乾燥機の横に
ノートが吊り下げられていた
落書きが多いノートの最後に
「心を洗える洗濯機を入れて欲しい」とあり
お店のコメントは
「探してみます」と書いてあった

ちょっと笑えて心が洗わ ....
意味を為さない言葉の灯が
夜の行方を照らしている
歯並びの悪いひとりの捕食者
誰もいない街を割る白い瀧


涙の側を飛ぶものが
光を手のひらに受けている
もう発つものも ....
強い酒を飲む習慣が身に付いてしまった。
何の事はない。仕事と職場の人間関係にストレスを感じてしまい、強靭とは言えない精神が悲鳴をあげたからだ。
アパートに一人暮らしをしていたから、誰にも咎められな ....
平和なひとにしか着られない服があるらしい。あたしも着たい。「似合わない」の散弾銃を浴びたい。身体中ぼこぼこに開いた穴から零れるのがうつくしい宝石なら生きた価値を見出せる気がしている。証明させてよ。フリ .... 取り出したノートを夕暮れに見つめている
手にして 最初の行から それを見つめては 
手で 時間自体を紐解いたような
光の方へと 時の言葉を読んでいる


何か そして 自分が経験した出 ....
擬音的な焦燥が砂のように散乱したフローリングの暗い色のグラデーションを誰かの
ダイイング・メッセージのように読みながら疲弊し続けた今夜の遺言を日付が変わる前に
脱ぎ捨てた衣類には今日という名の ....
川縁に壊れてあった
あの洗濯機
蒸し暑さに立つ{ルビ寒疣=さぶいぼ}の肌を撫で
何者でもなく
何者である必要もないらしいこと
{ルビ寒疣=さぶいぼ}の肌を撫で
自室を出る前に
緑黄色野菜 ....
小さな穴を掘ります
小さな夜を作るの
水溜りは何処かに消えた
小さな種子になり
隠れて生きるの

陽炎の中歩けば
呼吸が出来ぬ小魚
みたいに
空見上げられずに
今はまだ
種子にな ....
暇だからって
色んなところに
出没しないで欲しい
邪魔だから

自称詩を書こうなどと思いついた
軟弱なガキには
精神修養として
炎天下、水分補給なしで
鬼ヘッドコーチから
千本ノッ ....
夕立の匂い。そろそろまたこの辺の雑草を刈らないといけないか。遠くでゴロゴロと空が鳴る。横道にそれることにした。砂利だった道に草が生え、トラックのタイヤの跡だけ線路のようにまっすぐ伸びている。このあたり .... 地球は、カビたあんパンにそっくりだ。
中身がこし餡だから、
こんなにも私を哀しませることができる。

つぶ餡なら、
ピーマンを食べ残すデブのように、
人目のある場所で子を構い倒すママのよう ....
いちゃいけない人が
ここにいるでしょ?

あたしのことだよ、もちのろん。

ダメなのに、
こんなところにいちゃ、
嫌われるのに。

わかっていても、
どうしても
逃 ....
出会いと別れの時刻表を走る
駅はいつも出入り口で混んで
感傷に浸る間も無く電車が通り

手紙を書くよという君の声が
今日は何だか良く聞こえなくて
飲み込んだ言葉が胸に刺さり
いつしか抜け ....
打ち上げ花火の中に
自転車を探して
君を後ろに乗せたい

咲いては消える
その間に僕等は

トンネルを越えて
ペダルを漕ぐから
いつもより明るく
時間が進む

夜空の星を
カ ....
青い羊水に染められて
沢山の私が浮上する夜

湖上の舟でまどろむ
かなしみで縫われたカレンダーをめくる

知らないでいることが
おろかなのだと知らずに
罵倒のメールを
憎んでも
憎 ....
若者の飲み会は
ビールから始まるが
年寄りの飲み会は
薬から始まる
薬を
何錠も飲んでから始まる
「薬で乾杯!」
野球帽のツバを折り曲げるように
ガムシロップの蓋を開けたから

ピュッと飛び出す液体で濡れた
指先を舐める仕草が可愛い

アイスティーを揺らすストローが
落ち着きのない姿で動いて
積ま ....
そう言えば
小学生の時給食費を持っていけなくて
担任の女の先生にクラスメートの前でズポンとパンツを脱がされて
尻を剥き出しにされた事がある
何十年たってもそれが脳裏にこびりついて離れない

