絢爛なりし 黄金と和紙の 観覧車
宙を回るる 風船の金魚
妙音振りまき 踊る鼓
胸乳の海を 泳ぎ渡らば
母の{ルビ愛=めぐみ}の ろ長調を
拾う{ルビ耳翼=じよく}の 夢心地
隣り合う家族 ....
つあぐ 추억

 つめたかったあなたと
 あったかかったあなた
 ぐらいは忘れないから
 


ぼすぽみなにや Воспоминания

 ぼすの顔に似合わない
  ....
任務を遂行する
者達のヘリが
轟音響かせ
空を行く

青い青い海原だ

揺れる送電線、揺れる送電線

彼らは何処へ向かっている?
この無限の海原を

粛々と 粛々と

風に ....
もう飽きてしまった夜に
今までのイメージを壊したい
頼りなくても情けなくても
僕は回転ドアを駆け抜ける
まるで光速の会話みたいに
星の手裏剣を胸に抱いて
誰かの世界に窓を作るよ
透明だ
 ....
どれだけ沢山の人が報われず死んだか
そういった話題を君は好んだ
死の間際、彼らが何を望んだのかはわからない
君が好む思考実験にあえて臨む
これが日曜の過ごし方

木の椅子に浅く腰掛けて
 ....
創造主よ 貴方は人に 想像を与えたもう
その{ルビ個性=いであ} 宇宙さえも 造りあげる
交わらずして 子は増える

子は人たり 動物たり 建物たり 無機物たり
おお かの者こそは {ルビ世 ....
生まれてこのかた
演じなかった日など無い
ダグラス氏の小さすぎの雨傘

左肩ほぼぜんぶ濡らしながら小さすぎの
雨傘に若妻と生まれて間もない赤んぼうを
入れて歩く ゆっくり
妻も赤 ....
私は長いエクステをつけて
フェイスシールドに嘴を書く
ちいさめのゴム手袋は
水掻きに見えるだろう

それから長い祈祷に入る
疫病退散
疫病退散・・

ついでに地球温暖化
露呈した人 ....
明けの明星、涼やかな風
柔らかな毛布にくるまれて

時間は緩かに流れていき

浮遊する意識、わたくしの
居着く場所、この地球
見えるでしょうか
あの屋根の下、切妻という
人間で言えば額のあたり
大きな手形がついているのがわかりますか

男の手が両手揃って
雨の日などはくっきりと浮かび上がるのですが
今日もよく見 ....
俺は野球が嫌いだ


特に夏のナイターが嫌いだ



生理的に




吐き気がするほど





受け ....
 誓いの言葉バス停に 記す 名も無い銃弾にも 刻む
 下向きの原語 夜中に樵が 摘みに来る
 思考の缶詰 腐りにくい思考だ
 甘みをコントロールした 指先で 矢を放つ
 お前は誰だ ひなびた豆 ....
もしもし元気?
それは受話器のように咲いている
遠く離れた人を思いながら
言いたいことが
あふれてくるけれど
線路はもうすぐ
遮断機が降りるから
叫んでも壊れないで
君にはねられた
 ....
世界中に生まれ、世界中に生きたという

か弱い幸せが、

いつも、その時は抱えきれない。


選んだ筈の 幸せに

飛び込んだ 神聖なカップルの

か弱いまぼろしみたいに

 ....
喉から言葉を産む衝動
呪われた排泄行為
絶望は飢餓をなし
無意味を孕ませ
腹を裂く

沈黙が澄み渡り
凍らせた純真に
コンクリートが{ルビ樹神=こだま}する

レインコートを着た存 ....
〇一日目
お盆には帰ってくる? と聞けば
コロナ次第かな、と答える息子
じゃあね、と手を振る
新幹線の改札口
人はこんなにもさみしくなれる
胃袋までさみしさでいっぱい

白薔薇
花言 ....
人の匂いで夢は腐るから
夜に帯をかけて駆け抜けていく
僕は逃げようとしているのか
或いは守ろうとしているのか
手にしたものを離さないで
街を後ろに置いていくよ
僕等が怪我をしないように
 ....
遥か彼方へ流れ続け
時のうねりにこの身を削られる

生きてく事は自傷行為さ
傷つくこと避けられないけど

ダイアモンドはブリリアント・カットに
削り出されて輝くって言うじゃない


 ....
私は其処にいないでしょう
私は貴方の中に
貴方のたどる
指の先に

嗚呼

生命を受けたことは呪いだよ
それを絶てないことも また
呪いだよ
この狭苦しいうつわの中で
ただぎりぎ ....
何もしていない時に
僕は 良く外に出かける
そしてカメラを持って
考えながら 立っている


