死の灰の雨は止まない
月でさえシェルターに入っているのに
地球のシェルターは破壊された
薄いレインコート一枚で
世界を変えるために
本の頁を繰る
知恵は生きのびる道をつくる
もうだいぶ灰 ....
詩の選考委員にとって必要な詩は選ばれる
しかし必要ではない詩は消される

これは詩の殺人だ
言葉は無視され
初めからなかったコトにされる

むしろ言葉の殺人事件だ
華やかに本誌に飾られ ....
傷跡裂ける
めりめりっと

亀裂から溢れる赤い体液
静かに眺めたまま堕ちゆく雫舐め掬う

舌の感覚柔らかく
途となった跡を指で辿る
生温かな触感に怯えながら屈折しつつ伸び上がる

 ....
ほしざきの
 ゆえかたりもつ
さいあぐら
 おこりつきえつ
らんとかす
 そこびえの

ほそたぎの
 かさわたしたる
あかがきを
 ふらんせすとし
あままわり
 えんけいの
 ....


大人になってから
自分ばかり見てしまうようになったね



あの子の仕草とか
男だから真似しちゃおかしいんだけど
どうも好きで頭の中で繰り返し学んだりさ



あの ....
 アナベルの咲きそろう庭に遭い
 手で触れることを
 ためらって

 六月の午後にあがった
 冷たい雨
 潤ってあざやかな花房に
 そっと 顔を寄せると
 控えめで甘い匂いは
  ....
アジサイのつぼみポッポッポッ
小さな丸い輪郭集まりこんもりと
無数それぞれの速度で目覚めつつ
芽吹き咲き開く前に色付く青の

進む時の刻みに雨を受け 、

濡れそぼりつのどやかな
何も ....
○「限界集落」
「田畑をもらってくれる人は
ありませんか」
「山をもらってくれる人は
ありませんか」
「家をもらってくれる人は
ありませんか」
「年取った娘をもらってくれる人は
ありま ....
きみの柔らかな手のひらで
冷えた肩を包んでくれたなら
ぼくは大空を舞う鳥になる
高く 高く どこまでも
澄みきった空を目指し
青く溶けて自由になれる
やがてあたりは暗くなり
たくさん星が ....
アップデート
とか言っても

本邦生産現役は
実は屁とも思ってない

わからないのである

一応、外面だけはおもねるふりをして
アッププデートとか言ってみるが
実は何もわからないの ....
いまにも泣き出しそうな空のしたで
雨傘をそっと確認した午後
鏡のような湖面で白い舟に乗っている

オールは水飛沫ひとつ立てず
波は悲しみのように遠ざかる
君は僕の目をみることなく
 ....
{引用=
ああ、星野さんの『たんぽぽ』のおかげで、きわめてミクロな白い天使たち、天使たち、あの明るい青空へととても穏やかな風に吹かれながら飛び立ってゆく、飛び立ってゆく。その両の手には種子というただ ....
交差点は今日も
無音のようにうるさい
LEDビジョンが 春を売り出している

笑顔、スマホ、炭酸飲料の泡
「くまモン、そっちの角度で!」
はいはい、と首をかしげたとき
遠く、山の方から風 ....
モンスターの徘徊する
この夜陰、

ドアをそっと
静か大胆に開け 
差し入れる足首の
ほっそり真白く美しく

あいかわらず 、

お綺麗ですね 
慣れて居るから
大丈夫です
 ....
二人の影を照らす
月明かり
朝まで踊る
私はここにいるって
感じさせて

やめないで
音楽がすごく良い
秘密のビート
挿し込んで

私たちはずっと
朝まで踊る
朝まで踊る
 ....
よごれへたれて疲れたきみも
またあしたまで
あしたまでおんぶしておくからね

たくさんぶつかった日も
すりきれそうな日も
いまは一旦あずけて

ずっとぶら下がってみてるよ
 ....
血の涙も出ない

ジェノサイドが

現に、今でも

地球上で起きてる

罪もない人々が

そこに住んでるというだけで

無差別に

容赦なく

無抵抗に

抹殺され ....
下唇噛む
血が滲む
喝采される声
私の頭の中で絡み合う
糸と糸
胸のうち溜まる
ドロリと穢れた液体のような

頭の上に伸し掛かる重石
もはや取り除くことできず
ただ私は手を動かすの ....
無機質な翼に覆われて
耳をつんざくような轟音に侵されて
辺野古は美しい珊瑚も海も空も奪われる
街を営む人々のコトバすらヤマトには届かず
ただアメリカの思うがままに

