時間は腐るほどあった、床に俯せになったままピクリとも動かなくなったそいつの美しい頭髪をひと掴み右手に巻き付けて力を込めてゆっくりと引っ張ると、やがて強情な雑草が抜けるみたいにごっそりと取れた、 .... ねぇどっちだとうれしい?
どっちでもいいのよ
教えて上げようか?
ううん教えてくれなくてもいいの
なんで?
だってここにいてくれるだけでいいんだから
ずっとここに?
ずっとはちょっと寂し ....
描くことで忘れられるのなら
つらさから救われるのなら
それで良いのじゃないかと思う私の詩は
民進党や共産党がよく使う
「国民の声」の本質は
お前らの支持率がずっと
5%以下なのを考えれば
自ずと分かるはずだ

それとも何か
何処か見えないところに
お前らを支持する国民が
大 ....
揺らぐ逃げ水に夏が透きとおる
容赦のない日射しに
深く被った帽子を右手で押さえる
アスファルトが反射した熱
吸い込んで汗ばんだシャツ
歩くたびすり減る靴底に
地面との摩擦熱を感 ....
この夏の澄んだ空気の中、あなたの墓前では、存在が、歴史が、社会が、人生が、すべて源泉に遡っていく。存在は素裸になって積み上げられ、歴史はその体躯をいよいよ明らかに投げ出し、社会はその緊密な構造を再 .... ひらひらと横切ってゆく蝶々
つかまえようとして
伸ばされた小さな手
初めての夏という季節の光
街路樹の葉が落とす濃い影
見えない風の気配
蝉のなきごえ

お母さんの胸に抱かれた
その ....
残酷な人たちへとアメ玉を配る

セミに雪だるまを見せてあげる

なにかを掴もうとしながら歩いている

最後の夜君は満天の光を放つ

あなたの変てこな笑い方を思い出す

心が軽い ....
あなたが ゆっくりと 息を吸い込む

「ふいちょう」
唇が その形に動く ゆるやかな流れとともに 水の音が響く
雨なのか 風なのか さざめく空気感は いつだって おんなじで

記号の向 ....
羊の群れが見上げる先に
生きもののあつまりのかたちの曇
黒い太陽は白くなり
鉛のように口をつぐむ


平たい国に咲く花が
丸い虹や風へと傾き
水を覆い揺れている
夜を ....
夜半の馨を残して
朝焼けは落ちてゆく

頬に残らなかった
昔日の跡を眺める

三面鏡の奥で波紋が広がる
優雅な尾鰭が翻る

昼下がりの葉の翳り
白昼夢に耽溺し
蝸牛が休んでいる
 ....
狭い部屋
白い壁
閉ざされたカーテン

身体に刺さるナイフ
何度も何度も
同じ所を行き戻る

リズムを持つ
汚い息が頬に当たる

早く
そしてゆっくりと

突き刺さるナイフ ....
海水の上澄みが

湯葉のように纏まり

ヒトデ型にくり貫かれ

それを渡り鳥がくわえて

南の方の国境へ

ぽとりと落としました

すると、そこからにょきにょきと

裏の ....
報われることのない想いは
どこへ向ければいいのだろうか

気持ちばかりが募り
なにもできずにいるけれど
ここでこうしていることに
意味はないのだろうか

大人しくして
我慢を重ねて
 ....
外から犬のうなり声があんまり長く聞こえたもんだから、なんだろうかと思いをめぐらせた。で、それはエアコンが自動で動き出した音だと気づいた。
野犬などいない町だから、犬ではないとは思ったが。ここはオフィ ....
薔薇の蕾は美しい
少しづつ開いていく姿も
この世のものとは思えないほど艶かしく美しい

だが咲ききって
たちまち黒ずんでいく花芯も露に
剥がれ落ちるのを待つさまは
あまりにも見苦しく
 ....
わたしは座っている。

冷たいパイプ椅子
背もたれなんかはある。



パイプ椅子の周りを
背もたれの周りを
わたしの周りを

ぐるぐる回りぐるぐる回る

 ....
哲学の道を入り
敷石をふみしめ歩いていた
(道の傍らをさやかに水は流れ)

遠くから、外国の男性がふたり
こちらへ歩いてくる
僕は敷石を一旦、下りて
道の外れに身を引いた
(弾む英語の ....
太陽に にじり寄って行く雲を称えた夕空 
クロスするのは 誰かの溜息 
呆けたアオサギが 優雅に行き過ぎる 
その羽根の向こうに 明日を思う

