日暮の空は劫火
暗い雲で煙り
雨を予告していた

あなたが乾いた唇
開いた途端

どうしようもなく土砂降り
とびきりの笑顔
雨に打たれ
化粧が崩れて歪んだ
雨に紛れ
こぼしてい ....
愛は尿を大切にした神だから
それはこの日本で大切なんだ

私たちってどこだろう
あの道を歩き続けるならどこへゆく

アメリカか? それとも貧しい国か?

随分平和だね、仕事すれば? ....
今度はどんなうたをうたおうか
三時を少し回ったばかりの鴨川のベンチで川の香りをかすかに嗅ぎながら
風に揺らされたまま少し汗ばむ額に張り付く前髪かき揚げ
ごぉーごぉーと唸る白い水飛沫をみながら
 ....
だうでもよい事ですが

私は喧嘩は買ひません

一切の賣買を已めたのです

詩も賣りません

稿料は「お禮」と書いた

封筒に入れて渡して下さい

これは内田百閒の眞似なのです ....
最近何聴いてる?
と問はれたら
80年代のアメリカンロック
ヒューイ・ルイス&ザ・ニュースとか

つて答へる
今しがた彼らの『FORE!』と云ふCDを聴いた
¥100-で買つたのだ
い ....
○「携帯トラブル」
妻「どうしてすぐに出ないのよ!」
夫「運転中だよ!」
妻「どうしてすぐに出ないのよ!」
夫「充電切れだよ!」
妻「どうしてすぐに出ないのよ!」
夫「トイレだよ!」
妻 ....
夏の暑さを、許しなさい 夏は、暑いものです
冬の寒さを、許しなさい 冬は、寒いものです
虫が鳴くのを、許しなさい 虫も人と一緒 お互いを求め合うものです
雷が鳴るのを、許しなさい 雷は電力になる ....
傾げた頭の中で喀血する自我、途方も無い明滅の中で見る闇の圧倒的な密度、発電機の唸りのようなわだかまりが反響する時、鋭角な四隅の中心で巻き起こる直感の渦、俺は時々肉体の存在を忘れる、気がふれるほど反 .... ぼくは、聞きたくなかったよ。
そんな捨て台詞。
でも、だって、とか言い訳なんかいっちゃだめってことも、わかってるよ。
あきらめない、ぐちらない、できるまで、やりつづけるのが大事なんだって ....
 おテクを磨くっきゃない(泣)
 おテクを磨くっきゃない(泣)
 おテクを磨くっきゃない(泣)
 おテクを磨くっきゃない(泣)
 おテクを磨くっきゃない(泣)
 おテクを磨くっきゃない(泣) ....
説明しても分からない人には
説明しなければ良いのに
と想いながら説明している
わたしはただのカラッポ

外からの刺激に反応してるだけの
(偏見捨て自分から能動的に読み込み考えようとしない) ....
第二次世界大戦中の上海
天皇機関説を唱えた美濃部達吉の弟子だった為に
難を逃れて移り住んだ家族
話をしてくれた女性の方は当時まだ幼く
美濃部の弟子だった父親が教鞭を取る
東亜同文書院大学近く ....
夢ばかりかたる緑の
人の子がすこしリアルで
笑いだす君のよこがお
神さまに抱いてもらえた?

マグダラのマリアのキスは
神さまをかるく堕とすの?
かいわない寒い食卓
白い息 ....
最低ラインにぶら下がって
落ちてきた距離を見上げる
最高だったあの頃は
過去の星の煌めき
急に落ちたわけではない
少しずつずり落ちていた
気づかない速度で

やっと地球の上に立つ
気 ....
和室から見える景色はまさに夏そのものを現している
水色に薄められた絵の具に白を淡く馴染むように付け足した
そんな背景
伸びる焦茶の自由な線に緑は白く光り
ときおり吹く生暖かな息に気持ちよさそう ....
ちょんぎられた支援の端
暑苦しく嫌な顔をして高齢男性に説明を繰り返す
区役所の障害者支援係の職員
隣の子育て支援の係はというと
誰も客がいなくて暇そうに楽しくおしゃべりしている
女性のアルバ ....
浅い春が来て
きみの肩先から
ふたばが芽吹く

