透明な紳士が
君の側にいる

趣味のいいネクタイ
よくみがかれた革靴
透明だから見えないけれど

天使でもなく
守護霊でもない

呪ったりしてない
助けてもくれない

ただ見 ....
畑に植えた
スイカが枯れた
だけどまだ初夏

昔いじめっ子だった子は大人になりいじめていた子側から疎外されて孤独に死んだ
何かを与えると何かを無くす世界で考えるのはきみに何をあげればいいのか ....
部屋の片づけをするって
自分をバラバラにして
いっこいっこ捨てること

それってちょっと痛いし
それってちょっとしんどい

だから掃除ってきらい
でもしないと心が濁るよう

すてる ....
巨大な沈黙が降り注ぎ、忙しなく部分同士が交信している大地は惨劇に見舞われた。大地には至る所に中心があり、そこから水平線や勾配が限りなく伸びていき、無数の表現を作り出していた。大地が低く降りていくところ .... 高所に備えられた
誰もが恐れる放水砲
水瓶が空っぽでも
クソの粒が飛んでくる

一人のときには
音楽聞いて泣いてます
みだりに使われる
容易い言葉で酔っている

セス、お前が死 ....
理由なんかゼロかも知れない

ひとつでもみっつでもなく

理由なんかゼロかも知れない

ない、ということがゼロだとしたら

ゼロかも知れない、とは二重のゼロだ


ないのない、は ....
肺の中に巣食った僕の三つの驚きは
実は月の雫なのだと
いつの間にか飲み込んでしまった涙の欠片は
あなたから遠いところのノクターンの苦さ
これから先もいくつ回るだろうと思えば
月は微笑んで ....
こころのなかまで観得るのか
こころのなかまで観得たのか
爺さんが子供をはねる社会は
爺さん達が沢山いる社会だから
爺さんを大事にする世界になるように
爺さん達が政治をしている
そんな
愛情ある叱咤でも訴られる社会は
直喩でしか気のすまない社会だ ....
九時起床
そして空白の五時間

キリコの画集を
ただ、ぼーっと
読む、謝々



トイレへの道は舗装されている
それ以外は画鋲を踏む


ああ
ああああ

単語帳で ....
刺される情景が繰り返し浮かぶ
千年後の都市の夜に立ちのぼる
問われる、問われる、問われる
「僕は世界を滅ぼすことができるか、と?」
十年前の僕が尋ねる
五年前の僕へ訪ねる
「人間は僕だけに ....
     あの彼女の感謝、    あの彼女の謙虚さ、
     あの彼の郷土愛、
     そうしたものが  ひけらかされているとき、
     あの人たちには
     ともだちがいるんだっ ....
魑魅魍魎不可思議は
もはや
幻想の中でさえも朧げで
血も吐けない
死に体

蓬莱よ 月の光
コロニーのダイオードで滅された
神秘よさようなら
貴方達を残して 人間は進みます
ごめん ....
もうすぐ夜が明ける
誰かを励ますわけでもなく
体温がかえってくる
指の先を動かそうとして
ニカラグア
という響きが好きで
土地の名前は知っているけれど
主食が何かも
固有の生き ....
駅のホーム
階段の手前でパシッという音
打たれたのはまだ四、五歳の少年
打ったほうの女性は一人で階段を下り始めた
ママ! ママ! ママ!
立ち尽くしてただ泣くばかりのあなたを
抱きしめたい ....
通話を切られる前に自分で切ったこと
別れ話にのったこと

どこまで巻き戻せばいいんだろう

今日が日曜日で
私たちは恋人で

明日は友達かもしれない

時間をどこまで巻き戻して
 ....
立ち止まり見渡し後に続くのは世界の果てであり着地点
見上げる事も有ればその頂でじっとしている
動かないのではない、動いたら殺してしまうのである。
だから、動けないでいる。
何時かなんて訪れない ....
一番しんどいところで
踏ん張りがきかない
崩れてしまう
まるで私の人生の様で
情けない
壁が乗り越えられず
逃げてばかりいるからだ
不甲斐ない
生真面目に立ち向かっても
空回りするの ....
シュールな海に