ジャケットを脱ぐ バサっと音がする
立て ....
つめたい水が流れ
ゆられる水草たち
淡色 葉は白く薄く
沈んだ石は絶えず
千年晒され続け
削れる なめらかにすべるように

潤う瞳には 空 遥か天の先は遠すぎて
持たない腕を水の上 伸 ....
全部が一瞬で消え去った
人魚の泡のように
残ったのはかなしみだけ

存在そのものが支えだった
誰に泣き声を聞いてもらえばいいのか分からない

パッと離れた気持ちは綿毛のようで
もう元に ....
空っぽだった器に
なみなみと注がれたのは
無色透明の愛というものだった
私の目には映らず
触れる事も出来ず
ただたぷんと揺れる様を眺めていた

ある日
無色透明な愛が濁り始めた
もう ....
木洩れ日は幹にもえうつり
いおのように游いで
あおいだ瞬きは
そらにとけて微睡んだ
しらむ
コンクリート
放たれていく君の足音の
つめたさに脳が
あせばみ
ふりかえり、照射す ....
文庫本の
薄いところが好きだ
パラパラとめくる
音も素敵だ
ブラスバンドの
演奏に合わせて
いちょうの葉っぱが
上から落ちる
青春という
栞は一枚だ
言葉に振り回されているので
振り回してやろうじゃないかと思って
リズムを作り出すと
足を取られて転び
ねころびころがって
よろこびおかしがって
伸ばした腕の先にあった
イネ科の植物を鳴ら ....
反旗を翻すと
狼にごみが付く
子連れ狼は去って行くが
最近眼鏡の洗浄液を
けちって居て
少し汚れた視界に映る
子連れ狼も反旗を翻す
子連れ狼の
二回の轟音
カラオケで少し目が潤んでい ....
私を愛したあなた
抱いて下さい

強く
強く

想う強さで力一杯に

私は幸せを感じるわ
ボキボキと
背骨が砕ける音を聞きながら
雨の夕暮れは静か
魂が濡れるに任せて
ただ風は流れる
雨雲は青々と輝いて
名も知らぬ鳥の姿を溶かす

嗚呼
わたしは安心したいのに
地球が優しく泣くから
その肩をそっと抱いて
慰め ....
背中を左右に開いて
川の水が溢れ出した

(孤独な独白が掘り起こされる)

胸骨の狭間を裂いて
海の水が零れ出した

(虚言を齎す陽が差し込む)

真白い骨が尖ってゆく
鏡の中で ....
炎天下
  暗転する

極めて正直な
光の圧に屈服

発汗 溶解した エロチシズム

レイバンをかけたロダン
    考えない人たち

        薬指に カラスアゲハ
  ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
遠い世界の夜ホロウ・シカ...1*17/7/28 21:52
どちらでもしょだまさし117/7/28 21:52
すみれ日記 07.28もっぷ2*17/7/28 20:20
支持率花形新次117/7/28 19:52
逃げ水、打ち水、この夏、かんな2*17/7/28 17:10
源泉葉leaf117/7/28 12:44
青信号に変わるまでの時間にそらの珊瑚17*17/7/28 12:31
僕らは赤い風船になった水宮うみ4*17/7/28 12:15
鞴  -ふいご-藤鈴呼2*17/7/28 8:51
雨と手のひら木立 悟317/7/28 8:29
御使い黒崎 水華517/7/28 6:05
ナイフkino12...017/7/28 6:05
星の漂流ヤスヒロ ハ...017/7/28 1:13
向かう先は坂本瞳子017/7/28 0:33
虹を探す吉岡ペペロ017/7/28 0:31
グレーピンクのモーツァルトLucy7*17/7/27 23:18
まぁ..。60の音。幽霊217/7/27 23:01
哲学の道にて服部 剛017/7/27 22:42
夕空藤鈴呼017/7/27 22:01
水底から空を渡辺八畳@祝...117/7/27 20:27
さよならタンポポ不思議な色の...017/7/27 20:14
溢れる愛卯月とわ子117/7/27 18:21
ambroid summerむぎのようこ317/7/27 16:12
スーベニアミナト 螢417/7/27 15:56
そしてパレードを率いる/即興ゴルコンダ(仮)投稿こうだたけみ1*17/7/27 13:28
子連れ狼間村長12*17/7/27 4:58
壊してkino12...117/7/27 0:56
雨鳥ヤスヒロ ハ...417/7/26 23:46
朝昼夜)顔のない花黒崎 水華5*17/7/26 22:40
この夏へ捧げるただのみきや9*17/7/26 21:25

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