雨降りの後で雲が多い空を見上げて
隙間から見える月を探してる
今日の月は7月の新月で
次の満月に向かって膨れ始めてる
見上げる心は移り気で
早く流れる雲を見ながら
....
雨のような風の音が
低い高さを走りまわる
電気と電気の話し声が
誰も居ない径を流れゆく
音が音を曇間へさらい
騒がしさは遠く 遠くなる
光から音 光から音
手をつ ....
僕は地球の人になる
道路標識をよく見て
交通ルールはしっかり守る
ご贔屓のチームがあって
試合結果に一喜一憂する
ほどほどに勤勉で
ほどほどに怒りを覚え
ほどほどにやさしく
ほどほどに ....
さざめいている
ざわめいている
どよめいている
私の頭のなかで
何かが、
輝いている
光っている
凍っている
巨大な明滅凝視、、
近づいている
波打っている
....
まるで出血かのように
両耳から桜が吹き出して
耳の軟骨との摩擦音をたてながら
桃色の花びらは足元に散る
無理にでも平静を保とうと
目の前の私へ必死に笑いかける彼女
しかしその表情は崩れてし ....
…ない
…がない
意味がない
よるをゆく
鈍行の窓からみた
うずくまる家々の
ふるぼけてくらいひかりや
その灯りのもとの
貧しいご飯
ちいさくてひくいちゃぶ台
ブラウン管のテレ ....
親子丼ほど
残酷なごちそうはないと
親になって思った
親父もそんなふうに思って
この食堂で食べていたのかな
友達の友達の話は
達人の話しばかりである
人生にはスパイスが必要だから
カメラに収めた一枚の空
インスタ映えするように整えて
よそ行きの言葉を少し添えて
誰かの反応を待つ間に
空を見た事への熱が冷める
素敵なモノに囲まれていたい
特別な今を君に伝えたい ....
寝床に横たわると
せせらぎが聞こえてくる
母の家は川に近いが
夜は窓も閉めているし
国道を挟んで
川の流れる音など聞こえるはずがない
たぶん一晩中自動で回る
換気扇の音だろうと
弟 ....
○国会閉会中審査
首相カケに出る
○大臣の痴呆化?
「記憶にございません」
「認識してません」
「言ってません」
○暴言
「ハゲ-ちがうだろう!」
近頃女房まで
言葉づかいが ....
新しい土地での新しい仕事も二年目となった。仕事の要領や手順もわかってきて、日々充実しているはずだった。ただ、私の上司は私のことを嫌っていて、一年目のときはとにかく集中攻撃をしてきたし、二年目になっても ....
空から夏がやって来て パワー全開の太陽が燃える
海も山も川も街も 汗でクタクタの人の群れ
ギンギンギラギラまぶしくて
サングラスがほしくなる
麦わら帽子がほしくなる
音楽は
タ ....
花が咲いているよ、うわあきれいだねえ、という音声を
私はのせて何メートルか、波うって、波はそこで消えて
しまうけど、私は消えない。ねえ見てあの親子、うわあ
醜いねえ、という音声は私の中を波になっ ....
ノックを並べる
ていねいにていねいに並べる
ここにドアはない
どこにも行かないからと
誰も来ないからと
ひとり
鍵穴を塞いでいる
青空が闇を飲み込む瞬間
銀色が輝く
眩しくて ....
朝から暑いなあと思いながら
ゴミ捨てを 完了した朝
出掛けに 炭酸水を手持ちする癖は
最近のもの
神奈川時代から培ったのは
ペットボトルを 持ち歩く仕草
電車生活が 始 ....
Venus flytrap
抱擁から解き放つと
――心臓から飲まれていたのはわたし
黒い孔雀は飛び去った
眼差しの影ひとつ
落とすこともなく
時の支流が無数に重なり合う彼方へ
ひとつ ....
紫色した小さな幸せ
どこにでも咲いている可憐な幸せ
嫉妬に狂わされるのは
あなたが娘のように可愛過ぎたから
花びらがいくつも咲いて
あなたはブーケとなるでしょう
すみれは
....
_
巾
....
足が不自由なぐらいなんだあ!
ただ足が不自由なだけじゃないか
手が不自由なぐらいなんだあ!
ただ手が不自由なだけじゃないか
目が見えないぐらいなんだあ!
ただ目が見えないだけじゃないか
と ....
入院したら
猫が心配だというおじいちゃんがいた
また、今回奇跡的に助かったのは
猫のおかげだと言っていた
何匹いるんですか、と尋ねたら
八匹いる、全部野良猫だったやつだ
と言っていた
動 ....
金魚の記憶は
七秒
という説があって。
七秒
という 刹那 を
生きて
泳いで
ゆらゆら と。
赤い金魚 が
ひらひら の
あの
ひらひら の
ガラスの鉢 で
....
丘の上に作られた
恋人の聖地
景色を眺めて
心が静かになれば
素直になれる気がする
寄り添うカップル
老若男女が集まり
幸せオーラでいっぱい
それぞれの愛が自然と一体化
....
戦い方を知らない僕は狩人だ。
森の奥に隠れてじっと獲物を待っている。
獲物を見つけても何も出来ずただ見送るだけ。
消えるのは簡単だけどそうはいかないんだ。
人は僕を優しいと言 ....
明日への旅路の始まりはどうしようもないほどに、ここ、なんだ。
僕は驚くほど体力を消耗している。
朝を恐れていくら夜にしがみつこうとしても煙草の灰が増えるだけ。
人は自分に自信を持てと ....
炎に燃える薔薇のように生きていたい。
流離う月日に惑わされずに。
漂う雲はそのままに。
決して自分を見失わないように。
夜毎気の狂いそうな夢を見る。
精神崩壊するその前に ....
ガイのパイを舐める
プレーンオムレツを食べた後だった
太陽がぎらついて
でも秋の虫も
既に夜には鳴いて居る
ガイのパイが漏って来るから
舐める
あ、土地だ
舐めに行こうと思う
舐めた ....
頬を濡らすものを拭うこともせず
ただ手放しであなたは泣く
抱きしめても嗚咽はやむことなく
わたしの肩が湿り気を帯びる
体温の熱さが伝えてくるもの ....
朝起きて顔を洗うとすぐに
台所へと向かう
目覚めのいい朝も、悪い朝も
遅刻しそうなほどぎりぎりでも
必ず台所へ向かう
....
ゴミのような奴らは
みんな死んでしまえばいい
おまえも
おまえも
おまえも
ついでにおまえも
みんな
7月23日に死ねばいい
横須賀の入れ墨テキヤの孫と
関西の靴屋の息子の柔ちゃ ....
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