整骨院のウォーターベッド
横になりスイッチを入れると
足から背中 首を通って後頭部まで
強い調子の泡がマッサージしてゆく

私はただ
たゆん たゆんと 身を任せる
その10分ほどの間は  ....
きみの何気ない頬笑みでぼくは生かされている
交差する熱視線は刹那から永遠に続くと思った

きみの手のひらはとても柔らかく暖かくて
冷たいぼくの手を優しく包んでくれた
戸惑うぼくの頬は少年のよ ....
目を閉じた
耳を塞いだ
それでも
逃げられはしない

胎児のようにまるまって
外は怖いと泣きわめいて
信じてなんかいないのに
誰か助けてと
呪文のように繰り返す

どこにも行 ....
訳もなく
溢れる涙があって
訳もなく
叫びたくなる夜で

独りがつらくて
それでも孤独をもとめて
飲み込んだ薬が
にがい

誰にも知られなくなくて
こんなにこんなに
吐きそうな ....
白い波に揺られて僕は重たい瞼を開く

世界は逆さまで
まるで砂漠のなかを歩く浮浪者

戯けた王様が嘲笑いながら僕の頭を叩く
痂の雪が積もるときもう一度僕は光を閉じた
振り向かない君
その瞳に僕は映らず君はそのまま僕の側をすり抜けてゆく

忘れなくちゃ、君を
もう君は必要ない
そう心に言い聞かせながら

それでも僕は未だムダな期待を持ち続けている
言 ....
夢も抱かずに愛も懐かずに脱け殻のように生きてゆこう

明日なんてないんだ
希望なんてないんだ
古びた扉を開ければ
意地悪な壁がデンと胸を張りながら聳え立つ

ほらドコにも行き場なんてない ....
ねえ

理路整然とした言葉や着飾った言葉を並べて

自分が嫌になることってないかな


と書きつつ

生きてることが心細い僕は

ビール片手に呆けてる

惚けてる


 ....
遠い夜が囁いている、朽ち果てた自我の向こうから、悲しみは樹氷の様に凍てついては煌めき、気の早い遺物となってぐずぐずと生き残る、それは叫びだったはず、それは叫びだったはずなんだ、夜のようだったが薄明 .... 遠い近さの透明さの
抜けいく想いに迄至り
祈念 只々あれば 、

自らの内に宿り在る思考と云ふイキモノ
いよいよ強度増し震える福音の鳴り続け、

絶えて後に降り注ぐ神々の
怒涛の憤怒と ....
畑だった土地が
いつの間にか更地に
これで町内の畑はなくなった
雑草ひとつ生えていない

その上をふわふわ飛ぶ
紋白蝶
その上をふわふわ飛ぶ
紋白蝶

その上をふわふわ飛ぶ
 ....
神様の吐き出したコーラみたいに
スワスワした雨の中を、君は平然とやってくる
べったり甘ったるく掠れた声で、
私のシャツを染みだらけにして
口づけは、互いを飲み込むように夜明けまで
気が抜けき ....
店に行けば
灰皿を探して
赤ラークを吸う

すみません格好良くて
最近は肩身が狭いです

クールな美女が
無表情に近い暗い表情で横切る

美女だと思う前に
臭くないかなと心配にな ....
ココロに刺さる絵画に
出会いたい
表層の装飾でなく
キャンバスの底からの
叫びの共鳴したい

ココロに刺さる詩を
目にしたい
ただの字列ではなく
行と行の間の
泪に共に流したい
 ....
親に殴られ
鼻が曲がった

世の中に殴られ
心が曲がった

今度は僕が殴り返そう
詩でその衝撃を与えよう

とても褒められた理由じゃないと
分かってる
ただそのために詩を書いてい ....
かー
くいてー

明日じゃなくて明後日になったからにく

かー
今日食うつもりだったのにー

うんめーよなにく さいこー
2022.4.27  7:22

昨日の朝から朝メニューになった。
しあわせだなあ。夫に感謝!

