午後が落ちている
歩くのに疲れて
坂道を歩く
人だと思う

エンジンの音
やまない雨の音
降り積もる
昔みたいに

曜日のない暦
夏の数日
確かに生きた
覚えたての呼吸で
 ....
世界中に
菌を飛ばす新型ウイルス

子どもから年寄りまで
マスクを付けた顔は
目はぎろぎろ
口はむっつりと
知り合いでも疑い合う

品薄に並ぶ長い列
答えの出ない話し合い
中止に ....
人間なんて
生まれりゃ 死んじまうわけだし

今更うろたえてもしょうがない

旧式だの 新型だの
湯沸し器でもあるまいに

見よ

ぶた食い野郎らであっても
 ....
妖精と二人
青空の下を歩いてる

真っ白な田んぼが
どこまでも広がる

カラスがこっちを見てる
妖精が手を振る

耳元でささやき
肩に立って髪を編み
気まぐれに歌う

ポケッ ....
長い間ずっと
君は何を思っていただろう
僕は何もしていないから

長く果てしなく長く感じる
僕は君の愛に応えていないから
どんなに愛してもとどかない

なんと小さい人間だろう
一緒に ....
コーレアの妖精が
冬の夜にランプを灯して
寂しい心を探して
飛んでいる

暖かな色で
そっと寄り添って
想い出を探してる
恋の色を探してる

赤くふくらんだ
ワンピースから見える ....
唇が変形していくように
愛する人と折り紙をしたい
捻れた輪の中で掴む手首は
時計の針と反対に動いて
僕等は迷いを振り切って来た
恋に未来を背負わせるくらい
愚かに汚れた灰を被っても
一緒 ....
今日もひとりでいたわたしが死んでゆく
春になろうとしていることを目で捉え
そして触ろうとしたあなたの髪を
さらり、簡単すぎるほど軽くすり抜ける

ねえ、どうしてこんなにたったわたしの ....
あの日のプライドを思いだす 
土手に そして 腰を下ろした友達を 
土手の上に沈む夕日は
でも 違う街のものだったけれど


今もあいつは きっと変わらない 
そう 僕は 時々 考えてい ....
羅列された分布点
繋げば歪な線になり
曲線を交えた面になる

勝手に奥行きを求め
立体にきめる

果ては微分積分を使い
私を測って欲しいような
測られたくないような

ほぼほぼ無 ....
どうしようもないことがあるということ。
取り戻せないものがあるということ。
人の心は、変わりゆくもので、何をしても縁がない限りは、繋ぎ止める手段はないということ。
失敗したら最後、取り戻せない人 ....
口だけじゃんと言われても、何度も、何度でも





祈りを忘れてしまう夜がいくつもあります
誰かが亡くなったことを耳にしない日はないというのに

ハンバーガーを食べながら
我が ....
たまに呑気に生きてるように見える人が羨ましくなっちゃうよ
下手に賢い奴なんて、けっこう生きるの苦しそうに見えちゃう
真面目な顔して、語りも実に優秀で、ほんとはセックスしたいんじゃないかとか
余計 ....
生まれ変わったらあなたは悲しくて泣いちゃうよ。餓えを知らないままでずっと、私の中で眠っていることも出来たのに。心は一度溶けてしまうと、もう、一緒なままでいることは出来ない。ねえ、ねえ、ねえ、私は何をし .... 光の輪の中で天使になった
鼓動の音がトラックに轢かれて
そのたびに分裂する心臓は
耳の穴を塞いでしまうから
音を立てるように絵を描いた
底の割れたコップが空になって
遥かな距離を近くに思わ ....
誰かが呼んでいる
小さい声だけど
はっきりと
胸の奥まで聞こえる

真っ白な花びらと
太陽のように黄色い花芯
薄暗く冷たい歩道に
温もりがとどく

花屋の前を通るたびに
僕は花の ....
私は遠い遥か昔に
地中海を見下ろす
小高い丘で生まれた

満月が造った
白い光の絨毯の上
妖精が集まって
歌を風にのせてた

白い丘で私は生まれ
ナルシサスと呼ばれていた
ギリシ ....
やわらかな

透き通るような

赤い花のランプ

花はみな下を向いて

どんな小さな虫にも

優しく灯りをともす

冬の黄昏が海にしずみ

星が秒針のように

一歩ずつ ....
朝日はもう昇るだろう
昨日も経験した毎日の中で

今日、なにがしかをしたくて
まだ眠い目を擦っている

ただ、暗いさなかから それは昇り始め
こんな季節だともいうのに
妙に存在感のある ....
あなたは今日も藻だらけになり
古ぼけた君を探している
鏡に写るはねた髪の毛
命乞いだけは一人前の太陽が
あなたを暖めている

