あしおとをきいてみよう
どすどす おこってるのか
ばたばた あわててるのか
とたとた かわいいあしか
ちりとてちん らくごかさんかな
ちどりあしの よっぱらい
ずんずんずん つま ....
出会える事の全ては必ずしも良い方ではないけれど。それでも。ありがとうって伝えたい事もあって、直接言えない事もあるけれど。良いんだよって開いている世界だった。自分という性が不確かな存在にとってとても有意 ....
{引用= 産んだの? と
教室できみが言った
かえらなかった}
嗚呼これはあの日々の事だ
あの寒かった秋の海での出来事だ
曙光がその大理石の青白い肌を照らして
それは水の音 羽音 荘厳が立ち現れる気配
一切の神々は沈黙を遠のけておらず
....
何千回、何万回
「死にたい、死にたい」
と私はずっと想い続けた
初めて母に「死にたい」と言った小二の春
「じゃあ、一緒に死のうか」
あまりに簡単な返答だった
人の命は鳥の羽よりも軽いの ....
ちょっと寝ていたら一世紀遅刻してしまった
お詫びにキラリと星を掴む 光になる
星々は銀で出来ていて
地味だけど価値のあるものを燻銀なんて言うけど
地味だけど価値のない私は何にな ....
六時起床
夕焼けのような朝日を浴びる
オレンジ色の卵
ニュースキャスターがヒステリーを起こす頃
目玉焼きかオムレツの分岐を右に曲がる
エネルギー収支で釣り合う選択を
自由と呼んでいる。 ....
何回剥いたことだろう
半日程度は剥けたままだったこともある
だけどいつの間にか
元に戻っていた
何回手術しようと思ったことか
その度に
仮性なんだからと思い止まった
それが良かったのか
....
ソロキャンプというのが
流行っているらしいですが
私も昔は
何もしなくても
朝起きたら自然と
テントを張っていたものです
そうですね、ソロテントです
でも最近はソロどころか
相当なテク ....
過ぎ行く街並みは
コバルトブルーに浮遊して
薄暮を迎え
風はもう絶えず吹き
透き通っていく、透き通っていく
外へ外へと向かいながら
夢のなか、外に出るのは久し振り
その夕暮れ時の光景 ....
闇の重みがぐんにゃりと
魂に激しく切迫し
私の意識は朦朧として
呻きながら覚醒する
真夜中の小部屋にただ独り
呻きながら覚醒する
ハッと息を呑むこの瞬間、
孤独が生きて立ち上がり ....
やっぱ、石野真子かなあ
俺の世代的にはよ
でもさ
いつの間にか直しちゃうんだけどさ
あれ、何でかね?
ブロージョブのとき
当たって痛いとか言われちゃうからか?
結構人気の決め手だったり
....
「飛行士の帰還」
一輪のマーガレットを買い
空を睨む
ぐわぁーんと
敗戦
神話を書き付ける
円形に
鼠蹊に
時間機械に
リラックス・タイム
おんざ
ブラッドベリ
さよなら
....
小春日和に
恵まれて
やわらかな
陽射しが
晩秋の街にふりそそぎ
季節のリレーも
ひと休みする頃
さくらは花よりも
紅葉のほうが
きれいよ
といっていた
....
春みたいな秋に
太陽を見つけた
きらきらと
照らす光の膜が
樹々を包み
あかあかと
紅葉は空を彩っている
ゆらゆらと
風に揺れる花々は
てんてんと ....
兄は水墨のような影を落とし、今にも消えそうに、間もなく消えた。
兄の痕跡は参道に滲み、それすらも次の霧雨に消されるのだけれど。
すごいいい詩ばかり書いちゃって
なんか立派な賞をもらって
インタヴューまでされる夢をみてしまった
インタヴューアーは「あなたの詩を三つのワードで表すと?」とマイクをむける
ぼくはこう答えた
....
普通に生きているつもりでも
普通の領域が曖昧だから
普通じゃないのかも知れない
あんた普通じゃないよオッサン。知ってるか、この世の中普通じゃないんだから、オッサンだって普通で
ある訳な ....
テレパシーを手に「共創」は加速する 佐々木正
正しくても儚いテレパシーと近予知はとても良く似ている
違いがあるとしたら近予知は人から離れて存在できるけど
テレパシーは、人と人とのコミュ ....
生まれたときは黒曜石のかけら
溶け出した粘綿のように
光の粒が眩しかった
唐突に
知覚らは認識の文字を学び
記憶を辿ればただの生き物と叫ぶ
そこはかとなく 溜まる ....
蝶番が何億光年か先にある大きな部屋では
たくさんのことが大変だ
想像してみて
太陽系はその部屋の住人の
鼻の穴の鼻毛のそよぎのようなもの
鼻毛を横切る彗星とアポロの夢
エウロパの謎 ....
複雑な小路が入り組んだ先に
ほんの小さな広場があって
そこに君の住むアパートメントがある
夢しか見えない君を訪ねる
思い切り太っていて
あらゆることに考えが歪曲し
君はすっかり君でなく ....
巨人の吐息
甍の黄金
聖玻璃の風吹き
僕は行く
巨人が眼差す
夢の突端
輝き始める黄金の矢を
掴み取ろうと
僕は行く
下高井戸の狭い駅前商店街は
なんだか昭和の生き残りみたいで
美しく整理された学園都市よりも
ジャニスジョプリンみたいな親しみやすさ
スポティファイみたいな狡猾と先見性
いまだに覚えて ....
一回100円で投票した後
当選者に投票した中から抽選で
8億円当たるようにしたら
区議会議員選挙にだって
行ってやるんだけどなあ
みんな穴狙いで
下ネタ全開の泡沫候補が当選したりしてさ
....
いい焼肉屋の木戸を ガラガラと 入った時に鼻をつく 肉と醤油の爽やかな匂い 切れのある それでいて適度に重い バンタム級のパンチのような 赤身と脂身の入り混じった匂いが好き
かわいらし ....
いつか未来の空の下で、
人の生という事象を、
回顧してみよう、
などとおもっています。
多分何事も選ぶ世界など、
ということは忘れられ、
明るみの中で、
精神と環界が融合されて、
....
白紙があるだけで
大半は満足だ
詩人らが挙って
製紙工場へ見学に行ったいう話を
ついぞ聞かないのは
退行現象か
『詩論』で有名なホラティウスだって
パピルス製造工場を
覗いてみたこと ....
乱されるたびに満たされて
安定は固定ではなく
移り変わる日々
なのに
変わらない日々に入るヒビ
すごい、すごいと{ルビ囃子=はやし}立てては
その意味を知らない
悪魔大将は光輝き
その ....
懐古
甘美
不純異性交遊
間際にて
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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