自称詩人、クエン酸タラリーノの脳天に
突き立てられた斧
噴き出す血飛沫&脳髄
一般参賀者は歓喜し
南青山セレブも笑っている
掛かり付けの
精神科医が胸を撫で下ろして
乾いた空に
....
季節はたそがれ、満ちてゆく。
幸福と不幸の狭間に立って漏らすため息。
願い事を信じる力はあるか。
心は風に舞い、静かに溶けてゆく。
古時計のぜんまいを巻いてみるが、過去に戻る ....
寒さが厳しくて
忙しさで目が回りそうな
年末を過ごしている
今年ももう終わると思うと
やり残したことが幾つか浮かぶ
街行く人が早歩きしている
気持ちが急いでいるのかも
年末に ....
お人柄は良好です
と
評価しています
こたきさんは良い人です
とてもやさしくて
思いやりのある方です
なのでわたしにはもったいないです
わたしはこたきさんが思うような女ではありません ....
*
果てしない一群の墓標が
ここに夢を綴じている
今、私に見つめられたそれらも
かつては何かを、彼ら自身が見つめていただろう
たった二つの
魂のかけらめいた瞳の ....
鬼というなら
心が欲しい。
なにひとつとして
たにんを気にせずいられる
欲しいものは欲しいといえる
安易で強引な欲望を
この無神経な腕で、掴みとれる
鬼が持つべき
心がほしい
....
ほどけてしまいそうな雲の流れに
交差した飛行機雲は
本体に遅れながら
それ自体が進んでいく
音楽プレイヤーを
ランダム再生にした意味のない
スキップに次ぐスキップ
今日は相性がわるい ....
とっくに
日が暮れてしまった
今、正に
俺はこの白い部屋で孤独を貪る
完璧な自由
ハ
完全な孤独
冷える今宵に
エアコン壊れ
ますます真っ白に
ナッテイク
行き場なし
....
死ぬものは死ねばいい
医療が進歩して、死ぬべきものが死ななくなってどうなったか。
災難に逢う時は逢えばいい
技術が進歩して、災害を防ごうとしてどうなったか。
....
あまりにも
明るくて
明るくて
明るくて
・・・・・・
ただ感じるのは
圧倒的な
闇
あまりにも
暗く ....
変わっていく
人も
風景も
どこまでも変わっていく
何が真実なのか
それは誰にもわからない
しかし私は信じる
師匠が教えてくれた
「この道」を
ずっと歩いて行く
現状がこうだから
とても納得はできないけれど
俺がどうしたって変えられそうにないし
目を付けられても面倒だし
やめよう
やめよう
やーめた
....
白い上空から
手紙が来る
ここに届く頃には
破れたまま
何て書いてあるのか
解らない
砂時計に入れた
紙切れが舞う
逆さまにして
空へ送り返し
もう一度だけ
僕に宛てて欲しい ....
自然環境におけるチャンスは
人間の想像以上に確率の低いもので
まず心よりも先に
愛しいと感じる全ての器官
すれ違う
ということも心より先に感じる
そこにある(いる)、ということは
....
僕はどんよりとした曇り空を散歩していた
そこで色々おいしいお店の事やら考えながら歩いていたんだ
そしたら段ボールに恐らく柴子犬のベスがいた
悲しそうな瞳で僕に訴えかけるから
僕は思わず ....
寄せては返す波に
少しずつ後ずさりする
わたしたちは些細な願望や欲望を叶えて
どうにか生きながらえているね、平成
何か言い訳をしたくて仕方ないだけなら、
たとえば、あの鐘を撞いてみれ ....
僕は一人この寒空の下で
座って焚火で君を照らして見ている
僕の青春の情熱は全て君に費やしたんだ
そして君から全てを学んだんだ
僕のオートバイの真上で全てを知れたんだ
興奮と己の無力さ ....
ゴリゴリゴリって描くんだよ
なるべく新鮮な方がいい
血の滲むくらいがいい
ラバーの指サックはめて
己の魂を伝えろ
ゴリゴリゴリって
頬をきざめ
額を
鼻のハイライトを
....
ビールにおつまみ
コーヒー
お弁当はいかがですか
そんな感じの台詞を
抑制の効いた
しかしよく通る声でつぶやきながら
小太りの売り子がカートを押して近づいてくる
月曜の午前中
....
白い紙が浮き上がる
この静かな夜
孤独になり
孤独に孤独を塗り重ね
真っ白になる
真っ白になり
巨大な破壊音
脳髄に響き渡り
次々襲う音の洪水、
噴き出す粘性の音柱、
絶えず絶え間 ....
ぜんぶ、紙吹雪になったらいいのに。
そう呟いた人から順に紙吹雪になっていく。
街は君の涙を無感動に見つめていた。
僕達の毎日は、いつまでたっても世界に届かなくて、
幸福な朝にだって白い孤独がち ....
嫌な思い出を反芻して
家の中に籠もっていても
何かなるもんじゃない
家を出て
外の空気を思いっきり吸おう
Fly high
Fly high
いつか飛ぶんだ
必ず翔ぶんだ
月夜の晩
いつも通り軽く蔑まれて
ふっと笑って家を出る
会いに行くたび
同じことの繰り返し
車を運転しながら
ホッとして
気がつけば泣いてる
母のことを
嫌いだと打ち明けたとき
とてつもなく心が晴れて
そして
私は
その安堵の中で死んだ
言ってはいけない言葉だったのか
わからない
ただ解き放たれた自分が
....
あなたに優しくできないのは何故か
なぜなら私が今も
愛されない子供のままだから
あなたがとてつもなく女で母で
愛されたかった記憶が
胸の中で震えるから
まだ娘二人が幼かった頃に
貸借の棲みかを出て建て売り一戸建てに引っ越した
借金して手に入れた家は
この俺の人生を地獄のローンレンジャーにしてくれた
サイコー
な訳がない
だからと言って ....
一つ屋根の下で
ヒトの男と女が
女と男が
つがいになれば
一つ屋根の下で
飲んだり食べたり
着たり脱いだり
一つのベッドで
よがらせたり
よがったり
その結果
ヒトの数が ....
凍える夜を
満月に見ほれて
ゆっくりと
ゆうっくりと
時間をかけて
お家へ帰ろう。
お風呂に入って
苛立ちや憎しみや傲慢や無知を恥じ
すべてを感謝の泡で洗い流してキレイにな ....
今 この瞬間、私の
魂の模型を造るとするなら
あの烏瓜とほぼ相似かもしれない
止んだ歌が まだ聞こえているうちに
あの人の髪の毛に指をいれたい
ボナールの赤を
敷布にまるく包んで、
心ある人間になりたかった……
陽の光が 目に見えない雪になって
町にふる午後 凄く かなしい
908 909 910 911 912 913 914 915 916 917 918 919 920 921 922 923 924 925 926 927 928 929 930 931 932 933 934 935 936 937 938 939 940 941 942 943 944 945 946 947 948
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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