これで《美しい日本》だ ....
後ろ振り返り私が辿ってきた道を眺めた
長く遠く後ろに続く道
大小様々な石ころと泥でぬかるんだ凸凹道
躓きながら転びながら歩いた未来へと続く道
おかー さーん

夜飯

漫画読むちょー

おかし

あ、ピアノ

勉強めんどくせー

明日もがこうだおー

とー ちゃ ん う ぜー

りんごたべた〜い あ
きょー ....
今日は月曜日

朝から色々色々色々

そんなこったろうと思っていたけれど

こんな日は自分をもてなす

蒸しパンを蒸かす間

烏龍茶を淹れる

私の茶壺は

茶色のぽっ ....
あの最悪な男。
俺等はあんなんならんわ。
なあ、そうだろ?

数年後

あの最悪な野郎。
俺等はあんなんならんわ。
なあ、そうだよな?

十年後

あのろくでもないやつ。
俺 ....
怒り心頭、それぞれに
それぞれのたましい
誰ものたましい
えごいすと
怒り心頭、戦い絶えず

自らの魂の為に
他者の魂
傷つけるを厭わず
他者の魂と
競うことだけ好み
勝ち負けだ ....
『ジイドの日記』を読んでいて、ぼくがもっとも驚かされたのは、友人であるフランシス・ジャムについて、ジイドがかなり批判的に述べていることだった。ジャムがいかに不親切で思い上がった人間か、ジイドは幾度 .... ○「自己理解」
世界中のことが
わかっても
自分のことが
わからない

○「夫婦喧嘩」
夫婦喧嘩は
反論するところから
始まる

○「対人関係」
人は変えられない
変えられる ....
 
 

細かい風が吹いて
開け放った窓から
レースのカーテンをすり抜けて来る

異次元へゆけるかどうかは
内緒の話だけれど
そうだね

みあげる満月が
異世界なのなら
星の ....
伸びやかに ひびかせてみて
小さな耳を 掻き抱いて
月の端から生えた 竜の顎が
頸木に巻かれて うなだれる

ここは 空にいちばん 近いところ
星さえ望めば 奪えそう
宇宙には 葛藤があ ....
深い夜やおら身を起こし
冷たい水を求めて蛇口をひねった
それから数週間。
ずっとぽとりぽとりと音がする
蛇口を力いっぱいしめてもしめても
ぽとりぽとりと落ち
滲み出るそれ
どうにもくくれ ....
にんげんじゃないと
はじめから言っていたのに
その声のトーンは
どこか戦っていた

背中のチャックは
都市のざわめきにまぎれながら
幾度となく
重力を裏切った

宙に浮かぶ輪郭は
 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
In the ashes6*25/6/10 18:52
殺人事件栗栖真理亜125/6/10 18:50
五体投地125/6/10 18:45
ほしざき春日線香125/6/10 17:05
まね気味[group]林 理仁425/6/10 15:13
しろい景象リリー15*25/6/10 14:19
余白ノ意識 、梅雨ノ入りひだかたけし425/6/10 12:57
独り言6.10zenyam...1*25/6/10 8:20
彼方へレタス8*25/6/10 8:05
正論ティーチャーりゅうさん7*25/6/10 5:57
曇天秋葉竹125/6/10 5:33
綿毛本田憲嵩825/6/9 23:38
くまモン無名猫1*25/6/9 22:47
あくまノ警告(改訂)ひだかたけし4*25/6/9 21:04
Dance8*25/6/9 18:54
はんがー唐草フウ8*25/6/9 18:43
血の涙多賀良ヒカル025/6/9 18:19
言葉の死栗栖真理亜2*25/6/9 17:38
今こそ125/6/9 17:36
私の道025/6/9 17:34
こんなんで良かった[group]林 理仁2*25/6/9 17:02
六年目の茶壺(ちゃふう)花野誉9+*25/6/9 14:48
[group]林 理仁3*25/6/9 14:36
詩想、Five Yearsひだかたけし525/6/9 9:32
TWIN TALES。田中宏輔14*25/6/9 9:15
独り言6.9zenyam...2*25/6/9 8:27
晴れて満月秋葉竹225/6/9 7:44
月下、口ずさんでみぎめ ひだ...125/6/9 7:40
滲み出る凍湖3*25/6/9 2:11
ふなっしー無名猫325/6/9 0:19

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