夜の道を歩く 

闇の中の秘密

幼子の声が響く 

誰か私を消して

持つだけで孤独が滲む 

誰にも見せぬ過去

気遣って云わぬのに 

隠せば嘘の匂い嗅がれ 

 ....
カリメラ 刻一刻、思いさだめて遂げる 深い一筋の刻み目
カリメラ 酒臭い沈黙のなかで酔いかけては醒める カリメラ
旗の切れ端は、雑巾のように今は静かに濡れている

たまたま眠ったりすれば いろ ....
五月のゆうぐれ
堤防をゆく人を塗る

黄色のエンピツをカンヅメから
選びとって

カッターナイフで
削りました

削って
削って

削り終えたら

妙に嗤っている
自 ....
霜、踏む、朝
青空をバックにしても
こころが壊れて寒いとき
こんなまんまじゃ屍人じゃないかと
泣きたくなってもこらえた見栄でも。
その夜更け。
弓張月を仰ぎ見て
心に舞う蝶、静かに回る
 ....
ちいさな手がタンポポを摘む遠い日だまりに
開けられないガラス壜の蓋を捻じる
地平は終わらないラストシーン
エンドロールもなくただ風だけが映っていた

たわわに飾られた花籠に果実のように豊満な ....
  
  
  
  悟った人は怒るのか?って
  
  疑問を持つ人いるでしょ。
  
  
  じゃあ、悟った人を怒らせてみたら良い。
  
  
  アナタが
  
  ....
  <初恋の味>

イチゴは
甘くて酸っぱい
マーブルチョコレートは
ちょっぴり甘い
初恋は
夏ミカンの味
体じゅうが夏ミカンになって
ピアノをさぼった
今日のわたし
カルピスを ....
平成の風景を、今でも時々、夢にみる。
あの頃の僕らは、別に輝いてなんかなかった。格好よくなんてなかった。
それでもふいに、あの頃の僕に、会いたくなるときがある。あの頃の君と、話したくなるときがある ....
人並みに生きるって案外難しい
スプーンにいっぱい分の幸せを測るより難しい

パンひときれ分の幸せがあれば満足
それとも地球一個分なければ不満足

欲望が煮えたぎり
吹き零れそうだ

 ....



{ルビ黝=くろず}んだ緑色の風景が{ルビ錆=さ}びてゆく
流れる光の寂しい{ルビ故郷=ふるさと}の未来は
今だけ{ルビ微=かす}かにほんのりと盛り上がって
けれども
断えず推移し ....
 夢のように横たわる貴方と交わす言葉。
 刺激という感覚を忘れてしまった。
 今はもう安らぎの彼方に浮かんでいるのか。
 どうか私の空虚な言葉は連れて行かないで。

 貴方の愛したピアノ ....
{引用=いまひろいひろいお花畑にいます
だれもいないので寝ころんじゃいます
ぺたんこのわたしの胸に
とんぼがとまります
わたしのいきもとまります

(むかしはまきばに花をつみにきた少女を牧 ....
{引用=どこにもいないひとのことをずっと
まっているからそのひとのすきなみ
つあみにしてむぎわら帽子かぶって
丘のうえでソラみあげながら年をと
っていこうとおもうのわたし}
遠くの森のザワメキが

木霊するよな青空に

白雲一つ漂って

微睡みの午後に呑まれていく

遠い遠い感覚が

辺りを静かに支配して

わたしはぼんやり日溜まりで

胡座を ....
寝っころがってばらまけて
害虫に食べられて
とびでたら小さな背中
道でふまれた

ふわふわ浮かんで
どこへゆくのわたげ
命をそまつにしないで
戦わなくていい
きれいな手のまま大好きな ....
日差しがあって雲があって風がある
空の形は選ぶことができる
 
 
 オガワが 拙宅に来た

 相変わらずの巨体だ

 顔もデカい上に 声もデカい

 台風の夜の鳴り止まない雨戸の騒音のような男だ


「 キタねえ部屋だな 」
 
「 ....
「合掌」

時が合掌すると
測りがたき遠方の地平は白む。

赫きは天から天へ、
高く響きあふ鐘の音色。

この果てのない寺院に
しかし動くものはなにひとつない。



「透明 ....
よくある星占いと





よくある血液型占いの







掛け算でしか無いけれど









 ....
ホームセンターで一式揃えて
わざわざどっかで工作したのか?
ピンク色に塗ってさ
発想が小学二年生の
夏休みの宿題以下だぜ
しかも「もうすこしがんばりましょう」のレベルだ

