今時共産党の悪口言っても
何の意味もないから
誰も言わないけれど
敢えて言ったら
逆に新しいんじゃないかと思った
一周回ってってやつだ
身近にいる共産党員を捕まえて
拷問して耐えきれ ....
空腹のわたしに
パンを焼いてやるよ
というひと
でもあんまりやさしいので
ついていくことができない
さむいくらい空腹で
びんの蓋もあけられないというのに
波がひくみたいな当然 ....
身構えて
てめえに何の関係があるのかも分からない
従軍慰安婦に
異常なシンパシーを寄せるよりも
身近にいるお母ちゃんの幸せを考えろ
いや、お母ちゃんじゃなくても良い
てめえの未来を案じてろ ....
わたしたちは同じ筈なのに遅れ
わたしたちは同じハズなのにずれる
x軸上の点にいるわたしと
y軸上を歩くわたしは
永遠に交わることがなかった
同じ概念のはずなのに
この時間を咀嚼する ....
冷たい夜に
むらさきとむらさきが向かい合う
岩の径を
音だけがすぎる
鉱と鉛の紙
指を回る火の震え
小さな鈴の音をたて
砕けるように消えてゆく
空の一部をち ....
俺みたいに
ウンコしながら
スマホで書いたものが
ウンコみたいなのは
当然と言えば当然だが
神妙な顔をして
パソコンの前で腕組みしながら
考え書いたものが
ウンコでしかないのは
悲劇 ....
ゆらり
ゆらめき消えてゆく
あれは幻だ
人生も過ぎてしまえば
ゆめまぼろし
ゆらり
ゆらりと揺らめいて
消えてゆく
朝生まれ
夜は死んで逝く
カゲロウ
一日一生
....
いったいどこに行ったんだろうか?
消えてしまったんだろうか?
閉じ込めているうちに
吐き出しているうちに
質量保存の法則というやつは
こういうことにも適用されるのか?
....
外の日を入れよ、
外の日を
目を、眼を
ひたすら瞑り
泣きたい時はただ泣けばいい
自分で自分を哀れむことは大切なこと
深く哀れみ自ずと涙が流れるとき
涙の温かみは己の命の熱の ....
君のうなじが
白くうつくしいので
ことばを失くし
つつじ柄の着物に
雨が落ちてくる
そっと和傘をひらく
しぐさに湿り気が帯びる
四つ辻まで
ご一緒しましょう ....
コトコトと煮物を煮る
人生にはそんな要素が必要な気もする
アンテナを高く張ってトレンディなことも必要なのかもしれない
誰もいっぺんには多くのことはできないから
天才でもないので特に高み ....
自転車
夕暮れ
キセノンランプ
かなしみが、一律に同じ形をしていれば、いくらだって切り貼りして、いびつな模型を作ってみせる。
言葉なんてあいまいで、うそ、のひと言で理解してしまえる。うそがうそであることが、なによりうつくしい。 ....
カシカシという音
ああなんだ
カササギが鳴いているのか
クロサギではないのか
あれ向こうには
キツツキがいるではないか
そういえばこないだは
ワカサギが釣れた
カワハギを釣ったこともあ ....
何を乗せて走ろうか
ちょっとした旅へ出よう
通り過ぎる思い出が
バックミラーに入りきらない
赤信号で止まるたびに追いついてくる
振り切れるほどのアクセル踏む勇気もない ....
やさしく繊細に
絹の肌に触れるよう
口づけるよう
ひとふで ひと筆
なぞる
空から大地に
筆を這わせ
力まず
上手すぎず
理想の色に染める
究極の美を求め
独自の感性 ....
手のひらを見つめる
手のしわが葉脈の様に広がり
まるで宇宙と繋がっているようだ
神の御意思を表すように
波打ち 道別れ
とぎれ とぎれ行く
生きてきた記憶を映し出し
私の歴史が ....
夜があけて
生乾きの服もすこしは
からだから離れてくれたかい
地球の表面をなぞりながらねむるような
そんな孤独はなかなか慣れてくれない
あらしのようなひとに恋をした
やけ ....
従家庭慰安夫として
強制的に何度も
クンニをさせられた私は
家の前に
舌を出して前屈みになっている像を
建てようと計画したが
私の妻を代表とする
日本先にイカせろ婦人の会の
猛烈な反対 ....
白い粉雪が
強い陽光に撃たれて
乱反射するさまは
この世の終わりと思われるほど
げに美しく
両脚を大きく天に向かって拡げ
踊り出したくなるほどで
ヘタクソながらも大声で
喚くように歌を ....
冷蔵庫をいつもの如く勝手に開け
これおいしー?とコンソメキューブを持って聞く
これはそのまま食べられないよと言っても
好奇心の悪質は止まるはずがない
ダメダメダメダメ!
カンシャク
....
あなたを中心に地球なんか回させない!
親の意地である
子が中心に宇宙さえ回る
振り回されてたまるか!
あなたを中心に地球なんか回させない!
よく乾いた洗濯物をたた ....
ゴールは近い
ゆっくり行こうよ
人間は自由ではない
生きているのではなく
生かされているのだ
人間は自由ではない
動いているのではなく
動かされているのだ
人間は自由ではない
思っているのではなく
思わされて ....
今日
できることに
集中せよ
明日在りと思う心が
迷いのもと
母国語の外へ
逃げ出したくなるときがある
意味の染みこんだ服を脱ぎ捨てて
なんとなく笑っていたい
それはカン違いのようであればあるほどいい
ぼくの思想や肉体は貧弱でも
それが白日のもと ....
輝石
奇跡
鬼籍
恋しても恋されても
いつも僕らに残されているカードはひとつで
愛情を裏返しては その意味を確かめて
素知らぬ振りして笑い合った
どうしてもどうしても
足りないもの探す癖があるんだ 僕たち ....
べつになんてことはないよ
ついでに嫉妬をしただけ 君とアイツに
どうしようもないよなボクは...
上手に強がってみても 苦しくなるんだ
まっすぐ透き通るほど愛してみても
不安に暮れてくボ ....
黒い飛行船の群れ 夜の隙間に浮かぶ
船は月光を隠し 機体の淵が煌めく
少年はマッチを擦り 蝋燭に火を付ける
僅かな灯りは黒宴 開幕を告げる合図
踊れ 踊れ 全て 忘れてしまえ
回れ 回れ ....
1193 1194 1195 1196 1197 1198 1199 1200 1201 1202 1203 1204 1205 1206 1207 1208 1209 1210 1211 1212 1213 1214 1215 1216 1217 1218 1219 1220 1221 1222 1223 1224 1225 1226 1227 1228 1229 1230 1231 1232 1233
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
3.32sec.