柿の種を口の中にかきこんだ
どうしようもない快感が生まれた
そこはジャズ・バーだった
おつまみにだされた柿の種
どうしようもないカオス
計算にあわないお勘定
のこるサックスの残響
....
緩やかな幸せには戻れない
不幸の中にだけある真実
痛い 苦しい 悲しい 辛い
どれも 私には
気持ち良い 嬉しい
苦痛だけが生きてる証
おかしい?
理解不能?
私は ....
シングルの友人から譲り受けたクラブを
何の気なしにもう十年以上使っていたのだが
久しぶりにうまくなりたくなってきて全部買い替えた
ドライバーもアイアンもウッドもすべて
地ビール ....
何も言わずに其処にいる
決まったところにいる
適度な距離感とも言える
微妙な距離感とも言える
手の届かない場所にいる
まるで太陽、でも太陽のように
万能でないこ ....
そこはかとなく日々刻々に感謝している
なにかいいことがあったわけではない
なにかに恵まれているわけでもない
ひねくれているわけでも寛容なわけでもない
与えられたものや手にいれた ....
描きたいものを描くのは
素晴らしいと天才だって
環境や話題性もきっと
其処には存在してる
手を抜きたく無いのだろうね
環境や材料、
それに君なりのプライド
....
いそうでいないようで
いるようないないような
まるふわの天使
黒い蝶々が小雨に濡れながら
アスファルトの上で
飛べなくなっている
私にはその理由がわからない
まるふわの天使は咆哮する
....
くたびれた椅子を引きずって
砂浜にまっすぐ線をつける
君の横には座らないから
安心して眺めればいい
夕日か朝日か知らない光
綺麗だね
なんてね
ありふれたことを思って ....
風が吹いてくる
夢をさらって 追いまどい
所かまわず星を散らす
遠くから歩いてきた
揺れる陰に怯え
さまよい歩く道の果て
落ちてきたリンゴを磨き上げ
かぶりついた
罪の味 ....
抱きしめたもの
全部ひっくるめて
冷蔵便で送るよ
たとえば
大田・桜公園
{引用=擦り傷だらけの 谷やんの
分厚い両手が 切るネジは
ミクロの世界で 刻まれて
....
―「今日はきっとすばらしい事がある」そんな予感を抱かせる夏の朝
ふと得たインスピレーションに古き祀誦が蘇る
ああ
しんごおせえ
なあ ら、なあ ら
おお
....
まいにちたぶん他人よりも
必死に緊張して生きている
ここから逃げるのは間違ってるような
じゃあ正解はなんなんだって話になるけど
そんな気がして立ち向かっている
勝ちた ....
宇宙に放り投げたリンゴのように
あなたに問いかけても遠ざかる
万有引力の法則が
あやとりの糸のように絡まり
浮かんでいくのは
最果タヒちゃんに
あんた、詩の才能0だね、辞めちまいな。
と ....
今日も雨だね、
そうだね、と返す
季節外れの雨好きよ、
君も物好きだね、
無名のコーヒー飲みながら
僕らの会話は続いていた
湿気と雨が纏わり付いて
苦手だった ....
乱雑に積まれた古本の階段をうっかりと
踏み外して雪崩る時間
目眩き
感光した
若き夏の日の窓辺
白く濁る波の音
瞑り流されて
大好きだった ....
○田舎のジイチャンたちの
先祖代々守ってきた土地に対する執着は
Uターン者にはわからないものがある
一ミリでも無断で侵入すると
手厳しく言ってくる
誰も買い手のない土地だけど
その意識は根 ....
鳥は知らない
自分のもっている翼が
どんなに貴重なものかを
コウモリは知らない
自分のもっている超音波レーダーが
どんなに貴重なものかを
タカは知らない
自分のもっている ど ....
もしも 魔法が使えるなら
この地球上の
すべての兵器を楽器に変えよう
すべての弾を
花の種に変えて
世界中を花だらけにしよう
種は花を咲かせ
花は再び実を結び
きっと甘い果実が ....
暑い 暑い 暑い
暑さから逃れるがため
ほおばるかき氷の山
アンタは リスか
制止の声を無視して
忘れられない腹痛の山
海だ 花火だ お祭りだ
盛りだくさんのイベント
僕らの天国、 ....
もっとリスクをとりたい
もっと
もっとだ。
リスクをとらなければ
カタルシスなんか得られない。
リスクをとるとは
リスクを最大化すること
ここまでのリスクならとれると
市場に
....
蝉の声が響く街
死に場所を求め
ずぶ濡れの野良猫が流離う
痩せた体で
よだれを垂らし
よたよたと歩く
淋しさの中
ひっそりと息絶えるのか
助ける者はない
助ける必要も ....
すぅと伸びる愛おしさに
戸惑い ひとおっつ
ダービー馬の 尻ぬぐいだけしている
ポニィテェル ふたあっつ
リボンは垂れるから バレッタを
パサリと触れた 涼の手を
ゆっくりと ....
おはようございません
ペンは
僕自身より大きい
今日一日でひとつでも
いいのが書けたらおなぐさみ
この世の中の怖いこと
ミサイルや放射能
悪い噂や不意のお別れ
どれを取 ....
(心)はいつも正しかったのに (心)に一番遠いのは私だった
(心)は全てのものを正しい名前で呼べたし書いてみせたのに、
自分の名前は 知らなかった
(心)は正しいことが大好きで(心)の法則 ....
たとえ朝を迎える途中であっても
厳しい人生にもある
僕たちの突端ですら
きっと色彩のある
鮮やかな情熱があるだろう
小さな群集として
四つ葉のクローバーが佇む
草原に静かに風が吹いていた ....
雨が降りました
きらきら
赤く眩しい雨が
沢山たくさん降って
町も赤く染まりました
昔話です
と
貴女は笑いました
わたしはどんな顔をして
貴女の前に立つべきだったのでしょう
....
太陽よりも早起きで電気もつけずに外へ出た
のまれていく忍び寄る追憶から
逃れる術ないことを知っているのに
幻想と現実の狭間で引き裂かれて
しまいそうさどちらに行くことも
出来ぬまま守り ....
異国のホームで
異国のことばでアナウンスが鳴る
ぼくはあなたを突き飛ばす
そのまま消えて霊界に消える
あなたは白い花いちりん
揺らしながら坂道をくだっていく
街路樹 ....
着せ替えで生きていたら
格闘ゲームのたまり場でふたりは出合った
ゲイなわけじゃない
女が苦手だっただけ
母親には内緒で暮らし始めた
分かりにくいかも知れないが
....
我地養義秀は
世界征服を企む悪の組織デマトロンに
捕らえられ
鳥貴族から手に入れた砂肝を移植され
人造鳥人間ガチョーンになった
しかし、他の正義の味方の例にもれず
我地養義秀も心まで
....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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