一番愚かなことは
放課後の中で学んだ
一番美しいもののことは
禁忌の中で学んだ
一番罪深いものは
日常に転がっていた
一番悲しいものは
自室の本棚で震えていた

引戸の滑りが駄目にな ....
奇麗に格好良く
誰からも好かれて生きて過ごせたら
最高かな?
でもそれってかなり贅沢
じゃないかな
贅沢の極みかも

身なり身だしなみ
言葉使い
吐く息はいつも爽やかに
颯爽と行動 ....
台風の熱波が収まって

扇風機を押し入れに
仕舞い込み

エアコンに
カバーをかけて

ガスストーブを
セットする

なんて面倒なんだろう
夏の終わりの大仕事


一度下 ....
時々、
頭の中のどこかを
交換してもらいたくなる
人格などいらない
フォーマットされていい

ぼくはあんまり、惨めだ、
吐瀉物に
綺麗な薔薇が咲きそうだ
自分由来の
不幸ばかり ....
あー、おじいちゃんだめだめ
立ったら危ないよ
転けて骨折れたら大変!

あー、おばあちゃんだめだめ
お餅食べたら危ないよ
喉に詰めたら息できない!

あー、おじいちゃんだめだめ ....
「マルヤマさん」

分際をしると、少しだけ銀河が親しげな顔をするけれど

帳簿を間違えたら、マルヤマさんの不幸が大幅に緩和された。


「耳たぶの裏」

一つか二つ隠し事をしたい。で ....
お釈迦様の弟子
おびんずるさんは
体の悪いところを撫でると
治してくれるという

寺の外陣へ
人々が押し寄せ触ってゆく
老いた仏像の
頭は光り
肩は丸くなり
袈裟は擦れても
坐っ ....
ぼくたちには
かたちのちがう
セイゴ
、が
ある。
ふつうに およぐには
とても ふつごうな
トゲだ。

なぜ        
こんな
ややこしいものが
うまれたときから
あ ....
痛みを持たない笑顔から
毒も疫病もない広場へと
脈打つ雫が落ちて来て
紙の上には無い言葉を晒す


今は誰からも忘れ去られた
早死にの国から群れは来て
陽に焼けた影の落 ....
寒い、寒い
冬は嫌いだ
暑い、暑い
夏は好きだ

季節は廻って終わりがない
人の命は限られている
命の躍動
死の静寂
廻る季節を越えていく
いつか地球が自転をやめて
命が絶えるそ ....
悲しみも苦しみも
気がついてみれば
ほとんど無くしてしまい
乾いた砂漠に
一人つくねんと
立っている男にすぎない
腹へ出した精液が、臍の窪みへと流れてしまった。
僕を身籠る嘗ての母に、僕は二度と顔向けできない。
人生の中で
最悪のシナリオとは死なんだって
最近になって初めて気が付く
DNAは生きることを望み
希死念慮は脳の誤作動
だから今は死ぬのが怖い

私の中で
真っ赤な血潮が駆け回って
 ....
 気温がさがったと感じる時

 空気が入れ替わったと思う

 温かくなった時

 ぬるいと感じる時

 入れ替わったとは感じないのに

 体が負担をかんじている

 心にも ....
トントン
コトコト
ぐつぐつ


もぐもぐ

フゥー
雨が降っています
たった1平方メートルの地面すらこんなにもたくさんの雨が降るのだから
世界はきっと泣いているに違いありません
自分には想像できないなんらかの理由で

始まれるのでしょうかそも ....
心に愛がなくても
美しい言葉をたらたらと吐ける

心に愛がなくても
たとえ嘘でも言葉が温かいなら
冷たくなってしまった心を溶かすだろ

心に愛がなくても
怪我した指に包帯を巻いてあげら ....
便箋一枚惚れた女の名前書き綴る
封筒に入れて封をして切って貼って
郵便ポストに投函した

惚れた女の住所と名前を表に書いて
裏側の差出人の住所も名前も書かなかった

俺はなんて意気地なし ....
お偉いさんが来るから、みんなで掃除を頑張った。
お偉いさんが来るから、ずっと壊れたままだった出入口が直った。
またお偉いさんが来てくれたらいいな。
本気で文学をしたくて書いてそれをネットに投稿してるんだろうか
だとしたら私は底なしの阿呆だろ

