ちいさな悲しみが
あなたの胸を穿ち
しだいにすり減って行くのを見ていた
やわらかい肌は薄く硬く割れて
溜まった涙が流れ出す
春には 鳥や蛙がくるでしょ
あなたは言う
薄っぺら ....
物価と引き換えに
従うことを強いられるだろう
逆らえば
この世から消されるだろう
嘘のような現実が
もうすぐそこで
息を潜めて待っている
僕はまだ
死にたくないけれど
どの道死ぬ ....
副題に納得できないでいた、その頃に、ぼくはよく「予感」ということを、考えていた。受信され、併記された昼間のモダニズムのように、あるいは、美しい模型飛行機との関係や、深刻な影絵の世界のようにして、定型は ....
雨に打たれて
風に吹かれて
私は流れゆく時を
泳いで、泳いでゆく
なつかしい
夏の匂いのする
青魚の一匹
陰謀めいた色で恋を仕掛ける
アナログの仕草でデジタルなフレーズを
口元へ
Game 最初の駆け引きはスリルで
Love 本気を見せたらルール違反
君の枕元に伏線を張って
夢の奥まで ....
私は死ぬ為に生まれて来た、
私は生きる為に死んで来た、
繰り返し繰り返し
自らに沈潜し安らぎ
自らの必然に従えば
内から光射し込み
いつの間にか横溢し
今、内なる光に取り囲まれ
光 ....
愛の炎
プロミネンス
光の呪文を
昨日となえたっけ
love love love
君の髪に触れる
愛は正しかった
正しい愛だった
他の正しさの無に
喜んで行ったこと
た ....
聴きたいことは
いっぱいある
なぜ
空は青いのか
なぜ
宇宙には星があるのか
なぜ
花は七色なのか
なぜ
世界はプリズムなのか
聴きたいことは
いっぱいある
....
それは風に揺られて突然やってくるのでした
体内花粉止めカップから溢れそうです
攻撃目標は主に目と鼻です
痒くて我慢できません
鼻水は止まらず
ティッシュ ....
ゆらゆら
揺られて
心地良いのは
今だけだ
明日になれば
酷い二日酔いに
苦しむのだから
それでも
忘れたいことが
山のようにあって
飲まずには
いられない
路地裏 ....
今村昌平は、人間を撮っていた。
いや、撮っているというより、そこに居座っていると言った方が近い。カメラは回っているのだが、回っていることを主張しない。ただ、人と同じ重さで、その場にある。今村の撮り方 ....
ふんどし
僕の為に詩を書くなら
メモ帳でリアルなんだよ
そこに題名があって
18歳で
花言葉で 真実はよく見えなくて
君は記号だから
青春があんだ とにかく
女汗 も ....
漕いで漕いで。ブランコで妹と二人きゃあきゃあ言っている。
高いとこまで漕ぐよ。姉妹で遊んでいた山里の小さな公園の遊具は、
ブランコと滑り台だけ。
公園は枯れた草でぼうぼうになっている。
初 ....
宇宙からの異物体が
差し込まれ
奥へ奥へ
ゆっくり静かに
心拍音だけが響く
深く深く
高く高く
まだまだと
限界へヒフが千切れ
爆発音ととも砕 ....
空がしろい
すいこんだ冷気が
肺の中で氷の花を咲かせる
灰色の細い梢
音もなく羽ばたいていく黒い鳥影
半分凍ったお池で
蟻がスケートする
泳ぐ金魚はめまいに似た残像
時はふりつもる ....
六花(りっか)舞い落ちて来た
遠い空から
しんしんとしんしんと降りつもる
太古の涙の結晶は
悲しみ
よろこび
さまざまな思いや気持ちを
ふくんでいる
ああ、六花(りっか)ほほに解(と) ....
大人になったらパパと結婚する
公園で無邪気な幼子が父親に手を引かれながら父親を見上げる
そんな光景をワンカップを握りしめた老人が目を細めて見ている
老人は誰にともなく語った
自分の娘も幼い頃そ ....
私の心をホカホカにしてくれる
あなたの強い愛情
濁っていた血は
あなたとの間で愛を交換したら
きれいになった
もうこれ以上の必要のない
愛の状態
分かり合っていると
思うんだよ
....
肉身の病の襲い来る
苦痛発作に凍り付き
刻まれいく時から
尚も生かされ逃れ出て
生かせて呉れるもの達
いずれ生かさんと
やはらかな月明かりの許、
あるもの全て
その輪郭を際立た ....
お月さんよう
なあに
奥歯なんて抜くんじゃなかったよう
なんで
まだ痛むんだよ
それで
子泣き爺だよう
なにそれ
泣かないよ痛みくらい
えらいわね
泣かないよう悪口にも
強い ....
僕は街で
この街の一員であることを思う
見下ろした 喫茶店の窓で
車が走り抜けた通りで
木々は そこに 生えたままで
空間の動きを描き出すのだ
そこで何を 言い表すべきなの ....
僕は僕を許してないけど
君は君で生きてるんだろうね
君は僕を許してないけど
僕は君で生きていて
それでも僕は僕で生きてるんだ
僕の知らないところで
きっと君は自虐しながら、
それ ....
狂ったように
踊り続けろ
眠らずに
ただひたすらに
踊り続けろ
狂っているのは
おまえの方か
おまえを見ている
俺の方か
どうせ狂っているのなら
踊り狂った方が良い
夜はまだ ....
俺が欲しているのはいつだって、眉間をぶち抜かれるような衝撃なのさ、そんなものどこにでもあるわけじゃないから自分で作った方が手っ取り早い、自分自身に向けて言葉の弾丸を次々に撃ち込むのさ、薬莢を吐き出 ....
もしもひとつだけ
願いがかなうなら
恋をかなえて欲しい
もしも願いがかなえてもらえないならば
全努力を傾けて
世界を変えてでも運命を変えよう
もしも同じ道を行くことが
私に可能に ....
かつて私の心臓を突き刺したその剣は
その呪われた血と共に
今もあなたの収蔵庫に並べられているでしょう
然し、呪いは常に
主人に呼びかけていたのです
死の淵から這い ....
風が金管の旋律になって
とうとうと胸を揺さぶり
東の空を見あげると
青白く輝くいちばん星
電線の陰が夕闇に消える
鈍色の舗道
星になれない
タワーマンションの窓 ....
立ち上がっては
転んでは
ころころ転がる
赤子よ
その目つきは真剣そのもの
口元には微笑みが
君には未来が見えるのか
そのエネルギーをしかと受け取った
....
変化も
理解も
同意も
要らない
ただそっと話してみる
人は感想を持つだろう
人が
右に行くにせよ
左に行くにせよ
結果が起きる
それを想像させてもらっただけで
....
私は、好かれていない
と
なんだか違う気もするが
私はそう信じてしまっているとして
べつに好かれたいと
ほんのちょっとでも
希んでいるわけでもないのに
きっと、い ....
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