 ....
「錯乱」

しをかくひとは
胸や、胴体に肢体、に
まっくらな、まっくらな
あなが、ありまして
のぞきこむのが
すきなのです
のぞくとき、
のぞきかえされていて、

くらいあなから ....
私に秘訣を
聞いておかなくていいの?
いいんだ~?強がっちゃってさ
頑固は父親似ね
そんなお父さんや
あなたの人生を支えた私から
云って上げられることはそうね…
何があってもどんな時でも ....
懐かしい 小人たちが
掌の上で 踊る

手袋のない指先が
ちょっと 凍えている 感覚が
じんわりと 伝わる夜

ほっと温まる飲み物は
冬ならではの 癒しとなる


雪かきの後 ....
オロナミンC

以上に、効くのは


きみ、からの「大好き。」
風船ガムの味が
あんなに
辛かったから

口の中に残る
ペパーミントの海で
舌が回らないほど
はしゃいで

飴玉の味を
掻き消すような
強い刺激を

引き取ってくれたのは
 ....
最果てに近い島の隅で小石を探した
波の音とゴメの声を頼り
転ばぬように
石の浜を{ルビpoco a poco=ぽこぽこ}進み

まあるい石ころ
とがった石ころ
かたい石ころ
おもい石こ ....
1から育てた僕の木が
少し曲がっていた朝
風が吹いていた
誰かが曲げたのか
風のせいなのか
1から育てたのに
そう思うと腹が立った
一緒に種を植えたあの人
いつ見ても少し微笑んで
腹 ....
すてきな貴方を失うわけにはいかない
かわいい貴方はちいさな子猫
井戸のなかにぼくはいます
心配しないで
もうすぐ出てくるから
貴方をはやく愛撫したい
はるかなるノモンハンに貴方は旅にでた
 ....
手ぶらのままでは帰れないという
骨格の上に成り立つ体を

優しい言葉のレシピを添えて
引っ張ってくれる人が良かった

甘えたくなって誰もいなくて
黄昏にダイブしてもいいよね

寂しが ....
広島市の目の前にある似島
フェリーで二十分くらいかかる

海水浴場もあり
海水を使ったプールもあり
山登りも出来る

小学生の頃
臨海学校に行った
その時に似島を好きになった

 ....
 時代という鐘がなって、僕は生まれた。
 コンクリートで固められた部屋には窓がひとつあって、そこから海が見えた。
 そこには髪の長い女の子がいて、自然と二人並んで海を見ていた。
 海の音も風 ....
            天
               中
                  者
               体
            炎
              ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
コインランドリーノートイオン2*18/8/13 9:41
ひとつ 走夜木立 悟318/8/13 8:39
胃が痛くてこたきひろし418/8/13 5:32
シースルー青花みち518/8/13 1:00
昔の日記を開いて番田 318/8/13 0:40
からっぽの世界に小石を投げ込む音を椅子に腰を下ろして聞いてい ...ホロウ・シカ...2*18/8/13 0:27
こんなにおやさしい日照りの中を奥畑 梨奈枝318/8/12 22:02
小さな種子になってまいこプラズ...218/8/12 20:30
夏休みの子供たちへ花形新次118/8/12 20:28
散歩に意味なんてないのだけれど。よーかん218/8/12 19:40
あんパンと私218/8/12 19:03
逃げられない真っ白な希望秋葉竹818/8/12 18:29
春の記憶ミナト 螢118/8/12 17:57
冒険記録118/8/12 17:07
溺レル伊藤 大樹218/8/12 13:01
飲み会zenyam...118/8/12 11:03
透明銀河ミナト 螢118/8/12 10:02
こたきひろし418/8/11 23:45
ちいさなちいさなことばたち田中修子8*18/8/11 23:19
最後の夜にしょだまさし118/8/11 21:47
指なし手袋、藤鈴呼018/8/11 21:22
大好き。八木ヒロマサ018/8/11 19:39
魔法ミナト 螢018/8/11 17:32
瑪瑙018/8/11 17:28
忘れよう腰国改修1*18/8/11 16:28
はるかなる子猫ちゃんみっちー018/8/11 15:55
革命の旗ミナト 螢118/8/11 10:22
似島夏川ゆう218/8/11 5:18
時代の鐘ヒヤシンス4*18/8/11 5:13
天中者体炎 ー 変撃 ー 狩心018/8/11 2:16

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