「ダイダイ」
A c g f
E f
A c g f
傷が開いて 頭が割れる
飛行機雲を この手に掴む
お友達
まるま?さん
君は宇宙人
僕の船
すいへーり ....
こちら円盤二十七号
地球の観測状況を報告します
人類はトイレという場所に
頻繁に出入りするようです
入るときは硬い表情ですが
出るときは緩んでいます
時折順番待ちの行列もできたり
す ....
花の名前も
形も知らずに
歌うことが
許されたとしても
それを育ててる
人の心が
かわいそうだと
教えてくれるよ
ありふれたあなたの指先が
遅れてきた春先に触れている
今日も
曖昧な言葉で
あやふやな言葉で
愛は語られ続け
朽ち果てるのを待っている
同じものを見ていたはずなのに
あの時、あっ、 ....
殺意とは海底からくつくつと湧くあぶく
潮のうねりに揉まれ
白波に紛れるように
混ざり合う
記録されない日常
を構成する
切り捨てられる方を ....
そのふるえる糸にも
ひとつふたつの意味はあった
のかもしれない
時折の風雨に晒され
形を変えてしまった
その幟ももう
争うためのものではないし
御触れの見張りでもない
そよ ....
カーブミラーに映されている神社は
かつても
これからも
一度も存在しない
*
残された靴を
一室に全て保管してあるという
棚には老若男女の区別なく
薄墨色をした ....
また、一つのことが終わり
また、一つのことが始まる
終わらない人生のように、それは終わらない
また、くりかえす……
命をつなぐ糸のように
私のつかんでいる一本の想い。
そこから ....
星になれるのなら、死んで
星になってしまおうと、ささやくのは
誰? 私という、古びた、下葉の上へ
雨粒がきれいに虹になって降りる。
崩れていた古城の壁、
流れていた、{ルビ街中=まちなか}の ....
(オペラ全幕を観なくとも
この3分足らずの間奏曲を聴けば
一つの物語を創作できる)
哀愁に満ちたフルートの音色が
どこからか聞こえてくる
波乱万丈の生き様の中で
訪れた束の間の休息
....
夜明けに除光液の匂い、どこからか。
夜がせっせと濃紺のマニキュア落としてる。
風に叱られた旅人が
背を向けた空は
どこまでも追いかけてくる遠ざかる空
色の無い窓めがけて
覗くように聴こえてきた音と音と音と、
その音達の、遠き想い出
いつしか、
ひっ ....
八方美人は疲れるので
どこかで嫌われていてもわたしが楽なのがいい
どこかで嫌われていても届かない場所へ
意外とあなたは
考えていないようで
そういった顔で
意外とまわりを見てることを言 ....
知っている
世界で一番きれいな
この街の
うす青いそら
庭の金木犀が咲いている
この春
大きくなりすぎてしまって
邪魔になってしまった
枝を切ってしまったのだけど
私 ....
柔軟剤が甘く香る場所を
避けるようにして葉が落ちてゆく
横顔でしか言えなかったことは
きっと誰にも伝わらないだろう
制服の黒に埋もれるトンネル
シャープペンシルの芯が折れると
繋げ ....
薄ピンク色 愛を乞ういろを なでる ひたすらに
ああ、知っているよ まっすぐに
舌から垂れていく粘膜は都市を浸食していきますね。崩落していく花の詰められた箱から解放されて飛び立つ夜の白鳥の夢で ....
孤独に身を置きたい
そして独りに徹したい
寂しさの中に生き
時の旅人となり
詩にうずもれたい
不幸の時のほうが
独りの時のほうが
いい詩が生まれるという
喧騒からはなれ
....
貴方の為に存在するものならなんでもいいの
そのテーブルのマグカップでも構わない
わたしが貴方の役に立つのなら
わたしが貴方に必要とされるなら
代えがきくような存在では居たくないって
貴方 ....
樹間から
覗く秋晴れの青、
ふるふる震え
金木犀の香が舞う夕べ、
時はすっかり透き通り
遠い記憶を辿りいく
)何があったか
)細かいことは忘れちまったが
)ただ喜びと懐かしさだけ
....
三日月のブランコから靴飛ばす。
履き潰したオールスター、流れ星となれ。
秋の思惟が
コスモスの群れ咲く上を流れている
うす青く光りながら
ゆるやかに流れている
それは誰の思惟なのか
知らない……ただ秋にふさわしく
さびしげにうす青く光って
ゆるやかに流れ ....
イチゴ、大好き!!!
みなとちゃんは、まだ2歳の女の子
小さな体で、パクパクパクパク
イチゴ1パックを食べ尽くしそう
お父さん、お母さんが
『1つ、ちょうだい!』
といくらお願いしても ....
本当に心底悲しい時
ひとは涙を流さない
我々は夜の森を知っている
我々は価値のない恐怖をしない
よくぞここまで豊かに実ったものだ
頭を垂れる稲穂
頭を垂れる稲穂
頭を垂れる稲穂
カカシに乗るカラス
....
アルミ弁当箱の中で折れた
白い腕と脚には触れないでね
痛みが通り過ぎて楽になれば
心を守るのは包帯よりも
明るい色のリボンが美しい
鏡に映る姿を確かめて
踊る時間は蝶のように結ぶ
....
なんてこった
太陽風が地球の大気を吹き飛ばす
それが満月の日
月まで届いていやがるんだという
だから月には
百万年前の地球の酸素が眠ってる
この悲しみもつぎの満 ....
名前が欲しい
あなたは普通じゃないんだよ
あなたは異常なんだよ、と
定義してくれる名前が
日々感じる違和感や
上手くいかない物事を
正当化する為に
紙 ....
雨がやっと止んだ
久し振りの晴れ間に何をしよう?
映画「雨あがる」にあったように
足止めを喰っていた旅を
再開するのが良いかも知れない
まず気鬱をすべて取り除いて
心も晴れやかにしたい ....
少年は翼の影に咲く
駒回しのトレサビリティ
孤独は髪振り乱して
服が風に歌っている
砂ぼこり舞っている
僕は翼のうえに立つ
少年は翼の影に咲く
駒回し ....
左目の鴉は月に帰り
右目の鴉は海を埋める
冬 青 銀 冬 青 銀
径のかけらが 径に散らばる
服は水に濡れ 黒くなってゆく
黒くなってゆく黒くなってゆく
臓物が背か ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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