とある雑誌の2011年3月号に載ったマンガを読んだ
3月号だから2月に発売されたのだろう
3月11日には4月号が発売されていたんだと思う
それはそうと
2月に発売されたというこ ....
空気の感に誤魔化されると
いいねの基準が分からないんです
あなた本当にそれが本当
ブレの渦が鳩尾に
大きなお世話です
みんな大好きです
表裏一体の
垂れ流し社会
ソサエティは散 ....
夜、眠りたくなくなることがある。森の中、足が疲れて死ぬまで歩いて 酒は飲まない、酒に飲まれるのが怖いから。でも夜に飲まれている。
暇つぶしにペットを飼ったがすぐに死んだ。金がたくさん無駄になった ....
忘れられた不穏な海岸に
いま支払われていく一年の生存
薄明を徐々に明るめながら
到着する赤橙の日の出は
一年の陽光を支払っていくのだ
こうして僕と太陽は
互いに互いを支払い合い
差し ....
幽霊の朝だ
右手をあげて
おはようのあいさつを
それは別れの
あいさつを兼ねている
かなしみが鳥のように
肩にとまっているから
身体は右に傾いている
よろこびが鼠のように
....
大人になると
目に映る全てに
順番を付けて
幸せを急ぐ
振り切って
好きなものを
選べる力が
正義なんだと
言い聞かせた夜
ミシンをかけた
雑巾の表と裏が
どっちでも同じ ....
君がわたしの産声をおぼえていたならいいのに
わたしが君の産声をおぼえていたならいいのに
悪い夢にうなされる夢を見たよ
誰かと話す君の声がしたよ
星屑またたいて不安になったよ
知らない ....
僕のまわりの大学生
彼らはテレビをみない
YouTubeをみてるかきいてるかしている
マンガばかり読んでいないで本を読みなさい
よろしく、
YouTubeばかりみていない ....
自称詩人が
嬉々として自称詩を投稿しまくっている
正月をともに過ごす家族も友人も
いないからだろう
イタい、あまりにもイタい
しかし、そんな自分を
客観的に見る冷静な目を失ってしま ....
安い喫茶店で
オレンジ傘のした
別れ話は後で
お土産はいらない
ひかりが滑る
孤独行を演じては
口はぽかんと
フェラチオみたい
車窓にうつる
死な ....
優しさとか思い遣りとか
愛情とか真心とか
人として不可欠なものが
足りなかったり
最悪欠けていたら
正義や道徳を写す教科書さえ
ビリビリに破いてしまえば
悪魔の囁きだけが耳に吹き込ま ....
かかかか
ころん
すてきな音の色 セイジの着物
蝶のように風のように 羽織って
走ってくる
かかかか
ころん
忘れないよ メモリーイブ
....
たのしむことに たけてみたい
長らく愉快を振り撒いて
青磁に映えない構成に
はなをたむけてくれないか
脳の色ばかりスポットライトを浴びて
骨にかかる語源が欠けた
無機質 ....
神走る
跡を追う
ただ痕跡のみ
残す
見えぬものを
聴く言葉、掬う言ノ葉
散らす人
俺は流石に音を上げた
貴女の遠去かるスピードに
流れる石、意志、猪の
猪突猛進
速度増し
....
ファイヤーバードが心のどっかにとまって
翼を丸めてうずくまってしまう
僕たちはそれぞれの命を生きているのか
解き放てファイヤーバード
心の中のファイヤーバード
やがて僕ら ....
眼前に燻る
ぼんやりくぐもった鉱石
手に持つ
鈍色の意志が
削ぎ落し
付け足し
磨き上げ
ただひたすらに
そうして現れた
自分色の輝きを
町中に
無造作に ....
普通がぼくらを苦しめる
普通に対して
なにかが足りないと悲しくなる
普通なんてまやかしなのに
普通に対して
一喜一憂こどくを舐めている
きみがおもう普通よりも
....
一月一日、お正月。軒さきを小さな人がとほつた。
岬の根元にある町の上に、夏の海のやうな空がひろがつてゐる。
中学校の音楽室で、若い先生がバッハのオルガン曲をひいてゐる。
春には結婚す ....
けれども雲はいつも太陽を仰いでいる
暗雲だから項垂れて地を見下ろしているとは思うな
幸福を見つけた者が全てを置き去りにするように
地のことなど顧みはしない
どれだけ雨が降ろうが雪が積もろうが
....
ポストの胃袋に
積んだハガキは
あっち向いてホイ
知らないままの
顔で運ばれてく
極楽浄土の
土産に持たせた
白い砂糖が
雪に混じっている
姿を見せずに
気配を残した
....
そうだね
おめでとうといわれても
ありがとうというべきじゃない
かもしれない
そんなゲームをやってるみたい
真っ白に降り積もる雪が
身体中から
熱を奪って行く
頭のてっぺんから ....
まゆこちゃんは
ぶらんこをゆらして
ときどき
がむをふくらませて
あしをゆらして
そらをみていた
ふうせんは
かぜにながされて
すぐにみえなくなった
そんなにたいせつなら
....
さびしい道化師は
観客のいないサーカス小屋にひとり
空中ブランコや象の玉乗りの夢を見る
もう雇い主なんていやしないが
故郷にかえるまえに思い出にあいにゆく
もう料金箱にはどんな人生も ....
またね、とは言わない
また会える前提で手を振った幾人かが
二度と会えなくなったから
立ち去るとき
そういう人は足音をたてない
寸、寸、寸、と離れていく
私もまたそうしてきた
いかにも ....
感じるより先に
自分が何者かわかる瞬間がある
夜が瞬間に冬が寸前に
腰が浮き上がる
HIGH&HUNGRY
壊れた食欲ですべてぶっ壊す
よだれ!
よだれよだれが!
首を絞め、火 ....
あんまり髭が生えないんだけど
エラのとこ、一本だけ生えてた
そしたらついに目の前のしょぼくれた男が
おじさんになってきた事に気付いたんだ
んでもってこのやたら切れるカミソリで剃った瞬間
....
謹賀新年って年賀状見ながら
それほどでもねぇよと悪態つくような
年々早くなる時間の中できっと
焦っている自分を認識する
一年は矢のように早いから
矢のように一年を生きなければ
いつのま ....
ただ、何もしたくないだけなのに
なんて難しいんだろうと思います
嘘をつきたくないだけなのに
本音かわからないギリギリを主張してしまいます
明日は明日の風が吹くのに
明日の ....
午後を通り過ぎた影、踏みしだかれた詩文、血溜りのなかの指先、白紙のままの便箋、風が息継ぎをするときに聞こえる嗚咽は誰のものだったのか、忘れたことにした記憶が膿んだ傷のようにじくじくと抉り続ける理由 ....
できるだけ神の御意志に添えるよう感覚を研ぎ澄まして
できるだけ私利私欲や雑念を払って
それを探っている
そして、これだと思うものを
打ち込んでい ....
917 918 919 920 921 922 923 924 925 926 927 928 929 930 931 932 933 934 935 936 937 938 939 940 941 942 943 944 945 946 947 948 949 950 951 952 953 954 955 956 957
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