この期に及んで
自称詩人でいられるのは
もはや、世間全般に対する
悪質な嫌がらせではないかと思う
自称詩ハラスメント
所謂ジショハラは
まだまだ認知されていない
何故なら自称詩人と自称詩 ....
貧しくても
資産を残しても
墓場に持って行けるのは
墓石だけなんだなぁ
とうちゃん
目の前にある料理の山を見て
分け合う人がどこにもいなくて
肩をすくめるだけのランチタイム
焼きたてのピザより暴力的だ
隣で会話を弾ませてるのは
人が集まっているせいなのか?
小さい頃は ....
私は罪など犯していない人のような顔して
この先の人生を生きていくために
長い間共犯者だったあなたを捨てた
捨てた後にも
秘密はあり続け
私と貴方はそれを共有しつづける
隠しているのでは ....
姫 姫 脂
水面の虹
蜘蛛の背の地図
こがねの手足
水紋の下から
空を視る目に
光は廻る
光は跳ねる
夜に満ちる緑の泡が
ひとつひとつ星になる ....
僕たちは
なぜまじめに生きているんだろう
来る日も来る日も
日が沈んだらまじめに寝て
日が昇ったらまじめに起きている
どうせ年を取って死ぬのに
どうせ死ぬのに
働き蜂のように働き蟻のよう ....
魂の脱け殻が落ちているらしい
日常のあちらこちらに
凡人は誰も気づかずにいるから
誰も気づけずにいるから
日常はいたって平穏だ
人は生きている間にも
魂の脱け殻になってしまうら ....
自分は自分
他人は他人である
だれも自分のかわりに
苦しんではくれない
死んではくれない
情報に振り回されてはいけない
自分なりの判断力を持たなければいけない
みんなで渡っても恐い!赤信 ....
これもダメ!
あれもダメ!
ではなくて
これもあり!
あれもあり!で
生きていく
年寄りは
片足を駄目にした熊が居たので
重い信用が必要だと思った
嗅覚の鋭い母が熊の看病をするので
私は護衛を務めて
誰も入って来れないように
牽制し続けた
私は尾崎を歌う
ストレス解消に
....
駅が好きだ
旅行者がいる
外人がいる
妙齢ご婦人の三人連れ
急いでいる人
見上げる人
せわしなく
人が動く
何かの目的に
人が動く
あなたと
待ち合わせたことも
....
10代で死にたいって言ってたお前
幸せそうでふざけんなよ
あの子が全部 うまくいくの 知ってるから
そんな奇跡を願ってる自分が嫌い
近況報告でマウントし続ける
お前の背中 ....
そこには私語ひとつなかった
密儀はたんたんとすすみ
尊さがただ強調されつづけた
読経のときだけ声を発した
はじめて会ったひとばかりなのに
訓練された聖歌隊のようにそろって ....
猛り狂っている闇の濃度はストーンズの望むレベルをも遥かに凌駕していて、それはもはや景観というより心情とでも名付けた方がしっくりくる位だった、もちろんそんな感覚をそこらへんの連中に理解してもらおうと ....
心は曖いちいさな海で
寄せては返したがっている
愛してない
(あなたを愛していない)
それが白いブイのように
波間に泡立ちながら
にぶく 在る
世界の苦しみを背負って飛んだ小鳥が地に墜ちていく様を美しいなどと表現できる傲慢さを捨てられないがために自らの口から出る言葉一つ一つが魂の輪郭を歪めていることに気づけていない、因果応報が形になって現れる ....
めらめら壁が
燃えているというのに
くまたちは眠っている
5月も天辺間近
夕暮れも薄く伸びて
暑すぎる夕暮に草いきれ
もう
答えがでる
くまよ
燃えつきる壁よ
わたしは ....
左足の小指が見当たらない
なくても困らないと思ったのだけれど
意外とバランスが取れない
歩き難い
喪失感が大きくて
寂しくて
もう耐えられそうにない
痛みはないくせに
痛い ....
スタジアムの外に棒立ちして
むかしながらのソウルミュージックを聴く。
風に乗って流れてくる
古びたギターソロの音が、
泣いている。
そういえば
ギターが泣くって ....
ときどき旅に出る
バスあるいはロマンスカーで
目的地を通り越して
家に帰るために
ごくまれに家出する
抵抗あるいは革命のために
気恥ずかしい迂回の末
家に帰るために
....
ぼくらみんなのかなしみは
....
夕日が震えながら沈む海で
光を貰った両眼の奥に
寄せては返す波の音が届き
溜め息やくしゃみで塗り替えてゆく
静寂が似合うと思えるのは
花火のゴミを燃やした時に出る
煙のせいで涙が滲んで ....
死人にビスケットを持って会いに行く
後悔とかがないライフスタイル
一人ぼっちじゃないんだろね
金くれ
見つけあった街に戻って
やり直しを終わらせる
ついに勃発したゾンビ大戦
ゾン ....
皐月の風は 空色に
そして ひかりは 海色に
染まり上がって おりました
町のはずれの 広場では
森のからすが 飛んできて
子どもが 作った ....
うっすらと浮かんだ額の汗に
太陽と雲が逆さに映りこんだ
霧島から噴煙が上がっている
牛たちは
寝そべったり
エサを食べたり
思い思いに過ごしている
鴉に啄まれた
タヌキの死 ....
手が凍えると
少しでも 温めようとして
両手をこすりあわせる
身体が凍えた時に
おしくらまんじゅうをした
子供時代を思い出す
足が震えたら
地団駄を踏んでみる
足元の氷が割 ....
かろやかに壊れゆく春の記憶は
描かれた風景に変換されて
消えてゆく
ひそやかな時はうつりゆき
しろい指のかたちだけがのこる
春が終わってまた誰かの消息をたずねる
夏が終 ....
君の声が届かなくなってから
ありふれた愛の言葉を避けて
世界を逃げ回るよりも僕は
耳のない自画像を描いたよ
アンテナが折れたテレビのように
白黒の雨が身体を濡らし
全てを閉ざした心もい ....
眠るみたいに死ねたら理想
死んだみたいに眠れたら理想
もしかしたら
必死に墓穴を掘りながら
墓穴を掘るために
生きているのかもしれないんだぜ
だとしたら滑稽
可笑しくて泣けて ....
そしていくつか孤独になる
ぼくだけが泣いてなかった
頭とか目とかサランラップ
ぐるぐる巻のサランラップ
体を動かしても上手くいかない
感謝が足りないことぐらい分かって ....
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