天体望遠鏡すら知らない宇宙の彼方からブランコは
こんなちっぽけな青い星まで伸びている
一漕ぎで銀河を跨いでゆくのは
もう旅立っていった人だろう

ただ空を仰いで憧れるしかない
移ろうと ....
LINE

「突然、ごめんね。こんな事本当は直接会って話さなきゃならないのに、どうしても勇気がわかなくて。 
思い切ってLINEするね。

わたし、貴方の事、ずっとずっと大切なトモダチだと思 ....
虫の音が
どこかの草むらで聞こえている
触角をふるわせて
葉の様子をうかがうことが
かれらの仕事で
葉先から零れ落ちる露を少し飲んで
またうたう

いたるところに黄昏れが満ちあふれ ....
幻の夜、
ヤドガリも寝静まった砂浜に
楽園の島のヤシの実が流れ着く。


その島では、あした、
一番早起きの牝牛が
真綿のように軽やかな雲の幻を
牧場の木陰に見る眼には
敬虔 ....
そうめんみたいに

ゆでてみたら

柔らかく

しなやかに

なれるかな
どんな言葉を並べたら
君はそこにいてくれるんだい、
なんて問いかけたって

どんな仕草を繋げたら
君はここにいてくれるんだい、
なんて訊いてみたって

自問自答。

どこにもない答 ....
原 静かさ 月
丸い歩道 男女の子
犯罪者
全てを観ているモノ
安いキャリーバッグの
硬質プラスチックの車輪が
まばらな拍手のようなリズムで
旅行者の孤独を連れて歩いている
バスターミナルは蒸し暑く
分厚い屋根に覆われている
様々な方言や言語が
 ....
先生とかじゃなくて、
なんて呼んだらいいですか?
光溢れる
今日という日を
歩いていく、人人人
何の目的もなく
何の行先もなく
ただ新しい出逢いを求めて
一回限りの生を燃焼させて

そうだったらいいのになあ
そうだったら素敵なのにな ....
ガリガリの真っ白なマウンテンゴリラは
耳も聞こえないのにウホウホ騒ぎ
麻痺した脳みそで真っ青な空に広がる
ガラスの扉をガンガン叩く

ただ、あるのは己の惨めさだけだ、と
自分の事を殴ってみ ....
「わたしのたわし、タワーにたわわに実ったわ。」
君のたわいないたわごとに、僕はわたわたしたわ。
夏が終わるとき、
風呂桶に浮かんだ西瓜を見ても
もう、それほどときめかない
でも冷やし中華を飾る
一切れの西瓜は不思議と美しい
刻んだハムと胡瓜、
錦糸卵と紅ショウガという
いつもながら ....
静かな境内の
砂利に染みる澄んだ湧き水
花びらを数える歌が聞こえる
落ちた葉を隠した妖精の声
今年の彼岸も飲みに来た
冷たくて厚い枯れない水を
目の前に充満している空気に
植物たちは薬をまぜる
妖精が調合した深い慈愛
人に寿命を与える酸素を

酸化して老化して
知っているけれど
そんなもの怖くないんだ
怖いのは逢えないこと ....
華麗で柔らかな空気のおにぎり
陽の匂いが迷子のように
頬を睫毛をつかもうとする
漂う感覚が美味しいと思った
空から梢から風の隙間から
良かったと声が聞こえた
ありがとうと思った
夜中
外がやけに騒がしい
雨が降りやがる
風が追い討ちをかけてくる

ウルサイ
うるさくて眠れねぇ
台風のヤロー
いい加減おとなしくしねぇと
ただじゃおかねぇぞ

さっさとどっか ....
かゆい、とは

戦うものだ

逃げられやしない

だってかゆい、は

自分だもの
こぐまたちは もう
おとなになって
森をでていった

犠牲のない欲望
なんてあるだろうか?

