口裂けジャックはうたう
陽気にうたって街を闊歩する
片手にナイフをちらつかせ
鏡合わせの貴方を探す

口裂けジャックはうたう
貴方の最期をうたう
看取る瞳は一組で
それは他の誰でもない ....
鳥を殺した、
鳥の死体を地面に寝かせて、
子供は自転車に乗り、
走る、
自転車が鳥の死体を轢く、
ブジャッ!
子供は満足気に笑う、

今日学校に行ったら、
担任の先生が泣いていた、
 ....
ガチャ―......ン !
い い 痛い !

ここは どこだろう

まわりをみると
きたない 錆びついたものばかり

ぼくも古くて すこし錆びついているから

どうやら 
捨て ....
春が逃げてゆくので
真っ白なスカートを切り裂く
歌がテレビを爆破し
使徒ヨハネは妄言で人を救う
普賢菩薩は太ってゆき
梯子の裏側でそびえ立つ

モーセはエジプト人を殺し
窓の中で眠って ....
板は沈まないようだ
どうしてそこに靴があるのだろう
夢が泳いでいる
私は空を飛びもがいている
靴を履かせてくれ
黒が白に力を込めて

草だらけだ
草を二つ用意してよ
そして私を粉々に ....
右の肩を少しだけ上げて
顎を窓の方に傾けて
見える景色は空気の色が違う

雨の滴は線になって
薄い紫色を含み
アジサイを想い出させる

ひとしずく
音を響かせて
ほかのすべての音を ....
   「時」に不満はない筈なのに
        「空」をすっかり 
           わすれてる
      卒寿を越した 翁 様
 暇にまかせて テレビをつけりゃ
    食いしん坊 ....
夏の残り香が まだ消えない夜
そぞろ歩く者は みな寂しげで
私まで悲しくなってしまう
何処からか秋の虫の鳴き声が聞こえ
夏が消えていくのを知る

どこかで花火を打ち上げている
火薬の臭い ....
  破壊と創造

あいうえお
かきくけこ
さしすせそ
たちつてと
なに・・・


   。




                                     ....
奥さんは
認知症で入院
今度は
介護していたオジサンが
倒れた!
県外にいる二人の息子は
なかなか帰って来ない
秋の公園は一向に結実しない
紅葉の色は飛び散り
木の実は空の浅瀬に揺れる
大気の鋭さが増すにつれ
秋はどこまでも細かく刻まれ
粒子となって獣の眼に付着する
深まっていくはずの秋が
ど ....
音の無い陽だまりの
小さな影をつまむ
紙と木と水の王国
やがて火へと向かう王国


失望の羽が一枚
ふたつにちぎれ 横たわり
夢遊病者の背の月
三時三十三分の月
 ....
ナイフ刺さった心の目
痛むまんまで 虫の息
きぶんしだいで咲いた愛
真綿のように 首 絞める

ずいぶん上手にやせがまん
まくらをやぶる白い棘
目を合わせない 紙 吹雪
そん ....
思い出を
思い出さないようにと思いながら
今朝も起きて食べて現実と歩いている


寄せるしろい 腕が
知らない世界へさらいに来て
巨大なしろい フォークが
ざざざ、と遠のいて
それを ....
空気が澄んでいて
夜景がくっきり見える

山の上のレストラン
雑誌によく載っていて
若者に人気がある

昼間の景色も最高だけど
夜景のほうがもっと最高

遠く行き交う船
秋の空気 ....
 黄昏は鮮やかにそして静かに去っていった。
 闇を目の前にして心はざわついた。
 木の実が落ちた。
 ピアノが鳴った。

 心の暴動だ。
 目の玉が飛び出たがへその緒みたいなやつで体と ....
 優しさ溢れるその丘で、流れゆく雲を見ている。
 草の上に寝転がって思い切り深呼吸。
 緑の匂い。小さな花の匂い。澄み切った空気の匂い。
 今の僕は寂しくないよ。
 あなたの背中を追いかけ ....
街路灯に恋したらしいサルスベリがあって
幹はもう真っ直ぐにはもどれないだろう
と 私などが案じなくとも
それでも愛しくも切ない一本であり

九月の散歩道で出会う度に花の
その数や勢いをまで ....
とてもねむい
まぶたを閉じれば
くらいついている意識もはがれ
夜の底にしずんでしまうだろう

だがわたしはねない
だって金曜の夜だもん
たのしいことがたくさんある
まだまだいろんなこと ....
ダンスを踊ろう
華麗にステップを踏んで
ブルーな気分は踏みつぶしてしまえ
街のノイズが音楽になる
涙なんて雨粒のようなもの

