『言葉を免罪符にするな、もっと尊べ。』
中学生のとき読んでいた本に出てきた一文だ。
十年たった今も、なぜか心に残っている。
そしてふとした瞬間に何度も思い出すのだ。
....
なんと言っても
オリンピックメダリストが
電車内で女性の足に
体液を掛けた疑いで
逮捕されたというニュースが
最高だろう
供述がこれまた秀逸だ
「体液を出したのは間違いないが
....
一瞬で書く一行
一瞬で書ける一行
一秒で書く一行
一秒で書ける一行
一分で書く一行
一分で書ける一行
一時間で書く一行
一時間で書ける一行
一日で書く一 ....
この世の終わりみたいな顔して
気にしたこともなかったなんて
言い訳として成立してると
ほんとうにおもっているの
フラッシュバック
あじさいのうしろ
フラッシュバック
ふりかえった ....
傷がついてく プラスチック
ずっとこのままじゃいられない そう
好きなものは 忘れるし
季節が巡っても ありきたり
だからどうしたっていうんだ
だからなんだっていうんだろう
疲れた ....
カップ&ソーサでお茶しよう
君のルールを知らなくても
カップ&ソーサでお茶しよう
好きなようにしていていいさ
カップ&ソーサでお茶しよう
僕のルールに決まりはないよ
カップ&ソーサでお茶し ....
ぼくたちが青空へ帰っていくとき
それはどんな季節だったっけ
風は透明で
今にも忘れ去りそうだった
あかるい夢をみて
きらきらとねむる星たち
いろんなことがあって
ぐるりとまわってここ ....
ジングルベル ジングルベル
恋人達のクリスマス
神も仏もないクリスマス
余計なノイズを入れないで
雪も2人のためのもの
(外の十字架が我を忘れたら
すぐに教会のイルミネーションにな ....
○過ぎるのはよくない
いいことも
過ぎると悪になる
○築くのは長い時間がかかるが
失うのは
一瞬
財産も地位も名誉も
○加害者は
被害者でもある
人間されたことをする
悪い ....
平坦な日々の 激しい時間は
誰の心だって傷つける
忘れてしまうしかない悲しみを
心にため込んで生きている
だから思うんだ
もっともっと自分を許してあげて
もっと自分を褒めてあげて
....
市ヶ谷から何機もヘリがぱたぱたと飛び立っていった
翌未明ミサイルが発射された
山崎賢人が栗原はるみに似ていたり
児嶋が東山紀之に似ていたり
嵐が実は全員アンドロイドだったり
....
VHSが開発されて
(詳しくはプロジェクトX第2話を参照のこと)
レンタルビデオ屋が
そこかしこに出来て
初めて借りた
洋モノが
トレイシー・ローズ主演だった
彼女の2穴攻めシーンを見て ....
色とりどりの絵具を使ってあなたは絵を描く
花の絵や、蝶の絵や、動物の絵や、人の絵や
街並みの絵を。けれど、あなたが見ているも
のは、あなたが描いているものは、色とりど
りなんかじゃない。真っ黒 ....
愛の包み紙を剥がして食べた
味なんかしない けれど
美味いとか甘いとかなんとか言っちゃって
以来 愛は無色透明 気配を殺し
居るような 居ないような
――気になるのは 破れた包み紙
....
飴を、舐める。
眠る。
私は眠る。
光に満ち溢れた戦争が起こる。
身体の不調。
調性。
波に濡れた身体。
私は私から零れていく。
ニューロン
夢を集めて
逆さまにする
遠 ....
ちょっとミステリー もっとホラー
進化していくから
パッと浮かんだ 文字がたくさん
誰にも見せられないけどね
そして人は進む ゆっくり歩いていく
焦らなくていい 投げつけられてもいい ....
関係ない関係ない
関係ない
いつまで言ってられるかな
関わらない
それもいい
あれもいい
君の手は危ないので離れておこう
申し分ないその容姿
パクられない
ガッつかない
....
燃える二人は一日に挟まれて
死の音を並べながら喉を鳴らす
線に乗り遅れた山と海と空
国を跨いで夜に溶け込む
窓のような退屈さを喜び
二人は冷えながら穴をつまらなくする
山は早起きを繰り返し ....
世界中のニュースが
毎朝茶の間へ飛び込んでくる
世界は一つ化している
今や僕たちは
世界の情報の中で
どう生きるかを決めなければならない
鳩が、轢かれていた
先刻まで内臓であった、肉であった
暗い紅の塊を
透明な青空に晒して
恬淡として流れる時の何処か
羽ばたく命として「いた」それは
一瞬を境に
おぞましい塊としてそこ ....
時は流れてゆく 過去から未来へ
秋は流れてゆく 夏から冬へ
川は流れてゆく 山から海へ
私も流れてゆく 今日から明日へ
ただ思い出だけが
流れずにいる
美し ....
このババア
昔はキレイだったんだろうな
と思わせる
元従軍慰安婦を見たことがない
日本の兵隊さんの名誉のために
「よくこんなのとヤったな」と内心
思っている不届き者のおまえに言う
....
嗚呼と嘆く
愛の苦しみは
あうんの呼吸で
喘ぎを覚え
蒼い春を想い出させる
赤々と燃ゆる炎は
秋の寂しさをかき消し
飽くなき欲望は
明けゆく空の彼方に
赤子の微笑みを映し出す
....
最高に忙しい時期は終わって寂しさが獣のように駆け抜ける胸の真ん中めがけて
午後、やわらかい日差しの中一番で映画に行こうポプコーンを買おうアイドルがかわいいだけの映画でも脇役の個性は光る
走 ....
あおい青さためらわず空を切る
ほそい黒さ電線の緊張感
きちんきちんと背の美の電柱
アスファルト ヘイ モノトーンを下地に
立ち並ぶ看板
幼稚園で使いまわしたクレヨンみたく
いろんな大き ....
ノミは無限へじゃんぷするが
コップに入れて、蓋をすると
そこまでしかとばない
人よ、自らの頭上の空の
ひろがりに
蓋をする{ルビ勿=なか}れ
ジョン・レノンのいない世界で
僕等は何を歌おう
時代の不安にも
群衆の病理にも、薬は無い
夜の部屋で
壁に掛けられた絵画の風景
二十一世紀の廃墟を見渡して
塔の高さで立つ巨人 ....
生きるとは、自らを{ルビ繙=ひもと}いてゆくこと。
水面の夜
水底の鍵
不死と仮定の王国
窓を次々と閉める人
まっすぐな虹の撓むうた
飛沫 飛沫
消えずに重なる
水紋の火輪
羽が降り 羽が降り
雨を覆い ....
白頭の嶺を越えて、落葉(から)松林を越えて
蘆(よし)の根の黒く凍る沼のかなた
赭(そほ)ちゃけた地肌に黝(くろ)ずんだ小舎の続くところ
高麗雉子(きじ)が谷に啼く咸鏡(ハムギョンド)の村よ
....
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