全く生産性のない行為だ

別にプロをめざしている訳じゃない

娘には訊かれた
幾らかでも ....
君が好きなものをぼくは知らない
君が命を懸けてまで愛する外国の歌をぼくは知らない
ぼくはその歌を聴いたことがないしこれからもたぶん聴かない
理由なんてとくにないよ
人生ってそういうものだか ....
私に圧倒的な
能力があれば
世の悲しみに沈む
あらゆる人々を
独り残らず救うことができるのに

障害を持つ我が子の
将来を案ずるなら
我が子以外の
すべての子供たちが
安らかに暮ら ....
テレビの中の壇蜜さんが言った
「コロナウイルスの影響で
 私たちは人生ゲームの{ルビ双六=すごろく}の
プラスチックの車に乗せられた
エノキみたいに顔の無い人形になった」

元来、僕等はエ ....
募金は本来
善意から行う行為で
強制されてするものじゃないと
常々、思っているのだけれど
自治会からは集金がきて
金額まで指定されて
毟り取られているような気分になる
置いていった赤い羽 ....
退屈に突かれ
音に叩かれ
時間に捕まえられる
忘れるなよ
一日は八分五十八秒

食べる
静かに
清める
動く

食静清動
食静清動
世界が目覚める前に
おれたちはそこにいて
翳りと虚ろを抱いて
道路標識の下で
帰路を忘れていた
腕時計は電池切れで
携帯の充電もあとわずかだった
夏の装備じゃ思ったより寒くて
自販 ....
役に立たなくてはと
耐熱の
軽量カップで熱い青汁を飲む

市区町村の人口が増えない
労働力にならない
利益にならない
強い言葉を並べ立てても

無駄は人生の60%
水分は人体の60 ....
水が
落ちて 落ちて
       流れて
落ちて  
         落ちて
流れて
流れて
          落ちて 落ちて
   流れて 
       流れて
行ってい ....
物質界では
とても大きなものの細部は
とても小さい
取り立てていうことでもない
当たり前だ

精神世界ーー
とても大きな心の細部は
ではとても小さい心か
小さいだろう
(それは
 ....
私はリンゴであると宣言しても
リンゴじゃないよと宣言しても
丸みを帯びた至高のフォルムと
英語でアッポーと呼ばれるのを
冷静無垢に考え併せてみるなら
私はかなりの確率でリンゴです

それ ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
天国はここ、って歌ってたやつもここからはいなくなったしホロウ・シカ...5*20/10/9 8:37
勿論自分を中心にして世界はまわってるよこたきひろし120/10/9 5:51
面倒くさがり屋は風邪をひくst020/10/9 3:06
夜半めざめて道草次郎320/10/9 1:01
安心安全ブルース六九郎0*20/10/8 21:48
二行詩道草次郎020/10/8 21:07
ご利益もちはる1*20/10/8 20:33
せいご草野大悟2220/10/8 20:32
はじまり はじまる木立 悟320/10/8 20:31
冬が来る無限上昇のカ...220/10/8 19:04
砂漠にて渡辺亘220/10/8 17:32
精液クーヘン1*20/10/8 12:26
最悪のシナリオ無限上昇のカ...120/10/8 12:11
入れ替わる空気佐白光1*20/10/8 10:12
台所ヨロシク020/10/8 8:52
雨が降っています道草次郎020/10/8 8:50
心に愛がなくてもこたきひろし720/10/8 0:25
愚かこそ生きる肥やし820/10/7 23:56
お偉いさんがん020/10/7 23:02
やさしさ一欠片くださいこたきひろし1+20/10/7 22:47
道草次郎120/10/7 21:29
花形の言葉1花形新次120/10/7 19:50
Poetry Road ――ある朗読会の夜に――服部 剛320/10/7 19:01
赤い羽根の共同募金無限上昇のカ...1+20/10/7 18:53
かけ声#1奥畑 梨奈枝1*20/10/7 18:06
からっぽの夜ホロウ・シカ...1*20/10/7 16:02
水分よしおかさく...120/10/7 15:25
山にて020/10/7 15:24
つぶやき道草次郎020/10/7 12:55
かじってごらん砲を放てブルース瀬戸...1*20/10/7 11:54

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