無い貴方の
優しいぬくもりが無いと
わたしは眠れない
わたしから夜を奪った貴方の
優しいぬくもりが嘘だったとして
でも ....
アダルトサイトを観たら
身の覚えのある高額請求が来た!
「おじいちゃんこれは払わなくていいんですよ」
と言ったら
おじいちゃんが言った
「あんなにドキドキしたのは
初めてだ!
まったくた ....
風呂場のシャワーの出が悪くなり
修理業者を呼んで 修理してもらった
すっかりなおって 軽快にシャワーを使えて
満足の日々が続いていたが
ふと見ると 風呂場の灯りのカバーが壊れている
....
隙間を埋める
魂の光
神々しさなど
あるものか
気味の悪さに
埋もれた夜
ササクレるには
未だ早い
ツメが 必ず伸びて
白く 染まるから
別に 今流行りの
....
アメリカ映画が好きだ
単純で
わかりやすくて
ハッピーエンド
見終わったときの
馬鹿馬鹿しさと
多幸感ときたら
無垢な子供を見たようで
その純粋さに
泣けてくるぐらい ....
後ろを向かないで ミミ
あなたの遠い故郷が待っている
そこでは砂場でシグナルを送り合う
かつての街の信号機は、
青くなって唾液のように揺れている
天国があるとするなら、それは
いつも定 ....
TITLE50 と言うタイトル
ゴルゴのことはそっとしておいてね
ねえ 面白いことを思いついたの
何処からが生まれた時には知らなかった言葉で
何処までが新しく見付けた景色なのかを知りた ....
暗闇のなか
玉ねぎを炒める香が
道向こうの団地から
風に乗ってやって来る
瞬間、
懐かしい顔顔顔 浮かんで
自然と涙が溢れ流れる
〈温ったかいな温ったかいな〉
僕は公園のベンチに座りな ....
夏の朝 川沿いを歩く
決して先を急ぐことなく
ゆっくりと歩く
忙しさを忘れ
川のせせらぎの音に癒され
水の流れを見つめる
水の不思議な心地よさ
毎朝 好んでこの道を往く
光 ....
白い蝶 光の眩暈
追って追われて
追われて逃げて
見えない糸が絡んだように
もつれてはなれ
はなれてもつれ
火照った空気に乗っかって
この夏の向こうへ
恋と憎しみは良く似ている ....
臣民党なら
いくらでも支持するが
民主インポ党なら
5000億積まれてもイヤだ
ましてや
舌レロレロの
元シーベルト官房長官が代表なんて
冗談にも程がある
もう片方の元代表も
焼肉屋 ....
皮膚がかなしみの袋となって
夕陽とともに砕け去る
勝つべき恋もなく
敗けるべき政争もなく
小さな部屋でひとり
狂った警報をきいている
痛くしないで
痛くなくなるから
大声を上げないで
聞こえなくなるから
怖い顔しないで
みえなくなるから
いやだ いやだ
ゴメンナサイ
コワレルヨ
壊さないで
....
君と共
夏の午後
暑い外
避けて此処
エアコンに
かくまわれ
君と飲む
冷たさを
僕だけが
覚えてる
夏の午後
暑い部屋
溶けかけた
氷たち
カラカラン
....
参道を無数の鹿が
{ルビ長閑=のどか}なリズムで、歩いている
野球帽の少年が
鹿せんべいを
口許にやっては、はしゃぐ
首からカメラをぶら下げた
アメリカ人のおじさん
橙色の法 ....
三つ編みの中に隠したボタンは
あなたの制服の二番目だった
ネズミにかじられたりしないように
私は一等席を用意した
黒いおさげが光の加減で
緑になるのを気に入っている
重たい髪が ....
相手を愛するということは
自分の気持ちや考えを押し付けることじゃなく
相手の気持ちや考えを
最大限尊重することである
しくじった
ヤバイ
良しもう一回
ポチッと
今度は慎重に
ここは 罠だ 毒だ 落とし穴
一度やったから知ってる
そんなボタンであの日を
変えれたら
ナイナイ
あれっ
....
ポップコーンが弾ける音
それが聞こえるだけでも
この耳は楽しいらしい
高層ビルがまた一つ建ち
そのアシンメトリなフォルムは
夜空をいびつに捻じ曲げ
火が花開く空間を奪ってしまった
....
おサルの籠池ホイサッサ
後ろで拝んでいる
ハバアは、ありゃなんだ?
しかし、変な夫婦っているもんだな
見るからに品の欠片もないだろ
きっと出自の問題だ
だってちょっとやそっとで
あの ....
人格者とは
理不尽に対処できる
知恵と器と使命を持つひとのことだ
人格者は理不尽がきても
じぶんを立てるということをしない
じぶんを立てていると他を責めてしまうからだ ....
かつて
苦しくても悔しくても辛くっても疲れていても
心の内に呑み込んでしまって
どんなにどうであっても
わたしには笑顔ばかりを見せてくれるひとが居た
けれども
とうとう最後の患いとの闘いの ....
つなぐことが
できない者の
孤独と生滅
たくすバトンを
持たずして
つながることを
恐れる者の
羞恥と隠遁
網の目の中
失われ
つながれている
罪ある ....
取れたてのトマトを氷水で洗い
大きな口でかぶりつく。
暑くなり始めた水場の前で麦わら帽子を被り
冷たい水で顔と手を洗う父と私は
虫や暑さと格闘しつつ
畑仕事に精を出す。
太いきゅう ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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