冬の熱量が
熱ければ熱かったほど それは
あどけなく
ふるふる
ほころぶ

目をはなしたすきに
ひとひらの蝶になって
とびたった ....
今ぢや考へられない事だが

昔の猫は
ごきぶりをよく捕らへては
夜のおやつ替はりに食べてゐたものだ
ばつちいからやめなさい、と云つても

その姿に
哺乳類の原型であると云ふ
食蟲目の ....
私の倫理
それは即ち、リンリリンリと
倫理を盾に
使はない事だ

お恥づかしながら
借金返却の督促を受けた事がある

その時、リンリンと鳴る電話に
脅迫じみた何かを感じ

以来
 ....
詩が差し迫つてくると
私の中のアラームが鳴る
排便の際の
直腸のサインと同じ事だ
その詩情はもはや老廢物である
と、肉體が云ふ譯で
この場合 精神は肉に隷属してゐる
譯で-

出して ....
まじめな世界と
不まじめな世界

光と闇と言ってもいい
こっちとあっちと言ってもいい

あっちの世界に魅かれつつも
こっちに割り込んでもらっては
困るのだ

といっても
僕は不ま ....
○「独り言」
今朝も
ボケてない証に
独り言を二言三言

○「冬田」
冬田は
今は風雪に耐えながら
地力を蓄えている
春の田植えを夢見ながら


○「極楽登山」
名山あり名湯 ....
脆弱な無意識ネットワークだから眠っている夢もあるのに、
ブラックボックスを抱えているASIのほうが安心できるのか
 
2025.01.19
夜行列車に乗り込む前に後ろを振り返ってはならない
明日という希望を叶えるために
終着駅などわからなくてもいい

天気予報では明日はおおむね曇り空らしい
朝日を浴びることが出来なくても構わない ....
風熱を
食みながら
生き始める思考、
静やかに涼やかに
銀鈴の白波の
連なり鳴らし
言の葉の群れ
次々集めながら
自らの力動貫いて

 肉体と云う
  器がしんどくなれば
   ....
朝のドラマを見終わった途端母が涙目で
「住んでいる家を売り払って財産として三分割する」と言い出した
そのドラマの内容は主人公の学生時代の友人が封建的な家制度に縛られ
横暴な夫にも悩まされた挙句そ ....
雪降る寒さに紛れて
一緒のポケットに手を入れて歩いた
絡まる指が僕に歩く勇気をくれた

ずっと一緒にいられると思っていた
けれどいつの間にか
同じ空の下で違う星を見ていた

春の大三角 ....
今眠りに落ちる私
なるものが本当
に存在するもの
かは分からない
が      私
なるものがなけ
れば落ちていけ
ぬのが夢の中で
その夢の中で愛
でた花の香だけ
が本当であるか
 ....
誰一人、針を止める者はいなかった
時間だけが、過ぎていった

誰一人、悪いことをする者はいなかった 
誰一人、互いを憎む者もいなかった
誰一人、疑問に思う者はなかった
時間だけが、過ぎてい ....
 あるとき、atom、つまり、「原子」という言葉が、ディキンスンとホイットマンの二人の詩人の詩に使われているのを発見して、これは、おもしろいなと思ったのである。それというのも、当然、この二人の詩人 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
劫火の後6*25/1/21 18:49
どうでもいい世界[group]陽向(2躯-...225/1/21 15:08
暇を持て余す栗栖真理亜1*25/1/21 13:53
あぶく髙任勇梓 T...125/1/21 12:49
FORE!025/1/21 12:19
独り言1.21zenyam...0*25/1/21 9:19
日本人よ鏡文志1*25/1/21 4:33
血の動乱ホロウ・シカ...1*25/1/20 22:21
いっちまえよ、ベイビー阿ト理恵4*25/1/20 21:25
Darwin's Eggおまる2*25/1/20 21:22
倫理なき倫理 だってぇ。〇あんたタダのカラッポさんひだかたけし4*25/1/20 21:03
上海租界栗栖真理亜225/1/20 20:43
しろいみず秋葉竹025/1/20 20:39
The Earth425/1/20 18:49
羽蟻栗栖真理亜2*25/1/20 18:48
お役所2*25/1/20 12:53
はなうたそらの珊瑚13*25/1/20 12:44
分岐點髙任勇梓 T...125/1/20 12:20
私の倫理025/1/20 11:38
慾求 -茶色い詩-225/1/20 10:32
二つの世界りゅうさん0*25/1/20 7:10
独り言1.20zenyam...2*25/1/20 6:02
無意識ネットワーク足立らどみ125/1/19 22:03
ブルートレインレタス6*25/1/19 21:34
詩想、しんどさのしひだかたけし6*25/1/19 20:24
影響栗栖真理亜3*25/1/19 19:20
スピカ4*25/1/19 19:04
逸脱雨宮吾子225/1/19 16:52
ユートピア万歳!鏡文志1*25/1/19 16:46
語の受容と解釈の性差について──ディキンスンとホイットマン田中宏輔10*25/1/19 16:22

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