円あって想像される 死海に堕ちる花々
血溜まりの模型 壊れてしまった茶器
必要とされなかった恥じらいと白い無垢。

どうか忘れないで。
あなたのその腕を売り歩いて、
私たちがあなたを覗きこ ....
其処は中庭
周囲がすっかり閉ざされて
何処から入ればいいのかわからない中庭

其処で
プロローグと
エピローグが
手をとりあってくるくると回っている
モノローグと
ダイアローグが
 ....
彼らはボイジャーの言葉で神と名乗った
次々と人工衛星が落ちていく
そして太陽が消えた

ホテルだったと思う
ベッドの上で
「きみの夢はなに?」
と彼女が言った

僕は
「アカネ ....
トイレに 貼られた関門海峡の写真
そのくせ 見る事のできない生まれ故郷


「もし そこにいるのなら返事して」母は言う
補聴器をしなければ何も きこえず
わずかに光だけを感知する あなたの ....
穢れなき少女はとこしえに汚れなきままにいて欲しい
と切に願った
初恋の人ゆえに

木造のふるい校舎はぼんやりとした記憶の中に佇んでいた
雨が降る度に廊下の天井から水が垂れてきた
修理はされ ....
スープストックの安心を
幾つも並べ立てて
漸く応答する
眉の太い
少年漫画の強さで聞いてくる奴がいて
まだまだ一生無視するつもりでいる
誇りを二度と傷付けられはしない

夕陽が真っ赤に ....
背中に
正体不明の痒みがいる
赤くない
ぶつぶつもない
髪の毛も無い
突然の痒みがある

シャツをめくりあげて見てもらっている間
脇腹へ隠れていて
元通りになると戻ってくる

足 ....
禁断の果実を林檎と言い
魔女は白雪姫に売りつけた
毒を仕込んだら
反作用で呪いが無くなった
吐き出されて蒔かれた種から
立派な実を付け
ヴィルヘルムテルが次々と射って落とし
一つはニュー ....
昼間には昼間の魅力がある
夜は夜の魅力に逢える

星がはっきり見える
都会で暮らしていれば
星の存在すら忘れてしまう

夜が待ち遠しい
都会での生活は止めて
田舎暮らしに変えて良かっ ....
もし
もしもだけどさ

ある朝に目を覚まして起きだしたら
私の体に異変が起きていて
まるで天使みたいに背中に羽根が付いていたとしたら

そうなったら
私はこの人生を一度リセットして
 ....
悲しみの減少が喜びなら
大きな悲しみの減少は悲しみかな
だとしたら
喜びのような悲しみもあるということか
そう考えると
なんだかとんでもない所に生まれてきてしまったような気がする
詩を書くにはあまりにリアリストだった

この世を憂うなら
朝7時半の勤労前
誰かの仕事に文句を言ってた

知らない誰かを恨むなら
あきらめるんだ
損得勘定の感情で
切って捨てた知らな ....
つきたてだから今日食えと
新しいお米をもらった

せっかくだから
土鍋で炊いた

畑のオクラを刻んで
紫蘇の実と和えてお豆腐に添える

餅焼き網で焦がしたナスを
氷水にひたして ....
月に弓引く渚で
スライムつむりとぐんたいガニが
遊んでる

なにを話してるんだろ?
波に素足をさらすと
思っていたよりも水温が高かった

「これは、嵐になるかも」
それっぽく呟い ....
登場人物が
全員テレワークで
やり取りする
新時代小説を連載します

『テレワーク殺人事件』

「もしもし、もしもし、もしもし」
「・・・・・・・」
何度も問い掛けたが、彼は無言だっ ....
蝉がひっくり返り動かなくなっていた
マンションエレベータ前のコンクリート床の上で
僕は危うく踏みつけるところだった
何もこんな殺風景な所で死ななくても
僕はそう思いながら摘まみ上げようとした
 ....
211
おはようって
誰かが誰かを愛する事と同じように
金色の穂が夕陽に輝くように


212
裏の用水で彼岸花を見たよ
と言っても
きっとそれどころじゃない


 ....
でももう歌いました
ちゃんと歌って
分かるから分からない
でもここに
地球があるので
ありがとう
そんでハッピー
そんでラッピー
僕は所詮、精神のおかしなやつなんだろ
何が欲しいんだか分からなくて、とりあえずコーラ飲んだ
あひゃっしあわせ

