昨日の夕方
毛虫が落っこちてきたら嫌だなと思って
茂る枝の下を避けて立ち
青信号を待った
公園の桜の木
毎年春に花雲を愛でて
木は すっかり街中で溶け込んだ住人
だ ....
みゃあみゃあ
きみがどこかで言うから
どこにいるのって
さがした
見つからない
きみの声が
ずっとしたまま
買い物に行ったら
傘も手提げも
どこかになくして
それっきり
....
君のましゅまろ、
丸くて白顔、
微笑んで、
目もほそい口もほそい眉もほそい、
まるで五つの三日月、
一つの白月、
首をすこぉーしだけ傾げて、
甘くてふんわり、
ゆきみのだいふく、
....
秋の夜長に眠れない
眠りわずらい
抱えてひとり
私の呼吸は不器用だ
きっと長年の喫煙が関係している
今瞼が腫れているように
重たいが
眠れないんだよ
それは小事に過ぎない
しかし ....
来週の月曜日で渓は閉鎖される
天気予報は曇りだから
これが最後のチャンス
華麗な山女魚とも3月まで逢うことはできない
秋は心新たに本流の虹鱒を追いかけるだろう
清流のファ ....
ベッドが呼んでる、そっと耳元に
「今日も一日、おつかれさま」
時計の針は静かに進み
目蓋は重たく、もう限界
歯ブラシは、僕を見下ろす
「今日こそ磨こう、虫歯になるよ?」
心はもう謝 ....
これをかっこいいと思っているのか
ではなくてふざけてるんだよ
と、
君はいう、君はいう、君はいつまでもいう、もうやめてくれ
そこで火花を照らす
ぼくぼくぼくぼく、そうそうそう、じゃな ....
神は7日かけて世界を作った
1日目 プリキュア
2日目 ミスチル
3日目 神聖かまってちゃん
4日目 大森靖子
5日目 ウイスキー
6日目 ラッキーストライク
....
青い鴎が羽ばたいて
次の時代の到来を伝える
海の向こうから荒い波が
押し寄せようとしている
青で侵食されてゆく
触れられない場所で
舵取りが行われてゆく
繰返す歴史の歯車が作動し
神話 ....
薄雨の
降りし今日の
我が身を包む
涼風ふわり
ふんわり漂う
虚しさ何故か
胸奥を覆い
かさこそかさこそ
揺れる想い
魂の力を得んと
心の悶え震えながら 、
向かい喫茶に灯 ....
私は原付バイクに乗り風に遊ぶ
天使だから
今生のことについては
ある程度の見境がついて
ついて・・・
でも諦められないこともあり
今日も瞑想プログラムに
遊ぶ
遊ぶ
夏の時分 ....
きみにあげるよ
きみが望んだとおりに
全部、あげる
あと2分しかないよ と言われて
あなたは詩を書きはじめる
あと2分、と言われてわたしは
あなたのことを愛しはじめる
安らかなのは
2分後に
ぜんぶおわるのがわかっていること ....
れいランランも訪れた
大阪は堺市にある焼肉の味楽。
煙もうもうの店内が食欲をそそります
キャベツ食べ放題が嬉しい、
エアコンなしはちょっと暑いけど、、
あ、煙もうもう系のお店では、
堺 ....
気まぐれな
夕まぐれに
気まぐれる
まぐれに
まぎれて
気をまぎらわし
気まぐれる
まぐれの
グレイの
夕まぐれに
まぎれて
まぎらわしく
気まぐれる
気まぐれたまま
夕ま ....
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幸福な話も不幸な話も 云い過ぎると自慢に聞こえるものらしい
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自分ら ....
少女がシンデレラに憧れるのは
深夜、日本家屋の階段で。
とてもちいさな階段には
昼間の寂しさがころがる音がするから
ガラスの靴をひろえなかった少女は
夢の中へいってみたい ....
テーブルに散らばったいくつかの破片と手紙の束、破片がなんだったのか思い出せないし手紙を開いてみる気も無い、わざわざやって来る知らせが重要なものだった試しはない、最終的に返信を希望するやつは必ず電話 ....
泣きたい夜には
愛してると言って
恋してると言って
涙が少し乾くから
胸の疼きをそのままに
甘い果実を分けてくれたなら
ぼくは夢を語ろう
正直に伝えてくれるなら
き ....
夜も更けて
飲む酒の
苦い味
帰り来ぬ
街の灯は消え失せて
スマホの中であれこれ悩んでいる
電車は躯を運ぶ
降車駅を過ぎても躯は乗せられたまま
大人しく揺られている
慌てるのは意識が引き戻された頭と足
躯は足に運ばれる
モニターの中であれこれ悩 ....
滲む夜の静けさに
色彩の輝きがどこまでも辿る
9の言葉に埋め尽くされ
そこに意味を探すものはいなくなった
まだ悩んでるんだろ、どこまでも
快楽の奥底にあるのは
ただひたすら君なのさ
....
光の帯の彼方に去ってゆく
響きの声の言の葉の
渦を巻き込み巻き込まれながら
全てを手放すわけにはいかないと
手放すことの出来るのは肉身のみと
最期の息を吸いて最高の言を放ち ....
足を切った
家族を飢えさせないため
自分が餓死するのを防ぐため
あのときは仕方なかった
もう一本、足を切った
自分の不甲斐なさに呆れながら
まだ幼かった子どもは
なにも知らず ....
とらわれていたものを減らして
一夜経ち
芳醇な朝に居ます
太陽に
畏敬の念を抱きつつ
あの太陽は
人間の
人力によって上昇している──、
とも思われる
思いの力は絶大で
他に
わ ....
納豆をかき混ぜると
遥かユーラシアから
吹いてくる風がある
父は砂糖を入れるのが好きだった
母はそれを好まなかった
わたしは優しくありたかった
皆、少しずつ欠落していって
比喩は ....
事情があって先週から何も食べていない
先日食べようとした納豆玉子かけご飯とかき揚げも食べなかった
体重は4キログラム減ってふわふわと眩暈がする
気分は平静なのだけれど何時もの摂食障害 ....
秋の夜長だ
ベンハーパー
わくわく
わくわく
わくわく
もぞもぞ
もぞもぞ
もぞもぞ
ゆらゆら
ゆらゆら
ゆらゆら
うとうと
うとうと
うとうと
すやすや
すやすや
すやすや
明るい月の下で
君と過ごす夜が始まる
未来とか希望とか
ぼんやりとしか見えなくても
頭の中から飛び出して
走って行きたい場所が
前だけにあると思っていた
君には僕の知らない
過 ....
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