眠れない夜は
ダンスを踊ろう
踊り疲れて眠くなるまで
幸 ....
さすがにもう分かってると思うけど
君の隣で寝て、起きたら君にキスができて
それだけで泣きそうなくらい幸せなんだ

前を行く軽トラックの荷台の上
繋がれたゴールデンレトリーバーが
思慮深い瞳 ....
朝の古びた駅舎で
ペンキのはげた屋根上から
剥き出しの大きな電球が
辺りをそっと照らしている

ひとり、ふたり
音も無く通り過ぎ

これから街へ出てゆく、私も
何者かに淡く照らされて ....
人と人の間は
ひとつの場であり
ふいに風の息吹はふくだろう

互いの瞳の間に
密かな電流の通う
場面を探しに

今日も、私はドアを開け
あなたに
会いにゆく  
帰るよ、とか
ケーキ買ったよ、とか
たいがいの報告に

ってひと文字で応える

それは、了解ですの意味だって
わかっているけど
少しさみしいから
り、り、ってコオロギかよ!
って ....
呼ばれている呼ばれている
この水の色開けて明るむ空に
アンテナが視界を邪魔しているが
呼ばれている呼ばれている
片足は泥水に浸かったまま
片手は雲を掴んだまま
己魂急かされて

何かが ....
ふるさとの夕暮れは
淋しくて切ない
人声なくただ風の音しか聴こえない
やがて深い闇がおりてくる
この世にただ一人
取り残された気分になる
父母に見守られた子どものころが
懐かしく思い出さ ....
もう
葉を落とすこともなくなった
落葉樹のようなふたりになったら
冬には陽当たりの良い縁側がほしいね

一日中観ていられる
そんなちいさな庭もあれば素敵なことだね
ある日

これから ....
眺めていると
立ち上がったので
触ったら
出てきた

月を
彼女が
あとのことはいいだろ
ていうか分からん

歩こうよ
そこまで行ったら
逃げようよ
空が呼んでるぜ

ふ ....
意気揚々と
泥まみれのスカーフを捨てる
新幹線に信号機に
君に僕に神社の狛犬

誰とも知らぬ靴下の残骸に
独楽 音 小学生の書いた絵
そしてそこに空 そしてそこに曇
赤は赤に吸い込まれ ....
2017年1月に僕は結婚した。

だから僕は結婚しない。

君が僕の内側にいること。

僕だけが知っている。

君の内側には僕がいて

君は僕になって僕は君になった。

完全に ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
口裂けジャックはうたう卯月とわ子017/10/21 18:23
怖い子供moote017/10/21 14:23
捨てられた宝物st017/10/21 13:57
夜が酔いながら踊っているmoote117/10/21 13:54
公民館が笑っている117/10/21 13:52
雨は沈黙の音を世界に放つ坂本瞳子4*17/10/21 13:11
失 題信天翁017/10/21 11:57
夏が終わる無限上昇のカ...417/10/21 10:45
junk box空丸1217/10/21 10:30
介護難民zenyam...117/10/21 9:47
深秋葉leaf117/10/21 9:25
夜と爪木立 悟217/10/21 8:31
ナイフ刺さった心の目を痛むままにして秋葉竹217/10/21 7:46
ほろほろ唐草フウ3*17/10/21 7:09
秋の夜景夏川ゆう117/10/21 5:17
、、、ヒヤシンス3*17/10/21 5:01
2*17/10/21 4:26
いざないもっぷ517/10/21 0:37
金曜の夜木屋 亞万017/10/20 22:48
ダンスを踊ろう無限上昇のカ...217/10/20 22:06
花と長い雨相田 九龍017/10/20 21:38
照明灯服部 剛317/10/20 20:04
ドアの向こうに017/10/20 19:48
ただいま佐野ごんた7*17/10/20 18:23
臨む空ひだかたけし417/10/20 17:08
ふるさとの夕暮れzenyam...2*17/10/20 16:02
ある日もっぷ617/10/20 15:45
空が呼んでるぜmoote217/10/20 14:16
鮭の胃117/10/20 13:50
結婚217/10/20 13:49

Home 戻る 最新へ 次へ
1129 1130 1131 1132 1133 1134 1135 1136 1137 1138 1139 1140 1141 1142 1143 1144 1145 1146 1147 1148 1149 1150 1151 1152 1153 1154 1155 1156 1157 1158 1159 1160 1161 1162 1163 1164 1165 1166 1167 1168 1169 

【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
3.69sec.