取れたてのトマトを氷水で洗い
大きな口でかぶりつく。

暑くなり始めた水場の前で麦わら帽子を被り
冷たい水で顔と手を洗う父と私は
虫や暑さと格闘しつつ
畑仕事に精を出す。

太いきゅう ....
……キャッチ出来ない
近づき逃れ 逃れ接近
既にそれを背負わされ
足場は崩れ消滅した

青くぽっぽと熱を吐く、
大地の割れて真っ二つ
天は激しく咆哮し、
蒼くぼぉぼぉ燃え盛る
幻想を ....
花かんむりを作りながら微笑を称えていた少女時代に
戻りたくなりました

少なくとも「おかんむり」の多い世の中を泳ぐ大人よりは
平和に違いないかな?って

戻れるかな
戻れぬかな
戻 ....
お互いが

自分と向き合う時間である
自分は今どこにいるのだろう?
ボケると
自分がどこにいるかわからなくなる
昨日届いた今年の新米。
白く輝く米粒が
すくい上げた両手から零れ落ちる。

その日の晩
一粒も残さないで食べなさい。と
母はしゃもじを握って何べんも言った。

白い湯気を顔中に浴びて
 ....
日々闘う孤独者よ
あなたは誇り高き戦士
あなたは孤独者を忌み嫌う幾多の聴衆の黒い嘲笑と闘い
あなたを堕落させ狂乱の傀儡にせんとする生煮えの蠱惑に耐える

あなたは元より孤独を友とし静寂を伴侶 ....
習字が変だった
その習字を止めると
さらにへんで
ロバのドンキーや
ロバのロシナンテと
邂逅する

へん(恐怖)から逃避して
父にパチンコ屋に連れて行ってもらうと
鵜の国が近くの貯水 ....
鮭の皮は 
「きりみのような方と 先の程まで銀色の 煉々は死んじゃったの後の先…」

好きだから 最後に残したんだよ 解説はマイ箸

飲み込んだ爪は
「わたしは わたしとなり わたしの ....
理不尽なことは誰にでもたびたび訪れる。

ひとならば誰もが、他者よりも自分を立てたいものだ。

だから理不尽なことに堪えきれず反撃、もしくはあからさまな無視をしてしまう。私もそうだ。

で ....
(トン・トン・トン。)
軽快なリズムで動く父の包丁さばき。
収穫したばかりの夏野菜の中からナスが二つ
銀色のボールからこぼれ落ちている。

オニヤンマが一匹部屋の中に迷い込み
茶碗を並べた ....
密やかに密やかに
唄う

みつやかな色は、きっと淡い淡い頬紅の色

淡い薄紅色を反射する真っすぐな水面の上

すぅっと指を滑らせれば

薄紅色の光がブルーの光に覆いつくされる

 ....
娘が寝ている時間に帰る
娘が寝床から泣き始めた
そっとただいまを告げても届かない娘の背中をさする
暴れまくる娘
布団を縦横無尽に転がりまわる
まるでねずみ花火のようで
今にも爆発しそうで
 ....
俺の天使は壊れている
フリーマーケットで
三千円で買ってきたやつ
今日日
天使の値段は三千円さ
中古で三千円
新品でも五千円しないさ
牛乳を飲むかと尋ねると
首を横に振る
パンを食べ ....
たそがれ時の偽りの永遠が僅かに、薄らいで
今年の夏至も千年の眠りについたのだと
いよいよノートにペンを走らせる
しかし明日からの八月が

八月がかなしい さびしく終わるから なぜ
この月に ....
手の無い子どもの手をつなぎ
足の無い子どもと歩きます

目の無い子どもと夢をみて
耳の無い子どもに話します

なにかがあって
なにかがなくて
そしてまた少し
少しと失いながら

 ....
けんせつげんばのかいてんおんで
じゅうくじはんぶんめがすんだ
こうそくどうろをあるきつかれて
でぐちへとどかない

ドラゴンのよだれ みつけに
のっぺらぼう ほういもう
ふろしきづつみ  ....
本質は本質として朽ちていき、装飾や細部にこそ神は宿るのだった。仕事は論理によって組み立てられた城であるが、その堅固さを基礎づけているのはむしろ至る所にある建具の装飾なのである。龍の形をしたり雲 .... あの日僕らは
夏をいっぱいに浴びながら歩いていた
中空を惑星のようにめぐる虹色の夏の果実を
気ままにもぎとっては
かじりながら歩いていた
ふと蝉の声が途絶えたとき
目の前に幕があらわれた
 ....
まっすぐ生きないといけないとおもう
まっすぐ歩けないから
背中もぐにゃぐにゃになってしまうから

