呼び捨てにした
初めての名前が
光と交わる
それが世界だ
目なんてとても
開けていられない
手なんてこのまま
ずっと離さない
無愛想なUFO
乗り回して
星を見るために
....
ゃ、ちこ、こゃ、、ち。
本当にごちゃごちゃしている。
食べ物を見ると、食べられない、食べられない、と泣きたい気持ちがこみ上げてくる。
だが、11時間労働で何も食べないのは命とりである。
勇気を振り絞り、どうにか食べられそうなバナナマフィンを注文してみ ....
見えないもの
と
聞こえないもの
触れないもの
存在しない筈のないものが
眼を閉じると
姿をあらわしてくる
荒れ野は果てしなく
正体不明の光の輪が
暗闇の樹木の周囲を飛び ....
片隅の誰も留めない花壇
生き方が乾いたから
栄養を蓄えたおなか
誰も気にしない暗い道端と
タイヤ痕のマリーゴールドの香り
ひらひらと蝶が日光に瞬く
あのこのアンドロメダの鱗粉を
気孔 ....
あなたのどこらへんに
どんなふうに、毛が生えているのか、
体中を辿りたい。
その冒険に連れて行ってよ
ダーリン、早く。
{画像=190925000437.jpg}
{引用=
言葉とイラストの組み合わせで詩を作る試みも結構増えてきました。…そして題名。
画家マグリットのことを調べてて、絵と題名(絵と全くあっ ....
涼しくなってきて
タオルケットは要らないね、と
主人に言われ
久しぶりに晴れた
大量の洗濯物が
強風に煽られて
飛んでいきそうなくらい、
煽られて、煽られて
物干し竿がしな ....
自由 一種の虛榮
ピロティの狂氣
左利きは可視性を證明する
永遠は變化する 鹽辛く
パーティーが祕匿する有罪
のどの渇きが現實を挑發する
夜は ....
少し、涙が流れたり
少し、ため息がこぼれたり
それでもこの気持ちが救われることはなく
感情の矛先を探しては虚しさが募り
心を失いたいと願うのみの{ルビ時刻=とき}は
緩やかに過ぎてゆくが
....
オーケストラの調律は
音程の不安定なオーボエが担うという
理由はただオーボエの音が大きいからだ
その440HzのAの音によって
オーケストラのすべての楽器は調律されるが
そのAの音が正確 ....
太くて固い針金
曲がってしまったら
元には戻らない
無理に伸ばそうとしたら
今度はジグザグに
どんどん増える曲がり角
真っ直ぐにならないなら
割れてしまえばいい
ガラスの心のほうが ....
病院の窓から見えるのは遠い山
今頃はコスモスが綺麗ね
見に行きたい今年はもうだめね
来年は行けると先生は言うけど
私のからだは軽くなるばかり
花が見たい 私は花のこども
....
宝石のような冬いちご
ウサギが欲しそうに
プロポーズをするの?
大きく跳ねて
月まで跳ぶつもり
小麦色の月の粉
篩にかけて
光の生地を焼く
冬いちごを挟んで
ウサギは告白する
....
駅前の信号の青の中を
ホテルの前で屯する入り女の白い手招きを
ビジネスマンの眼鏡の先を
赤いジャンパーの男のポケットの音を
渡り歩いて辿り着く エビス屋のテーブル席
器に盛られたカルパッ ....
呑み込もうとする強風に生きてきた今までが夕闇の中へ広がって胸に湧く蛆虫が首筋を通り冷えていく死体の裂いた腹の中にマッチを差し入れて今朝クーラーボックスの中で俺と握手をして別れた
一人で座った
公園のシーソー
地球にバレッタ
留めて夜の帯
動かないままの
時間の中で
あらゆる言葉が
社交辞令に
変わってしまう前に
言おうかな
季節の色だけ
増え ....
失恋した。
でも、いま、もう未練はない。
昨日の午前中は、絶望の中にいた
けども、私はいま、
希望の中にいる。
幸せだ。
生命線の終点に爪で強く印をつける。
心の弱虫を追い払う、僕だけのおまじない。
悲しくてふるえるとき
あんまりみじめで
ひとこと言いたくなるようなとき
頭がひりひりするよ
がまんするのが答え?
ばくはつするのが答え?
だれも傷つけたくないのにい ....
やすらかな、静けさと麗しさのかたよりのなかで、
彼はそっと目をしばたいたの。
そうして楽器を叩く。
若い彼は楽器をたたく。
塔のそとでは風がながれ、
落ち葉をはこんでゆく。
湖にしず ....
やわらかな嘘につつまれていても、
ええ。きっと、それがいいと想う。
ひとふさのぶどうは湿り気をもって、
描かれることを待っているように。
ひとふさのぶどうはあたたかな冷たさで、
....
先程戻られました
居られないようですね
事務所に行くとおっしゃってました
そうですね、秋の風はひどい匂いがしますね
こちら休憩室
厚生棟休憩室です。オーバー?
喫煙室を見てきます
....
夜明けの街を自転車が
自転車に乗って走って行く
やっと夢がかなったのだ
自転車にしか経験できないこと
自転車でなくても経験できること
それらすべてを
貧弱な荷台に積んで
やがて世 ....
| | - > | | O ´ / 川 ラ ? ⎿ @ 手
藻
雨 季
内 科
納 豆 表
炭 泥 菅
? 2 cutter
野 出
股
....
月の夜にはからすが舞う
かけたままの心には蟋蟀が鳴いている
無垢な地図帳には地番がない
条件は
いつだって
みたされないものだ
要件は大概なおざりにされ
描き続けること
想 ....
目が覚めた
起きた
とりあえず歯をみがいた
水のんだ
今日は仕事かもしれないし
休みかもしれないし
学生かもしれないし
生まれてないかもしれないし
いや
生まれてないことはない
今 ....
適度なストレス
と
過度なストレス
どっちにしても
ストレスは捌け口を探している
病気の原因の六割は
ストレス
ストレスは捌け口を探している
ストレス
と
セッ ....
キラキラキラキラと輝く水平線は遥か彼方
あの辺りの海底に
父は沈む
母も沈む
ふたりの姉も沈んでいる
そんな筈はないけれど
遠く海を眺めていたら
そんな幻想に襲われた
....
優しくない私は
救いようがなくて
自分でもほとほと
呆れてしまうくらいで
そのくせ見栄っ張りで
礼節をわきまえてる
ふりをしてみたり
人前では決して
涙を流さずにいたり
取り乱して声 ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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