勤労感謝の日で休日。
「おれって、アラジンの魔法の精みたいじゃない?
起きたら、洗濯も終わってるし、洗い物も溜まってないし」
横で洗い物をしている私に
感謝の一言もなく、
冷たい視線を一瞥く ....
雨は止んでいた
底冷えの余韻もなく
左手にはぶらぶらと
きまり悪そうに一本の傘
軽やかに往く人々が
刹那の訝りを湛えた一瞥を
そっと私に投げかけて去る
そうか、彼らは知らぬのだ
ま ....
開けたり
閉じたり
叩いたり
抓ったり
もっと
面白いこと
ないのかと
探す
長く 細い 指先を
引っ張るように
力を込めたら
瞳 外れた
睫毛の方 ....
あなたの寂しい心
買い取ります
あなたの悲しい心
買い取ります
あなたのイライラした心
買い取ります
あなたの苦しい心
買い取ります
こんな買い取り屋がいたら
いいな!
雪を被ってすっかり閉ざされた
枝の間
小鳥は空を
ひと跳ね
ふた跳ね
すっ と吸われるように消える
とりあえず
生あるものは辺りから姿を消した訳だ
空を埋め尽くしていたあ ....
この見渡すかぎりの
芽吹きの果てに
わたしは満ち満ちて
君がそういわなくても
俺には
この全てに
問わず語りで
君の影を見ている
名前をつける前に
消えてしまった朝にも
....
ホーキング博士が
「人類はあと100年で終焉を迎える」
と警告を発しているらしい
地球温暖化や核戦争などが理由らしい
森友問題もいいんだけど
もっともっと他に
国会で議論しなければいけない ....
有るか無いかの幸せならば
無いと思えりゃ心地良い
落ちてしまえばドン底は
人が言うよか暖かい
人それぞれ人生裏通り
規則を破らず
礼儀を守って
誰にも心配かけなけりゃ
....
甘く綺麗な言葉ほど
偽りのように聞こえるのは
心が汚れたのが
フィルターとして機能してくれるからで
人生という経験上
そのフィルターは重要だ
ただ詰まらないように
たまには
掃除してや ....
眠りに落ちる薄暗がりで
死神たちは今日もひそひそと話しかけてくる
おまえのおまえの居場所はどこにもないんだよ
適当に風が吹いて
空き缶が何処かに当たる音がする
世の中で一番最悪なリズ ....
さかさまのきみがいて
ぼくはめがはなせなくて
てんきよほうはあめだったのに
そらはいつのまにかはれていて
きづかないのはぼくだけだった
うみとそらのちがいをきいた
きみのなかにみえたの ....
動き出す為に必要な何かと
語り始める為に必要な何かを掛け合わせて
世界に一つぽっきりの 暗号を作った
その言葉は 丸太に描かれて
ポッキリとは割れない
小枝のようには崩れないと言う
声 ....
「ハゲればハゲきり
自然な生え際がいい」
これは
自称詩人で自称彫刻家の
高村ピカ太郎の言葉だ
ヅラやスーパーミリオンヘアーで
ごまかすことなく
堂々とハゲ上がらして
自然のま ....
次元大介のアレ
舗道にピンと投げて
やれやれと得物を出す時の
....
どこまでも宗教膨らましまくって、破壊して破壊して、世の中宗教まみれにしたるねん。酒飲んで阿弥陀如来最高っていう奴もいれば、酒飲んで阿弥陀如来死ねっていう奴もいるんや。日本中の人々が宗教を語るねん。宗教 ....
鶴橋の町で五〇年 湯を炊いてきた
百草湯の源田のおやじが 今年亡くなった
あれは夏の午後
「湯を炊く」と言い残して赤十字病院で息を引きとった
おやじは享年七七歳
銭湯が寂れる中 おやじは ....
心が汚れてるとか
心が綺麗かなんて
目に見えないんだから
解るわけないんだ
あの人はいい人だとか
悪い人だなんて
言葉や行動を参考にして
判断するんだし
心そのものが見えるわけじゃ ....
死にたい病の私が今も生きている
消えたい病の私が今もここに居る
全ては天使が答えを教えてくれたから
希死念慮は霧散し
私は愛に満たされている
たった1人でもいい
無条件に愛してくれる人がい ....
歩けば
体脂肪が減る
歩けば
いい詩が浮かぶ
歩けば
飯と酒がうまくなる
歩けば
道端の花にであえる
2個ある内の1つを婆さんにあげて
1つは私が貰う
格別なのどごしのバーボンケーキ
スポーツジムに出向き 帰りに映画
役所の人間が冷たい 暗い 虐められてる加害者 通院
僕は犬 君 ....
あなたに手紙を書こうとして
鉛筆削りで邪魔な時間を削り
落とす。無駄なものをそぎ落
とした飾らない本当の気持ち
があなたへと走っていく。口
に出しては云えないものたち
のあふれるあたたかな ....
おちんちんがついているから
おとこのこだというのはたんじゅんな
おもいこみ
おちんちんがついていないから
おんなのこだというのはすりこまれた
かんちがい
やさしさににたしはい
い ....
かつて
ともに歌った
歌の
楽譜のページが
にじんで
黄ばんで
ぼやけたとしても
私のことを
呼び捨ててくれる
あなたの声は
変わらぬ
大きさで
私の背中叩く
かつて
....
心臓が軋む音がする
そろそろ「換え時」か
僕は店の扉を叩いた
狭く埃っぽい店内
目の前には小さなショーケース
レジスター 天秤 キャンディーポット
店主は古ぼけたテディベア
....
泥になりたい
ただそこに拡がって
冷たい温度のままで
足跡を記録し
滴を飲み込み
波に塗り替えられ
風に吹き付けられ
それでも滑らかに
なだらかに
ただそこに拡がって
平然と
穏 ....
前略ごめん下さいませ
彼らは両手を広げてやってくるでしょう
打ち勝つために
ぼくの髪は逆立つ
秋は燃え盛る夕陽と枯れ葉のせめぎあい
アイスをあちこちで売る大人
緑に囲まれた快適な空間を ....
元気出してこ
宗教で燃やすんや
神は気持ち良い
仏は救いだらけ
ほら
宗教が飯食って飯食って
成仏しろと叫んでる
腹一杯飯食って
どんと来い宗教
ぶち壊して行こうや
引きずり回して行こうや
どいつもこいつも
宗教で張り倒してやる
どんと来い宗教
どんと来い宗教
仏教キリスト教日蓮宗浄土真宗
....
自称詩人の親睦会で
自称詩集を1冊
自費で出版した経験のある
自称詩人界の自称横綱こと
はるま富士彦(32)が
酒に酔った状態で
自称詩人界の自称ホープこと
高嶺の花厳(23)に対し
....
十一月十八日の雨の中
独りで街を歩く
私はひどく寒そうにしていた
晩秋の冷気は
誰の肌にも等しく訪れるというのに
片や暖かさは
幸せを選んで賢く舞い降りる
洒落た厚手のコート
小さ ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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