その挑戦は魅力的に見える
それは挑戦だからもちろん結果に成功と失敗がある
だけどこう考えてみる
"今回に限っては挑戦することそのものに価値がある"
つまり挑戦をしたなら結果 ....
いつか何処かで
人は誰でもその身体を無惨に千切られて
灰にされて
風に飛ばされる
そんな
ご不幸を
御愁傷さまですと
何度も見送ってきた
けれど
いつかはきっと
御愁傷さま ....
その呪いの
暗い
ほんとうをしっている
赤い血のゆめを吸い込んだ少女
街をさまよう顔のない亡霊
聴こえない声が
君の名をよぶ気がする
しろくつめたいガードレールは
....
荒れ狂っている
闇が光のなか
光が闇のなか
灼熱の上昇
灼熱の下降
闇が光のなか
光が闇のなか
荒れ狂っている
燃え盛る壊ノ力、受け容れ飛び込む己、
せめぎ合い切り刻まれては結合 ....
木立の間にはkたちがいて、
秋の陽のいっぽんの光線を見つめている。
アクビばかりしているけれど、
朝焼けだか、夕焼けだか、
それがわからない。
光線の中にはオレンジ色の微粒子が、
血球 ....
痛覚レセプタ
ちょびひげのおじさん、今でもフィルムの向
こうから笑わせてくれる。拳を振っている。
誰もの幸せのために戦っている。そのときに、
必ず痛くなるものをさらけだしている。 ....
涙で喉に詰まる音が落ちて
無限の宇宙に転がっていく
笛吹水仙の妖精は
いつでも後ろで聞いている
胸に入り込んで聞いてくれる
ストローのような花が
ぜんぶ吸い取ってくれる
妖精がこっち ....
ゆっくりしてって
もうじき隣の椿も咲くよ
この冬も綺麗なのは
あなたが来てくれるから
金色に化粧したミツバチに
妖精は嬉しそう
雪が降るように無数の愛が降る
語らず求めず大きな愛が降る
妖精は樅の木で待ち合わせ
花びらが降るように飛んでいく
バラの香りは小さな蝋燭に咲く
赤い炎が揺れる夜にあじ ....
トイレに入ると
足が冷たくなった
窓が開いていて
風が流れ込んでいた
小便をした
あたたかそうだった
もっと寒かったら
手をつけたかもしれない
東の雲が
肌を赤くしていた
....
哀しみが蓋を
閉じて転がる
苦い言葉を
胸に張りつけて
風は吹かない
光は裂けてく
汚れたTシャツが
邪魔だと怒鳴る
ここは真っ暗な
洗濯機の中
乱れた心が
....
この星にある夜の余白へ静かな星を書き足してった
気付いたときには気付いてたんだ無意識的に意識していた
生き物たちが暮らしてるからこの世界には声があるんだ
ゼロから始まるモノは何もない
と言う定説
一から始めなくてはならない
一夜の夢にあらわれた少女は
一糸纏わぬその身体を
幻想の寝台に横たえている
その乳房
その乳首
股間に ....
つま先で立つと地面が揺れて
あらゆる命が追い越してゆく
足音や虫の音が触れる場所で
上を向いたら広い空の端に
糸口があって傷を縫えるまで
花が咲いてると訊いてみたくなる
お願いだか ....
崖下の細道と市境を流れる川に挟まれた廃寺に隣接する三角形の土地は雑木林で、夏の間は気が付かなかったが、樹々の葉が落ち始めた最近、それらの幹それぞれに、なにやら薄茶色の掛け軸が揺れている。数 ....
さながら粉雪の如くに
枝から離れ舞い落ちる
音もなく
澄んだ気配の中を選びながら
音はなく
さながら春の名残花の如くに
....
彷徨い歩く
今日も
現の森を
消そうな歌声
蘇らせるために
でも 悲壮感は
希薄 なんだか
楽しい 遠足みたいで
スキップしたくなる
待ってい ....
新しい季節を連れて来た風
明日は何処(いずこ)へ吹いてゆくのか
透明な唄が聴こえる
果てしのない遠くから
あれは知ってる唄
懐かしい声で歌ってる
新 ....
街は、君のことが好き。
しんけんに、
みあげればみえる
幾百億、幾千億の銀河系の
白いカタツムリ状の渦巻きたち
星雲と名乗る用意があるものたちです。
街の灯がなんだか深く
ア ....
僕の薪小屋に雪がふったよ。照り返しがまるで白夜みたいだ。あの夏、ねえさんは船着場から太陽を見ていた。そんなに遠くにあるものを見ていて、どうするのって、僕聞いたんだ。そうしたらね、
「太陽は遠くなん ....
ゆうらりゆらら
舟はゆく
生死の境をさ迷いながら
白波立てて
舟はゆく
ゆうらりゆらら
舟はゆく
無限の時に慄きなから
さざ波立てて
舟はゆく
ゆうらりゆらら
舟はゆく
....
折れ曲がり、赤茶色に錆びた釘…珊瑚のように歪で不吉なライン、頭の部分は半分潰れていて、半円―円弧の部分がボロボロのコンクリの上で揺り椅子のように埋もれていた…窓を失った枠からは雨粒が潜り込んでくる ....
「ねぇ、
「予想と違ってびっくりした?
「ちょっと認識が甘すぎだよ
「美しい魚だけのはずないじゃん
「ネットが海だと言うならさー
「水死体くらい浮かんでるって
生ゴミみたいな自意識が
....
うわっ。だめだ。
月曜日って毎週、けっこう辛かったりするけど
今日はちょっとマジメに辛いわ。
まぁ、
誰も悪くなくって、
わたしひとりが悪いっちゃ悪いんだけど。
なら、
....
際立つ一本の水銀柱が立ち
僕は眠りから目覚めた
曳航されていく純白のヨット
青い青い水平線
ここは何処だろう?
肝心の居場所がやはり見つからない
薄暗い町になり
日も落ちないうちに
車はライトをつける
年季の入ったシャツは
悲しみを吸い込む
雨はスカイダイビング
それも一斉に
真っ直ぐに
特攻隊のように
果たしたかった ....
瞬きの瞬間に名前覚え
会うたびに癖を覚え
好きになった時の
あの心地よさと興奮は消えず
どうして忘れられようか
一度でも本気で愛したら
言葉の一文字さえ捕まえたい
嫌いになる ....
赤いキャンドルが
半分溶けて流れて
涙のように固まって
固まったまま泣いている
焦げた芯が
あの晩のまま
時間を止めている
二人で灯して
二人で息を吹いた
赤いキャンドルが
....
星が私を見ている
なぐさめてくれる
今日の終わりの中で
空耳のように
幾度と無く
宇宙から星の囁きが
降ってくる
宇宙が悲しみの
ため息を集めて
遠ざかってゆく
深 ....
正直何が悪いのか
さっぱり分からなかったので
いつ飽きられてもいい話題だった
そんなところに
触尻の薬物問題だ
クダラナイ花見なんか
あっという間にどっか飛んで
ニュースもワイドショーも ....
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