うしろめたいから
すぐ黒にかくれたくなる

太陽はずるい
熱でうやむやにする
ひとつ ....
老いちまった悲しみに
整える髪もない
老いちまった悲しみに
昨日から同じことを
何度も聞いている
老いちまった悲しみに
食欲だけは毎日ある
夏用の箪笥から肌を出し
水を通して着替えする
蝉のふる午後にまにあうように

記憶は苦しいばかりですのに
なつかしく
あおい葡萄を含んでは
愛しさをこらえているのです
小麦色の肌に
オレンジ色の光が集まる夏の日差し
あたし、ベリーショートの髪にして
眉の上の前髪

淡い色の空や海の色が
季節をこえたとたんに光をはじくきらきらを含んだ青に変わる

波の ....
月と共に歩いていく
三日月に引っかかった僕の服の端を
星屑が面白がってつつき
寛容の月は微笑んで運んでくれた

段々と丸くなる自然の摂理に
行かないでって
僕がしがみついて円形を抱き止め ....
形をなくした言葉が
また どこかで よみがえろうとしている


じいちゃんは測量技師をやっていて
荒れ果てた道の脇に一本の杭を立てる
そこから見据えた先 山があり 谷があり
地 ....
僕と僕らは 命をかける
君と君達が 散り際に
僕と僕らは 君と君達に
命を預け 今日を生き

マガジンの 玉の如く
次に来る順番を待つ

僕と僕らは 震える間などない
手を振る  ....
奇跡をたたえるのだとしたら、ゴルフを考え、取り入れた人間にだ。
いったい誰が、取り残されたというのだろう。
奇跡が鳴っている。
讃美歌が鳴っている。
寄るべなく哀しみを行く人間に。


 ....
カルキの匂い
アメーバみたいに増殖した
しろい壁
はくじつに月をさがしては
乱反射する陽ざしに
はついくする町の
すみっこ
うとんでも埋めつくしても
あい、とは名づけない

 ....
ずっと点いたままの灯りがひとつ
あふれる灯りのなかにあり
朝が来て夜が来て昼が来て気付かれ
そっとそっと消されてゆく


光が光に描く色を
光は持っていてはくれないら ....
私は見知らぬ街へ行く
部屋に 一人でこもりきっていたのだ
意味はあるのだろう そこに しかし 部屋の中で
窓は いつの間にか 暮れてしまっていた


そして 資格のための勉強をしていた
 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
きれいなもの梓ゆい317/8/1 15:08
刻印ひだかたけし217/8/1 14:12
花冠藤鈴呼017/8/1 12:46
夫婦喧嘩zenyam...017/8/1 9:35
自分探し017/8/1 9:33
白いご飯梓ゆい317/8/1 2:13
孤独者の歌(詩+イラスト)[group]ふるる5*17/7/31 23:51
へん(めんどりでは無くて)間村長417/7/31 23:46
お野蛮04117/7/31 23:40
理不尽吉岡ペペロ217/7/31 23:24
通り雨梓ゆい117/7/31 22:49
密やかに水菜117/7/31 22:45
疳の虫5or6117/7/31 22:16
壊れた天使やまうちあつ...217/7/31 21:32
花・花・花・人 「八月」もっぷ217/7/31 21:03
陽炎朧月117/7/31 18:37
ぞうげがりなけま、たへ...3*17/7/31 16:59
三十五歳葉leaf417/7/31 12:38
夏の至聖所[group]塔野夏子11*17/7/31 12:01
正義のひまわり朧月217/7/31 11:03
老いちまった悲しみにzenyam...117/7/31 10:43
あおい葡萄はるな217/7/31 9:38
小麦色の水菜117/7/31 6:54
月のない空まで這 いずる217/7/31 5:43
クラシックテラザキ マ...317/7/31 4:02
スピリットkino12...117/7/31 2:15
奇跡吉岡ペペロ117/7/30 23:40
foundry/laundryむぎのようこ017/7/30 23:15
水へ 言葉へ木立 悟317/7/30 22:30
7月のたそがれ番田 217/7/30 21:35

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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