人に物をあげてしまう悪いくせは
絶対に出してはいけない。
人にものは絶対にあげない。
 ....
『英米故事伝説辞典』で、「handkerchief」の項目を読んでいると、こんな話が載っていた。「ハンカチの形はいろいろあったが、四角になったのは、気まぐれ者の Marie Antoinette 王妃 .... わけもわからず寂しいので
寂しくない を考えた

青い部屋のなか 外を見たとき
あなたが眠る 姿を見たとき
誰かを待って 立っているとき
帰り道を 歌って歩いてみたとき
わたしが わたし ....
○「米騒動」
米を買ったことのない大臣には
米を買えない国民の苦しみは
届かないものなり

○「独居老人」
*朝立するも挿入する腟もなし
*スキンシップはもっぱら愛犬とともにある
*「 ....
私の
描かれた
無尽蔵の紐

束ねられ
仕分けられ
舫われた

やがて溶けゆく砂糖粒
滑稽な意味の羅列など

この絵を踏んでゆけ、と命じる
無責任な人々の手を汚して眠る
 ....
一丁目の交差点で、
君が立ち止まって、
ヘーゼルのケーキを買っている時
時は巻き戻されて、
君の額の薄い部分で、
頭痛のように少しくぐもった。

そよ風が、
音もなく、
アルペジオの ....
スポットワーカーうれしんだ
通勤列車で押されんだ
リュックを前に抱えんだ
いっぽんの棒になってんだ

スポットワーカーうれしんだ
年下上司がやさしんだ
あいさつをしてくれたんだ
その日 ....
僕の掌から溢れた一欠片
忙しさにかまけて忘れたふりしてた

〝もう忘れたらいいじゃん、アイツのことなんか〟
時は残酷に囁く
熱くなる胸の内を見透かすように

哀しいんだ 僕は
きっとそ ....
タオルによじ登る蟻を払いのけようとして
ナゼかふと年老いた蟻は主に
外回りの仕事ばかりさせられるという話を
思い出して思わず身震いした

体力有り余る若い蟻ならいざ知らず
年寄りを外へ追い ....
こころのなかをのぞいてみてごらん
ほら
際限なき白か
深い黒か
きみのこころをひらいてごらん
ほら
刃から滴る血がぽたんぽたんとリズムを刻む
まるでアジの開きのようなあけっぴろげさ

 ....
 
 影は

 光の当たる角度によって

 伸びたり大きくなったりするけれど

 言葉は影じゃないから

 等身大のままでいい
移りいく季節の
余韻の何処までも
木霊残響させながら

伸びる伸びる、光帯の回廊の坂となり
光の奈落へ何も恐れることなく落ちいく

  この今の瞬間、

季節の狭間の窪みの深淵
濁 ....
花からも葉っぱからもはがれおちた「は」の文字は
「はがれて」からもはなれ、「はなれて」からもはずれ
文字と文字にはさまれた位置の「は」にもなれず
ついには最後尾の「君の名は」の「は」に追いやられ ....
死んだような心で漂っていた
気付けば君がたたずんでいる
生きてるって気がついた
君が生きているのを見つめて

思い切って目を開け
景色を眺めてみる
生きてるって気がする
笑うように咲く ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
整骨院にてさち425/6/3 1:59
きみにレタス7*25/6/3 0:17
生まれてきてしまったから進羅425/6/2 23:56
枯渇125/6/2 23:47
愚者と微睡み栗栖真理亜125/6/2 23:07
君に告ぐ125/6/2 23:05
空虚025/6/2 23:03
めもうし125/6/2 22:02
それは静かにゆっくりと燃え上がり、また、しばらくは燃え尽きる ...ホロウ・シカ...1*25/6/2 21:43
まほろばひだかたけし725/6/2 21:03
更地の紋白蝶525/6/2 18:55
ぬるいコーラに耽る夜神奈備亭525/6/2 16:00
パラノイア三味線陽向(2躯-...525/6/2 15:49
ココロに刺さる多賀良ヒカル125/6/2 14:48
詩でsonano225/6/2 12:33
にく陽向(2躯-...125/6/2 10:35
すみれ日記2022.4.27 ...梅昆布茶21025/6/2 10:22
STRAWBERRY HANDKERCHIEFS FOREV ...田中宏輔11*25/6/2 9:00
寂しくないを考えたみぎめ ひだ...225/6/2 7:44
独り言6.2zenyam...1*25/6/2 6:53
絵の紐はるな225/6/2 5:31
一丁目の交差点で大町綾音5*25/6/2 4:33
スポットワーカーうれしんだ松岡宮625/6/2 0:10
君はすべて栗栖真理亜225/6/1 23:00
蟻の世界125/6/1 22:56
君と踊る025/6/1 22:52
影踏み鬼おやすみ425/6/1 21:14
根源ノ感触ひだかたけし725/6/1 19:19
天国は展開の極意 二章~いまも生きております、はずれの音で~ ...菊西 夕座1*25/6/1 19:05
6月のRose5*25/6/1 19:01

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