ところで
名 ....
おはよう
みどりの季節が
とても好きです
新しい顔
懐かしい顔
笑顔と同じで
世界は花であふれている
だけど
私はくるしい
失ってしまった笑顔を
私は知っている
つい昨日まではそ ....
銛が
心臓を

一度でなく 二度つけば

か細い悲鳴の糸
玉が転がっていく

からからと瞳が空回り
その色は失われて

緑のなかを
流れる赤と
銛の重たさ

森のなか ....
蒼ざめた夢を見つづける者だけの胸に結ばれる純粋星座

いつからか閉ざされたままの実験室
硝子器具たちのあいだの恋の囁き

解かれてはならない方程式を無造作に壁に書きつけ
夜明けに扉を開けて ....
五反田駅構内で
アジアの青年三人の、ひとりは呟いた
――JR
僕は足を止めて、質問した
――JR?
続いてほほ笑み、尋ねた
――ユア、チャイナ?
彼らは不揃いに小さく、頷く

――グ ....
生物図鑑には載らないその蝶に惹かれる。

なぜ?
どんなところに?


保証されている

一見!「結び」「縛り」という不自由!!
しかしだ…保証されている…

一見!!拘束という ....
 東京ターミナル駅

 中央通路は人の川

 流れに逆らい行くには

 大きいエネルギーが必要になる

 マグロもカツオも海流には逆らわない

 時には流れにあがなってみたい

 ....
太陽の横顔

あんたがあんまり眩しいから

はらはら散りだす俺はまるで

サクラブラックホール


赤茶けた佇まい

白の爆発、生きものたちの銀河、

けばけばしい緑

 ....
ちょっとぐらい
ズルをしたって なぐさメデル

自分をそれ以外も なぐさメデル

だって誰も なぐさメデルしないから

鳥にも花にも なぐさメデル

雨にも傘にも なぐさメデル

 ....
ねぇ、明日、君がいなくなったら
世界はどうかわるんだい?

ぼくは、今、白い頁をにらみながら
ない答えを考えている

夜明けの先に
まっている、明日。

薄氷をちりばめたアパートの屋 ....
グッバイ

雲間から差し込む光が
ガラガラと大気を破壊しながら
明けて壊れてゆく
今はの極で
これまで積み上げてきたものは
皮膜のように薄くて硬質な
コンタクトレンズ

ように睫 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
19歳源 想219/5/3 20:01
カリメラハァモニィベ...2*19/5/3 19:05
達成感ナンモナイデ...4*19/5/3 18:30
哀しいけものの鳴く声を聴く秋葉竹1019/5/3 13:11
風の巣ただのみきや11*19/5/3 12:56
【 悟り 】豊嶋祐匠0*19/5/3 12:17
恋する地球を恋するyo-yo619/5/3 11:06
平成水宮うみ1*19/5/3 5:45
人混みを人波をこたきひろし319/5/3 5:43
まるで愛のようにハァモニィベ...3*19/5/3 3:21
恋人メープルコー...2*19/5/3 2:38
あしぶえ羽衣なつの10*19/5/2 23:21
ソラ5*19/5/2 23:19
微睡みの午後(改訂)ひだかたけし419/5/2 17:01
わたげふじりゅう219/5/2 16:09
_雨へのダブリ...019/5/2 11:38
相談墨晶3*19/5/2 0:21
合掌/透明新染因循6*19/5/1 21:04
七色の旗TAT119/5/1 20:15
自称花形新次119/5/1 17:35
インパラ・ロードuminek...6*19/5/1 15:58
孤独な生命帆場蔵人419/5/1 13:49
Dance Ephemeral塔野夏子2*19/5/1 13:41
青い窓 ―平成もあと二日―服部 剛219/5/1 12:59
蝶蝶結びで首を吊る彼女。幽霊019/5/1 5:25
人の川佐白光1*19/5/1 0:07
サクラブラックホールペペロ219/4/30 23:44
なぐさメデル佐和2*19/4/30 23:37
明日たこ319/4/30 23:08
グッバイ419/4/30 23:05

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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