草がひとすじ
ゆれるのもこわかった
生きていなくても良かった
生まれてきたことは
 ....
愛する相手もいないくせに
フィロソフィアなんて
本が読みたくなる。

ページのはじめあたりには
著者のモノクロ写真が
あったりもしたりする

最初にあとがきを読む
人名索引を ....
水面と日差しを称え明日の朝ということのない

そこへやってきた羊は喉をみたす 季節に散る色どりは口元について

どこか風に吹かれたうちの
見つけたりない気がして
海底を泳いだ
短い手足がだんだんしびれていく

水圧のせいかな
ちょっと戸惑って
いつかの風船がひっかかる

悲しみにすら触れられない
それじゃあ笑われちまう ....
中学とか高校とかたぶんそのころの女子にありがちな軽度の過食とか若干の拒食とかが未だに抜けない件について。拝啓わたしちゃんいかがお過ごしですか。アラフォーにもなって私はあいかわらずふらふらしています。お .... 平気で奢られるくせに、
平気でソフトクリームを奢らない男。
お前に未来はないと思え。
気がついた。
私の女盛りは今なので、
早くもぎ取って食べてほしいということ。
私は今が食べごろです。
あとは自己責任ですが。
自称詩人を一掃する
絶好のチャンスだ
「午前3時に茅ヶ崎海岸で
自称詩朗読会を行います
人気投票で一番になった
自称詩人には
自称詩集出版の権利が与えられます」

血眼になって
集結 ....
雨を待っていた空は、
虚ろな木の洞が幼児のように見つめている。

誰かが通り過ぎた{ルビ導=しるべ}の道を、
誰かがまた轍として辿っていく。

赤子のように、空は祈っただろうか。
それと ....
木の葉が揺れて、ささやく時、
お前には嵐のような心が似合うのだろう。

遠くで、音と響きとが聞こえる。
恋歌のようにはかなく、仄暗く、

星々の瞬く{ルビ海空=そら}に 街は落ちてゆく、
 ....
さりげなさの青に染められて、
 ひばりは空をゆく

かたわらを通りすぎてゆく風……
 ひばりが想うとき、

なだらかな雲が追いかけては、
 追う──



赤い月。夜の雲間を照ら ....
それは夢

花のように鍵盤を
ピアノから摘み取る夢
フロアを埋め尽くす白と黒
インプロヴィゼーションなお花畑
ケセラセラな作曲家はご満悦で
偶然は神様の御告げと信じてる

でも絶対
 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
ブランコ新染因循319/9/10 7:51
未読のままにこたきひろし219/9/10 7:20
黄昏れの道山人2*19/9/10 7:06
幻想楽園島秋葉竹619/9/10 6:59
わたしあるみ019/9/9 23:03
時間を紡ぐ都築あかり119/9/9 22:36
丸い歩道[group]moote119/9/9 22:08
どうして時々どこかに出かけるのだろうホロウ・シカ...3*19/9/9 20:41
なんて呼んだらいいですか?杏っ子1*19/9/9 18:39
光溢れる人人人ひだかたけし4*19/9/9 16:41
ごりら若乱019/9/9 16:32
たわクーヘン6*19/9/9 12:11
西瓜の冷やし中華 ★atsuch...3*19/9/9 11:52
ヒガンバナの妖精丘白月019/9/9 11:23
四季の輪廻019/9/9 11:22
秋が降り始める019/9/9 11:21
台風が許せないこたきひろし719/9/9 4:02
かゆい木葉 揺219/9/9 0:47
こぐまたちはるな119/9/8 23:48
間読書ナンモナイデ...3*19/9/8 21:17
_雨へのダブリ...019/9/8 20:54
ソナーカマキリ219/9/8 20:01
時限的、咀嚼嚥下嘔吐反射/即興ゴルコンダ(仮)投票対象外こうだたけみ1*19/9/8 19:53
ソフトクリームを奢ってくれない男杏っ子119/9/8 19:32
食べごろ219/9/8 19:27
風よ吹け、翔べ自称詩人花形新次019/9/8 18:49
etudela_fem...2*19/9/8 18:19
2*19/9/8 18:17
2*19/9/8 18:16
鍵盤と鍵盤の間でまいこプラズ...219/9/8 17:19

Home 戻る 最新へ 次へ
816 817 818 819 820 821 822 823 824 825 826 827 828 829 830 831 832 833 834 835 836 837 838 839 840 841 842 843 844 845 846 847 848 849 850 851 852 853 854 855 856 

【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
3.01sec.