誰でもいいから優しくしてくれよ
どうでもよお前が来た瞬間、お前とか、ひょーっと ....
ただそれだけ 何も誇るものはないというのに夏と
誇らしげに肩を組みまた来年と囁いた

飽きれるように笑って夏が歩みさって
中央通りの真ん中に蝉を落としていった
入道雲を墓に見立てて空に還してやれば
雲た ....
かお見知り 向こうから
ちかづいて こんにちは
あるのかな夢の国 ここにはんなもんねえよ
あるわけねえだろ

ひと見知り 逃げてって
こんにちは こちらから
あるのかな僕の房 どこにもん ....
内臓を引っ掻き回されるような
そういう心地と戦っている
耳から入る情報は氾濫して
いつだって整理整頓の壁紙が剥けている

愛のことを
暴力と呼ぶような人間には
なりたくなかったよ

 ....
貴方が鍋に放り込んだものを
いつしか美味しいとは言えなくなった
貴方が穴に放り込んだものを
いつしか美しいとは言えなくなった
わたしが成長してしまったのかな
貴方はいつまでも変わらないのに
 ....
なにもかも
変わってしまった

世界はもう
微笑みをなくして

なにをするにも
命がけの

自分を守ることで
精一杯の日々がつづく


マスクでかくされた微笑みは
いつ戻る ....
どうして、お疲れさまでした
ゆっくり休んでくださいね!(媚
になるのかまるでわらない昨今

全然面白くもない
じり貧の夜を超えて行かねばならない

AもBも選べない
どっちつかずの半生 ....
一つづつひとつづつ
少しづつすこしづつ
慎重に丁寧に
焦らず急がず
積み重ねる努力が
花を咲かせて実を結ばせる

学校の教室で担任の先生が教えてくれた

でもね
だけどね
この人 ....
名前って、極めて純度の高い個人の情報だと思うよ
顔は知っていても
たとえ言葉を交わし合っていても
つい、気が引けて相手の名前は聞けないし
同様に自分の名前を言えない事って普通に有るよね

 ....
アンカー
その小さな出っ張りを描く、
それは新たな扉かもしれない
異質な残骸は新たな生を運んでいる
甘くもないものを頬張りぷにぷにと遊ばれては
感覚とたのしめれば時ともに声も漏れだしたもので ....
家は川沿いにあった
ぬかるみが渇こうとして
夕暮れは
大腸をひきずりだしたように
ながくなった
そのなかを這うように
ぼくは船出をして
帰りかたがわからなくなった
日の落ちかけ ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
プロパガンダのノイズあらい020/9/19 11:35
ローグ塔野夏子6*20/9/19 11:28
本当の夢の光りmizuno...220/9/19 11:09
あたかも 森が海を恋しがるかのように[group]るるりら12*20/9/19 9:54
夢のものがたりこたきひろし320/9/19 7:47
接近禁止よしおかさく...220/9/19 6:43
背中に120/9/19 6:41
林檎120/9/19 6:40
夜が待ち遠しい夏川ゆう220/9/19 5:09
私は老人ではないこたきひろし220/9/19 1:15
悲しみの減少が道草次郎1*20/9/18 23:30
詩を書くにはあまりにリアリストだったえこ3*20/9/18 23:25
台所の灯りmizuno...320/9/18 23:16
星の光り120/9/18 23:14
コロナ小説花形新次020/9/18 22:38
ひだかたけし420/9/18 21:17
フラグメンツ カタログNo.211~240AB(なかほ...4*20/9/18 17:46
とくに渡りませんの歌[group]moote020/9/18 15:49
今生きてることは黙れ[group]020/9/18 15:48
今日からの僕は違う僕[group]020/9/18 15:47
夏を慰撫する歌帆場蔵人3*20/9/18 15:20
20200918Naúl020/9/18 14:37
アルカリ性鳴神夭花220/9/18 13:59
坂の下の家120/9/18 13:34
変わってしまった世界st120/9/18 10:19
誰もわからないりゅうさん020/9/18 7:13
因果応報の法則こたきひろし420/9/18 7:08
日向と日陰の花320/9/18 6:35
錘オモリあらい120/9/17 20:36
くろいよんじゅう4*20/9/17 18:26

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