世界の破壊者は片手を上げ
まわりに誰もいないのに気づくと
片手をおろした
海は波の触手を伸ばして陸に襲いかかり
さらには沸騰し
現在は塩酸になるか硫酸になるか悩んでおり
山はもちろんの ....
からっぽで何にもなかったので
手元に落ちてきたSFを入れてみた
SFの尻尾はもう古ぼけていて
埃をかぶっていたけれど
頭のほうは元気で活きがよくて
これならからっぽも何とかなるかしらと
一 ....
「ハトと一緒に
風呂に入ってよ」
働き先から
帰宅した妻が言った
「分かったよ」
そう言って
沸かしてた風呂に
入学前の娘と
入ったものの
温めの風呂でも
ノボセて ....
なにかを始めようと
手続きしたわけではない
そうだ
終わりのことなど
誰も
かんがえるものか
だから
俺の終わりのことなど
知っ ....
白い壁がありました
白い壁に沿って私は歩きました
私には足がありました
私の足は交互に動きます
私はそれを動かしています
白い壁があります
白い壁に沿って草が生えています
私は草をむしり ....
{引用=「アルタイル(ひこ星)」
めをつむると
いたって
砂さばくです
ずっと
ふたはあけた{ルビ儘=まゝ}
眼には
さぼてんの花
{ルビ如何=いかん}
せん
いか ....
人の大切なモノをとって
羨ましがらせて
人を傷つけて
優越感に浸るのが
楽しい
それ以外は何をしていても
虚しくてつまらない
そういう悪意に満ち
虚無感に満ちている
人間がいる
そ ....
向かいの甍は
銀の色
広がる青は
底抜けで
私は憩う
この一時
入射は深く
温もって
光の流れを
浴びながら
広がる歓喜に
胸貫かれ
この十一月の
光 ....
明るい声で
おはようの言葉を浴びると
太陽の光よりも温かく感じるよ
それは君からだけじゃないんだ
目を向けてくれた人
誰からでもそうなんだ
でもね ....
理不尽に向けられる言葉の剣は
想像力の欠如
以前ならば傷付いていたかもしれない
でも、私は知ってしまった
怒りの感情
静かに燃える負の感情
怒りは隠しておいた方がいい
誰もが不機嫌の ....
あきれても
秋がふけて
耐えられなくて
傷うずく
ジュクジュクに膿む
なんて、うつむく
うろんな顔で
わらえるほどにくだらないよ
僕の生に付与する意味も
なけなしの付加価値は無価 ....
別れ
一歩
喜怒哀楽
経験
変化
…
…
再会
冷たい秋を後ろ手に閉め
火の消えた冬の部屋に入る
いま誰かが座ってたみたいに
ベッドシーツが沈んでる
窓の外は林檎山
赤い実がどこまでも続く
ああこれは夢だ
きみのSNSの写真だ
....
きわまりが結氷である事をもとめて神様は冬を創造したのかな
けれどもローリエを咥えて希望を運んで来たのは何も鳩だけじゃない
あの日のぼくもそっとバーモントカレーにそれをしのばせたんだから
....
!ひゅーうぃーごー
「ラーメンも食えねえ」
どうにもならない気がして
さまよう気もして
ラーメン一杯300円
なんてどこにもない
から
コンビニで安いのを買う
さんたんたる
....
坂道に
水の流れ、
大量に
夜の透明、
車は行き交い
飛び込んでいく
人、人、人
君はスマホの
中に居て
綺麗な声で
歌っている
聴いたことのない
異国の歌を
夢見心地 ....
A401
部屋に書かれた数字に
1人ぽつりとそこにいる
2525、そんなパスワードで嗤えるかよって
真っ白、ベッドに横たわる
A401
ホテルの端っこにそれは位置して
そういえば私の ....
{引用=糸くずの
ふりかかる
だまった湖面に
傾斜した
クレセント・{ルビ月=ムーン}が
代入される
みぎも左もわからぬ
夜来の{ルビ湧出=ゆうしゅつ}
妖精により
{ルビ繙 ....
早朝の境内に
落葉を掃く音が
吸い込まれていく
重なり合っている葉
お堂から鳥居へ
石段を掃き清めていく
捨てようともしなかった
振り払おうともしなかった
いつの間にか積もって ....
ドーナツの穴といえば
不足の象徴ではなくて
ドーナツの穴といえば
宇宙の入り口でもなく
ドーナツの穴といえば
世界を洒脱に切り取る
象徴的な形でもなくて
悲しさや寂しさを吸い ....
虹のかかりそうな空の
抗えない速度の下で
私は雨に濡れ
乾き
また雨に濡れる
生まれた時から
生きることを強制され
生かされ
死ぬまで生きねばならない
たとえどこかが欠けても崩壊 ....
一番最初
病院に勤めたのは
脳外科病院だった
院長先生がこれからは
男の看護婦が
手術室で勤務すべきだと
雇ってくれたのだ
男性用の更衣室やトイレも
設置しなければならなかった ....
YES YES YES
無のなかを
のぞいてごらん
NO NO NO
何かが
うごいている
OUI OUI OUI
そっと
耳をすますと
NON ....
わかれるひが
いつやってくるかも
わからず
じゃあ
なにがわかってるのか
たったいま
いきをしていることくらいかな
たしかなものは
なにもなくて
だから と かでも とか
接続詞は ....
夜のはじまりからおわりまで
景色がどんどん加速する
置き去りだって標識は言うけれど
止まってしまったらどうなるか分からないんだ
地面を擦る音ももう聞こえない
光の線と対になってし ....
閉鎖病棟が詰所を挟んで二棟ある
重い認知症の老人病棟と
長期入院者の居る慢性期病棟
看護日誌を書き終えて
休憩室で休んでいたら
詰所が騒がしくなった
二名の看護助手が
病棟で老人 ....
青空に白いボール
をなげ
それきり
ボールは
……
もちろんおちてきて
ぽーん
ぽん
ぽ
ん
と
跳ねて
それでおしまい
タン・タタン
茜さす
老人のベッドにも
子供のホッペにも
立ち止まる
荷台に括られた硝子板が映す
へつらった曇り空
思い出す
お互いにアクリル板を見つめてる
私/老婆
茜さす
厚塗り ....
君のわがままを
わたしのわがままを
ぶつけあって割れたほうが謝る
いつの日か粉々になって
混ざりあえたらいいね
写真の中ではふたりが笑ってるから
涙が出てくる
喜怒哀楽は
どれをとっても
ストレスになるので
そのいずれもがなくて
スッと軽くなった状態が
最も望ましいのだが
煩悩の多い
俺の自力ではとても無理なので
マイスリーと
デエピゴとい ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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