渋谷の歩道橋の上
池袋のドンキホーテの前
新宿のプロムナードの地下
品川の駅の改札の前
 ....
見よ そこにて廻るは 肉付いた枯葉
揺れる花弁 それは指に 吸い付き離れない
羽根は重みを得て 歩く喜びを知る
風にそよぐだけの絹 脚を包んで 前へ出て
後ろ髪は 前へくりだし 踊る巫女

 ....
せせらぎは忘却のように消え失せてしまった、もう、おまえは、地に落ちた果物みたいにいびつで惨めなしろものだ、指先が震えているのは、根源的なおそれのせい、途方もない量の雨が世界に飛び降りてくる、人々の .... とどまる 1

{引用=ここに
とどまっていると
裁かれる

変化のない停滞に見えて
それは罪であると
見做される}


とどまる 2

{引用=ここになんとか
と ....
鍵をかけて、

夕暮れの、まだらな空を閉じ込めた
マジックアワーと君の境界線がぼやけて
滲んでいくよ、私の目の前で

蜻蛉が 飛んでゆく
飛行機雲の上をなぞって 飛んでゆく
左手の缶チ ....
視線はとうに落ちかかる薄明の世、
方角を奪われた腕は 針を持つのを弛める
無論堕ち刺さるのは己の胸へ 濃淡の淵を
縫うように咽ぶ喘鳴が助長していたどころか、
赤銅に威ぶる陽の眼底から
あやふ ....
君が見たかも知れない空を
僕も見上げて朝は始まる
会いたいのに会えなくて
青は丁寧に心を騙す
嫌われるのがとても怖いから
この距離を僕の広告にして
君のリモコンで消されたい
自信がないけ ....
若い女性のみずみずしい肢体が
老人の眼を焦がすんだ

見てはいけないのか
いやらしく見ていたら
汚ならしいのか

同じ位の年頃の娘が俺にはいるんだから
恥ずかしくないのかと
自分に言 ....
今日までのところ
疫病には感染しないですんでいる

とは言っても症状にあらわれていないだけで
真実はわからない
一度も確かめてはいないのだから

マスクは常時口に蓋をしてる
もともと人 ....
母が懐かしそうに
思い出話をするとき

私はいつも
「忘れた」って言う

お母さん私
今その話を思い出したくない

なんでだろう
幸せの記憶なのに

なんでだろう
鼻の奥が熱 ....
思い出は

ぼんやりした
景色の中にあるよ

夏の夕暮れの
田舎の電車とか

色あせた自動販売機とか

誰かの白いシャツとか

それはどんな記念日よりも
心に残って消えない
 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
エゴ・エリスⅡ ああ 私の兄弟のようであったなら[group]PAULA0...1*20/6/17 1:20
でぃくらぃあとAB(なかほ...220/6/16 20:10
着任ひだかたけし420/6/16 18:44
againミナト 螢120/6/16 15:21
エルベレス竜門勇気2*20/6/16 1:54
エゴ・エリスⅡ あなたは歓喜の都市のように美しく 聖なる都市 ...[group]PAULA0...020/6/16 1:05
ダグラス氏の放屁と雨傘6*20/6/16 0:53
夏が来たLucy320/6/15 21:33
この地球ひだかたけし320/6/15 20:30
手形春日線香520/6/15 20:20
野球が大嫌いだTAT3*20/6/15 19:51
思考滅裂⑤あい うえお120/6/15 19:36
紫陽花ミナト 螢320/6/15 18:54
距離とマスクの時代ハァモニィベ...120/6/15 18:04
無限多面体 1*20/6/15 17:28
花言葉ダイアリーそらの珊瑚15*20/6/15 14:56
旅人の詩ミナト 螢120/6/15 10:46
自傷なボクらまいこプラズ...520/6/15 2:06
にくのうつわ鳴神夭花220/6/15 2:02
45歳のスニーカー番田 220/6/15 1:39
エゴ・エリスⅡ 私の鳩よ 汚れのないものよ 私の頭は露にぬれ ...[group]PAULA0...020/6/15 0:53
子守歌は静寂の雑踏のなかでホロウ・シカ...2*20/6/15 0:29
小詩集・とどまる岡部淳太郎820/6/14 22:28
栄養ゆるこ420/6/14 18:11
雨漏りあらい120/6/14 15:11
恋煩いミナト 螢2*20/6/14 10:20
愚か者こたきひろし420/6/14 9:21
もうこれ以上たえられなくて120/6/14 8:26
台所ガト3*20/6/14 5:32
逆光6*20/6/14 5:24

Home 戻る 最新へ 次へ
679 680 681 682 683 684 685 686 687 688 689 690 691 692 693 694 695 696 697 698 699 700 701 702 703 704 705 706 707 708 709 710 711 712 713 714 715 716 717 718 719 

【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
3.39sec.