車輪 歯ぎしり
笑い すぎる曇
橙色に触れる指
午後の星のはじまり


水の蜂 あがき
音の失いきらめき
泡の浪 痛み
報われない 複眼


夜に鳴る紙
さざ ....
ラーメン屋さんで
割りばしが
綺麗に割れなかったので
死にたくなった

あぁ、なるとの渦に
引き込まれる

飛び降り自殺をするには
飛び降りる勇気と
死ねるという自信が
ないとい ....
五円玉に麻紐を通したペンダント。
母に馬鹿にされ、小さな家出、幼き夕方。
どぶ川に浮かんで漂う人間のクズ
何処かで殺害されてから深夜に運ばれて川に投げ込まれた
と推察された
男には相応しい死に様だった 誰からも同情されないだろう
寧ろ犯人は称賛されるに違いなかった
 ....
その距離は
未だ測れないまま

見つめる星が
見つめ返した夜

瞳の中で
転がる光は

孤独な鉛筆
削り終えたよ

大切なことを
書こうとすると
先へ進まずに
折れる心が ....
          la nature morte



鎧を纏った瘦躯は血と灰である

空は 領土の{ルビ虛構=fiction}だった 


尻尾がある敎師による

卽興のハ ....
不在にだって好奇心はありますよ
「植物たちの呼吸が羨ましい」
はじまりはその程度だったと思います

その程度のはじまりから
この身体にはひとりでに不在に返る約束が
しっかりとあるのです
 ....
大地に濡れ
人を買った経済よ
お前はただ無限に略取されればいい
海の押し寄せる血管に
人の声は明け渡され
法規の群れが押し寄せる窓辺に
季節はその最後の一塊を溶かす
ほろ、ほろと
耕さ ....
行き方を聞いても
なかなか辿り着けないくらい
街の入り組んだ場所にある

何十年も前からこの場所で
良い香りを漂わせている

初めて来た時
何度も道に迷ってしまい
通りすがりの人に聞 ....
みんな幸せなんて嘘
笑顔がいっぱいなんて嘘
僕らはどうしようもないから繋がっていて
どうしようもなくバラバラだ

だから福祉は
僕らをどこにも連れて行かない

みんな一人で歩いていって ....
心が汚れるって?
どんな風に

心が洗われるって?
どうやって

なんて愚かな質問

答えは存在しない

思うわけ


まだ夜が明けきらない朝
街はまだ目を覚ましていな ....
言葉なんかまるで足りないのに

出来事なんかなんにも役に立たないのに


何故こんなこころの苦しみや悲しみは

ぼくらのからだに変調を来すのだろう


言葉なんかまるで足りないのに ....
今日帰ってくるのは
化け物だ
僕が知っているだれでもないし
だれが知っている存在でもない
乾電池を無数に並べて
その真ん中で丸めたティッシュを燃やす
ティッシュには膿の混じった血が乾い ....
今日をもちまして、
体力の限界・・・(ここで涙)・・・
風俗遊びから、引退をいたします。
今まで本当に・・・


それで本当にジェネリックの
バイアグラも捨てましたよ。
はい・・・ ....
小川を渡り
小径をゆけば
けもの道も無い世界
気配だけを置いていく
ただ香りだけを
愛ってなんだか知ってる?
私は知っている
だって持っていないから

