風がやって来て佇んで声がした
分身であり風である
空気と風のマーブル色彩に増す透明度
エネルギーを分けにやって来て
あなたのやり方で表現する
風が眩しくて初夏の語尾がキラキラと揺れる
....
死ぬほど人を愛する事が
出来たとしたら
二人は燃え尽きて
この世から
消えてしまうのだろうか?
もしも、愛が
無償のも ....
暑さくん
そうあわてて走るなよ
まだ梅雨が
はじまってもいないのに
せっかく咲きはじめた
紫陽花たちが
かわいそうだよ
いまバテたら
....
朝
歯を洗い 顔も洗い
だけど
洗面台の鏡は覗かない
自分の顔や頭髪
見たくない
清潔でも綺麗でもない
日々美しく老いていない
それどころか
老醜が鼻をついてくる
でも ....
情けない今日の終わり
部屋の中にいる奴らは
ただも一人楽しそうな顔なんてしてなかった
まずい酒が大好物
そんなつもりでいるんだ
何もかも
ろくでもねえくそったれだったよな
二日酔いの ....
金持ちなんかには成りたくない
けど本当は少しは成ってみたい
ただ簡単に成れるものでもない
まあ、そこまで実際望んでない
いつか 偉そうに
いい家に住んで いい車乗 ....
「指で輪っかを作って星を囲って祈れば
お金持ちになれるんだって。この前、
TVに出てた占い師の人が言ってたよ。
その中でも星の光が強いやつのほうが
より効果があるらしいよ。」
....
人は死ぬ為に生まれたのさ
死ぬのが分かっているのに
何故産まれたのかって?
それは死ぬ準備が出来たからさ
丘の上に来た
白と赤が生える建物と
鮮やかな緑の芝
ここはどこ
丘の上さ
見下ろせばくすんだ茶色の建物と
さわやかな汗と風
さらに上を目指そう
山頂はあそこさ
雲を突き刺すよ ....
うたのように
長い夏が来た
暑い国際通りで
私は泥のように
ラーメンの汁を啜る
うたのように
軽やかな夏が来た
蘇鉄の葉が
鼓動する
果ても知らない夜だ
ジェーン・バーキン ....
雨と紫陽花と書きかけ
わたしはドクダミの花をチョイスした
白い十字のドクダミの花が雨に濡れ
美しく光っていたと書いてみた
それだけで、ほっとした
梅に桜にツツジ、ハナミズキ、五月の薔薇
そ ....
三十代前半は恋愛対象外と言い放ったきみの向かいにいたのは三十代後半の女でした。つまり眼中にないってことです彼女は、透明人間になれるでしょ/う立派に
スリッパに片足突っ込んで突っかかって盛大に転ん ....
サメザメと降り続ける冷たい雨は
なんのためであろうか
この汚れた{ルビ惑星=ホシ}を浄化でもしているのか
ありとあらゆるゴミを洗い流してくれているのか
そんなことをしようとも
この心 ....
非常に申し上げ難いのですが
今の時期ですと
雨天の日は増えておりますが
日にちの確定が
困難となってしまうのです
ですので
申し上げさせて頂いた通り
その希望は承りますが
確約 ....
今日は雨
いつのまにか
緑を濡らし
緑に濡れ
あじさいの花、
鮮やかに咲き誇る
私はぼんやりと
病院のホールに居る
立ち働く看護士や介護士達、
立ち歩く患者達、
窓ガラスに映り ....
雨が強さを増したので
ラジオの音が消されてしまった
ボリュームをあげて聴き続けるか
それともいっそスイッチを切るか
しばらく悩んでラジオを消した
雨はいよいよ 激しさを増す
....
白色光は全ての色をもって君を訪ねる
君が嫌った色が君の色
それを個性と呼べば様々で
みんなそれぞれ素敵に思う
一方で
白はほとんど受け入れてくれず
黒はだいたい ....
浮き沈む鳩の斑な声に文を書く手も唖になり
犬連れの人々が屯う辺りへ角張った眼差しを投石する
紙袋を被る息苦しさ己が手足を喰らう祈り
内へ内へと崩落しながら書くほどに死んで往く
薄緑のカ ....
事態がこうなった以上
ゆっくりいくしかない
焦らずいくしかない
精神科の待ち合い室でそう思った
急ぐも人生
焦るも人生
しかし私の人生は
ここから出発するしかない
ゆっくりいくしか ....
夜空を見上げると、ゆがんだ月が送電線に引っ掛かっていた。
街灯に群がる蛾の鱗粉が飛び散り、幻想的に宙を彩色していた。
星空は女が化粧をする様に嘘のように広がり、眩暈を感じふと立ち止まった。
足元 ....
暗闇の訪れと共に
消えてゆくカラー
木々の緑
空の青
雑多に広がる街並みのカラー
街路を行き交う人々のカラーも
モノトーンに映る時
君の ....
動物で傘を作ったのは人間だけ
傘は家屋となり乗用車となり
宇宙船になった
問題を克服する基本は
傘にあるのだ
なのに、忘れ物の傘が多い
存在を忘れるような発明こそ
偉大な発明なのだそ ....
なぜ人間は血の詰まったただの袋ではないのかって
偉い作家が小説の中で書いてた
一流じゃない
二流とも言えなかった
三流だったと呼ぶに相応しかった
俺の卒業した母校は
田舎の高等学校 ....
雨音が鬱陶しい
でも静かな感じもあり
梅雨は不思議
窓の外の雨の町は哀しそう
そのように心が見せている
何となく停滞気味な
恋は湿りがちで重くなる
読みかけの小説
先が読め ....
ぼくの友だちが
ぼくの友だちが
手をつなごうって
やって来た
ぼくは友だちと
ぼくは友だちと
手をつないで
遊んじゃった
世界はひとつだ
地球儀はクルクル回つてる
ぼく ....
私は終始
得体のしれない不安に付きまとわれていた
なんてね
そんな言葉をずっと文字してみたかった
まるで売れない純文学作家の小説のテーマみたいだな
学校とか職業とか
異性遍歴とか
過 ....
雨と雨との距離を測りかねて
戸惑いに揺れる傘は
五月の鋭敏にやられた心です
ビル街はところにより墓地のよう
予報どおりに雨は止みました
枯れかけた花束の空ですけれど
新緑が瑞々しいですね
....
あたし、真行寺っていうんです
真行寺愛亜理っていうんです
愛亜理って書いて
メアリって読むんです
(うふっ、キラキラネームっ❤️)
そんなあたし、
誰にも話したことない秘密があるんです ....
日本現代クサレ自称詩人会中野支部では
ホームページでクサレ自称詩の投稿を
受け付けています
女性の場合は
クサレ自称詩にクサレ顔とクサレ局部の
クサレ画像を
添えて頂ければ
エロ画像サイ ....
ふとした事で何かを忘れる
記憶なんてものは都合がいいもんで
いつも自分が自分を忘れ
都合の悪い心を残したまま
今も私は私を置いたまま
知らない誰かを自分と思い込んで
わたしの真似をする
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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