汚れた頬を叩いたあなたは
ゴミを掲げて微笑みながら
私の裾 ....
誰でもいつかは
宇宙の銀河へと
帰る日がやってくる

自分のことなのに
その日がいつかなんて
誰も知らない

今日は生きているが
明日 生きている保証は
何処にも、ない

太陽 ....
冷たい手で溺れさせられて
海ほたるの震えが皮膚を傷つけて
何千の光が生み出す凪を
陸地から眺めるカップル

浮き輪を放り投げられて
君の横顔の汚れに気付いた
足音しか聴こえない夢の最中で ....
 
絶対なんて いらないから
 
小指をね、絡めて
 
ぎゅっと、


 
夜に穴を掘るように走る
バイクの音が主役になるから
親密な青い空が震えた
テールランプと並んだ螢は
どっちも似たような光だけど
半袖と腕の隙間を作った
その部屋で遊ぶ短い命は
逃れながら ....
辺りを見渡せば意図塗れの言葉を吐いてる魂の貧民窟に住んでるやつら
俺が笑っているのはお前らの自尊心がひどく間抜けで仕方がないからさ
いまその場で誰かをやりこめることしか頭にないんだろう
目先の価 ....
{引用=糸}
絡んだ糸も根気と時間さえあれば解くことができる
だが砂粒のように固く結ぼれてはどうしようもない
ギミックとトリックを切り捨てれば 見えるか
見えないか 糸は揺れ
微風にも抗えず ....
思えば、あの頃からいつかこうなるのではないかと、漠
然と予期していたのだった。あの頃、俺がまだ若くて、
日常の懊悩や苛立ちや、燃えやすい枯れ枝のような未熟
な考えを持て余していた頃から、いつかこ ....
窓のカギが開けられると
蜂が入って来た
村一番の美人である
グドルーンは
普段はスライディングタックルを
決めて男を倒してから
アド(広告)ばかり出していたのだが
今日は違った
蜂が入 ....
5分、うたた寝、あと5分、うたたた寝、もう5分、うたたたた寝。
もういっそのこと、あと5年くらい、うたたた・・・・・たたた寝。
美しい男にはトゲがある
それ相応のトゲがある

女は普通に暮らしていた
普通に化粧して
普通の長さに髪を伸ばして
普通に髪を洗って
普通に髪を乾かした

美しい男にはトゲがある
女 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
引き出したもつ1120/3/10 17:27
異変もちはる120/3/10 15:18
傍観者xからナンモナイデ...2*20/3/10 14:05
妖精と散歩丘白月120/3/10 11:33
冬の流星2*20/3/10 11:32
冬の妖精2*20/3/10 11:32
メビウスの恋ミナト 螢120/3/10 9:50
甘いバターと春、或いはみい820/3/10 2:20
荒川サンセット番田 220/3/10 1:06
幾何と奇貨秋也1*20/3/9 22:48
失恋から学んだこと。学んでいないこと。杏っ子020/3/9 21:46
口だけじゃんと言われても、何度もAB(なかほ...13*20/3/9 19:51
ため息moote020/3/9 17:49
エンド由比良 倖020/3/9 12:07
真葬世界ミナト 螢220/3/9 10:31
ノースポールの妖精丘白月120/3/9 8:04
スイセンの妖精120/3/9 8:04
エンゼルランプの妖精120/3/9 8:03
朝日に誓わされる二宮和樹020/3/9 4:51
一人前の太陽ふじりゅう120/3/9 2:36
モクズガニ美空220/3/9 1:21
ウミホタルふじりゅう020/3/8 23:59
小指をね殿上 童2*20/3/8 22:46
安全地帯ミナト 螢220/3/8 22:11
決闘か人殺しか(あるいはみみっちい小競り合いか)ホロウ・シカ...2*20/3/8 22:05
行方知れずの抒情 四ただのみきや3*20/3/8 16:30
撃たれる岡部淳太郎220/3/8 15:21
窓のカギ間村長320/3/8 13:34
うたた寝クーヘン1*20/3/8 12:57
美しい男にはこたきひろし320/3/8 10:26

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