愛の中に住んでいたらきっと
知らずに死んで
誰も愛さなかったかもしれない

愛の花を摘んで香りを知りたい
傷つ ....
見えるものぜんぶ
ゆるやかに塗っていく
冬が来る前に
秋が想い出になるように
温かな暖色に

聞こえる言葉ぜんぶ
刺を抜いていく
丸い実に変えていく
秋に涙が残らないよう
暖色 ....
私の歌は、物語ではない
想像力も、独創力もない

私の歌は、写真
今ここにあるものを映しているだけ
今ここにある私を切り取っているだけ


私の明日は、物語になるか?
私のうたは、生 ....
「好きだよ」と
言われることの
意味も分からずに
気が付けば
あなたに牽かれていた

あなたの眼差しは
澄んでいて
私は見透かされていた
自分のとても弱い部分を

「もう庇うこと ....
ありきたりに言ってしまえば
そう 川は人生そのものなのだろう
そう 川は生命の流れなのだろう

流れる水と水が寄り添うことは愛のよう
本流と支流に別れていくものは悲しみのよう

岩にぶつ ....
王さまとお妃さまのだいじな一人娘です。
クレモンティーヌはもう年ごろだけれど、
縁談があるたびに破談にしては笑ってて、
「この国の将来はあんたんたるものね!」
とか、からからとした声をあげてい ....
この夏もよく働いてくれた扇風機。
5枚の羽、それぞれに、夏の埃、同じ分量。
次の季節が
わからなくなる時がある


幼い日の写真のように
一瞬だけ切り取られて
動けなくなる



あの日
羽ばたいた蝶々の鱗粉が
鼻先をくすぐり
視線を逸ら ....
空を詠みながら
星を解きながら

両腕を回す
宇宙のベルトに

縫い付けたくなる
心も体も

違う時間を
生きる人の声で

帰る道を知り
肩を落とすけど

まだ間に合うな ....
深夜とけいの
短針と長針と秒針におわれて
くらい穴ぐらで
ひざかかえて
かくれる夢をみた

黄色い花が咲いていた

黄緑色の電車が走っていた

庭に座っているのはかしこいしば犬 ....
 海沿いのカフェで猫があくびした。
 隣の席で彼女があくびした。
 その様子がそっくりだったので私は笑った。
 君が猫なら僕は何だろう。

 港の見える丘公園で二匹の猫がじゃれていた。
 ....
破かれていくカーテンの
あの優しい日当たりが好きで
部屋の真ん中で目を閉じている

深い深い水の中
うっすらと張り付くように
白い目をしたばけものの声が
レースの ....
 のっぺらぼうが私に一つ菓子をくれた。
 菓子を食べたら私は大きくなった。
 恥ずかしさで私はしゃがみこんだ。
 けれども私に気付く人は誰もいなかった。

 のっぺらぼうが私にもう一つ菓 ....
 生と死の狭間で虹を見ている。
 気に入らないものは排除し、生きてきた。
 気付いたら一人ぼっちになっていた。
 男も女も居なくなった。

 生と死の狭間で夕陽を見ていた。
 目の前に ....
生きるのがやだったから死んでた
少女で
わからなかった
つめたいキスのさなかで
まぼろしをゆめみたり
空気に番号をふったり

誕生日のあと
起きあがった
世界の ふちのところ ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
飛べぬもの 視るもの木立 悟319/9/28 19:15
飛び降り自信イオン3*19/9/28 13:17
家出クーヘン5*19/9/28 12:47
私は私には私とはこたきひろし419/9/28 11:51
ハミングミナト 螢119/9/28 9:02
物體靈[group]墨晶019/9/28 8:38
不在ぽりせつ319/9/28 8:00
律動葉leaf219/9/28 5:25
古いカフェ夏川ゆう219/9/28 5:25
現代福祉再考福ちゃん119/9/28 1:10
心が汚れるってこたきひろし219/9/28 0:34
変調函館ドラゴン119/9/27 23:16
何も送らない日竜門勇気1*19/9/27 22:57
引退宣言はだいろ519/9/27 21:46
妖精の森丘白月019/9/27 21:41
119/9/27 21:40
妖精のパレット019/9/27 21:39
私の歌は三月雨1*19/9/27 20:59
Please don't change花形新次019/9/27 19:29
A RiverHAL4*19/9/27 18:13
湯冷め姫la_fem...3*19/9/27 14:40
クーヘン2*19/9/27 12:49
少女だったあるみ2*19/9/27 9:56
希望が丘ミナト 螢119/9/27 7:59
深夜とけい立見春香319/9/27 2:39
なんだそりゃメープルコー...1*19/9/27 1:13
鯨の枕カマキリ119/9/27 1:08
のっぺらぼうメープルコー...2*19/9/27 0:56
存在価値2*19/9/27 0:42
誕生日はるな119/9/26 23:31

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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