陽が沈み

いつか見た魚が泳いでいる

ぼんやりと月をながめ

浮き世をいきる

わたしのように

ゆっくりと泳いでいる

潮にながされ

ただよい
 ....
22才になる自閉症の息子は
大半の情報をyoutubeから得ている
俺の知らないことも知っている
俺が知らないとキレて
パニックを起こすこともある
明らかに女房よりも博識だ

そんな息子 ....
くるみの内側を
走り続けていたよ
放物線を描いて
世界を広げようとしたよ
僕は
一人ではなかった
君の姿は、
見えなかったけど
くるみのにおいが
していたんだ
僕が目を覚ますときも ....
わたしがわたしのことを考えていると
障子がすーっと開いて誰かが入ってくる
いつか夢で会った人のような気がする
上から下まで赤い服を着ているので
目も眩むような思いで
何も言えないでいると消え ....
 覚えています

 あなたの鼻を触る癖

 覚えています

 あなたの足音

 覚えています

 あなたの匂い

 覚えています

 あなたの寝息

 覚えています ....
蚊取り線香の匂いが漂っていた
あの夏の夜を
貴方は覚えていますか

時折天を仰ぎ
用意していた言葉を
ひとつ、ひとつ紡いで

気づくと蚊に刺されて
痒みを帯びた足の甲
それくらい動 ....
  かたい骨のなかの
  やわらかい骨にふる
  いっしゅんの雨にうたれて

  街はくずれた
  犬たちはしんだ
  わたしがほろびた
  そうして きみへの優しさが
  只 ....
貝殻

五月雨

百日紅
俺は化け物だ
他人とは相容れない
愛されず
触れず
少し遠くをひっそり生きる

俺は化け物だ
生まれたときから他人とは違う
愛さず
手を伸ばさず
少し遠くで震えながら待つ

俺 ....
滲む濃紺のシルエット
おくれ毛ぬれたその耳を塞いで
いたのは 誰の声だったのか

小さな手から逃げ出した
風船は 空いっぱいにふくらんで 
音もなく 破裂した 大人びて寂しい

始まり ....
妖艶なほどに美しい花びらを翻す仕草を
ゆっくりと見詰めてみる

そこには シロツメクサの首飾りが
良く似合うだろう

知っているかい? 露を吸った時の甘味を
朝や雨明けの空にも 負け ....




背を向けて一人の男が寝ている。
一言の口も利かず、黙って、
かなり前から ずつと、
長い ながい時間
心はうたっているのかも知れない 
新しい悲しみを

そして
南極 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
透明紳士やまうちあつ...117/7/17 16:48
終わったらフワッとするような話が好きでした。5or6217/7/17 12:51
お片づけ朧月217/7/17 11:28
復興葉leaf117/7/17 11:05
やつは僕のクサビだ竜門勇気017/7/17 10:51
ないのない吉岡ペペロ217/7/17 10:49
月の雫乱太郎10*17/7/17 9:18
負け犬もっぷ117/7/17 6:14
自閉党5or6017/7/17 6:05
謝々浪人017/7/17 1:17
是幻117/7/17 1:11
レクッカラ斎藤秀雄117/7/17 0:33
神秘よさようなら渡辺八畳@祝...217/7/16 23:29
こえをきかせてSeia117/7/16 23:27
東京の風もっぷ117/7/16 21:31
リバース不思議な色の...017/7/16 20:03
切り取り線花町 明1*17/7/16 19:26
惨敗星丘涙017/7/16 17:33
ひたすらに海1*17/7/16 12:08
何故なんだ?花形新次117/7/16 11:03
くるみうみこ517/7/16 1:32
赤い服春日線香217/7/16 1:29
覚えていますか佐白光217/7/16 0:40
夏の夜のことAquAri...117/7/16 0:11
滅び草野春心217/7/15 23:56
平成29年7月15日(土)みじんこ017/7/15 22:35
A little monsterえこ117/7/15 21:53
暮れないままただのみきや16*17/7/15 20:34
キリの先に埋め込まれた真実を探してみるかい?藤鈴呼1*17/7/15 19:55
  未完のソルテ[group]ハァモニィベ...1*17/7/15 19:54

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