ある日差しに
波をかけた
月をみた
名のしれない
星も
ある夜にまた
月をみた
名のしれない
答え合わせのよう
なあーんも面白くない
興味が湧かない
明けても暮れても
感染者数の話しか
してねえし
くそつまらないったらない
なんかたくさんの罪のない人が
無惨に殺されて
全く救いようがない
猟奇 ....
年賀状を作る時期なのに、
プリンターが壊れた
ビックカメラに行った
親切なお兄さんに説明してもらって、
納期は1か月先ということだった
外でご飯は食べるなと妻に言われていたが、
いつものカ ....
晩秋の古道を上り
辿り着いたのは
兵火で埋もれた廃寺近く
青い池がひっそりと
木立に囲まれて
残された伝説は
池の竜神さまから
祝いの膳椀を借りた者が
ある時 規範を怠り
きちん ....
20アールほどある畑に散らばった
枯草やら枯れ木やらを一輪車で集めて焚いた
すごい勢いで燃え上がり気付くと眉毛が焦げていた
全身の水分がみんな抜けてしまい
時々期外収縮をおぼえすごくくたびれた ....
柿の木には柿の実がなる
栗の木には栗の実が
畑には麦や蕎麦が
田んぼには稲が米を実らした
貧困を絵にしたような暮らしの家は
藁葺きの古くて粗末な佇まい
それでも庭はそれなりにあった
....
歪な形をしているのは日々を送るのに必要な情報でしかないから。瞳にうつる水平線はない。瞳の先にあるのは羅列した言葉という心。自分以外に分かるはずもなく。空気感での、空蝉のように。何者にも分からない。間。 ....
コロナ感染拡大を封じ込めるために
躊躇しないで非常事態宣言を出す
国民には外出を控えてもらう
ただし、そのかわりに
年内の国民生活を守るために
五万円の特別給付金を
....
腐った人間達の諸行にも
今更吐くこともない
育んだ僕の憎しみも
それほど痛いこともない
濁だ目で見た昨日の惨めな世界に
君も今この箱の中に溺れているんでしょ
君との心の距離さえ
気付 ....
蜥蜴が乾涸びて鮮やかな炭になってた、それは現実に路上で起きたことだった、だが俺は、どうしてもそれが真実だと信じられなかった、時に真実はあまりにも単調で、ウンザリするほど単調に過ぎる、踏みつぶせばそ ....
{引用=空の治療}
空に絆創膏をはりました。そしたら雲が来てもくもくもくと絆創膏を剥がしてしまいました。もう一度はると、また雲が来て同じことがおこりました。
{引用=クリーニング屋}
....
菅総理は恥を知ってか知らずか「静かなマスク会食」
小池都知事は得意げにフィリップ掲げて「5つのコ」
二人して馬鹿の引き立て合い、まるで「夫婦漫才」
のんべいの東京都医師会会長、呆れて ....
炎天下の発情。
痘漿の裂傷、
打ち据えた鈍らの刄溢れ
貪欲な腹を割って、離す
聴き入れられない数万の蛍
ちかぢか 燃ゆる
砂糖腐菓子が水辺で憂いて
そのうち融 ....
見えない手で触る事ができるのは子供だけじゃない。忘れなければ掴む事ができる。夢の先と同じ。叶ったら逃がさないのかも人それぞれ。痛みを忘れてしまっては生きていけない。隙間。瞬く。
一ページ毎に生き ....
彼の人がああ言えば
彼の人もこう言う
輪廻転生
無限の水掛け
既の所で一服すれば
微々たる事よと
御主が情どぅ頼まりる
茜差す
一之宮
茜差す
向こう岸
明日へ明 ....
もう、いいからさ、帰ろうよ
あんまり遅くなるとお腹すくからさ
いつもみたいに笑おう
ただ走ってさ、もうそれでいいよ
夕陽が落ちると寒くなるよ
遠くもよく見えないしさ
手をつなごう
歌を歌 ....
コスパがいい物と
コスパがいい人しか
生き残れないんだ
品質がいいだけと
性格がいいだけでは
生き残れないんだ
夢や憧れも
コストカットしないと
生き残れないんだ
しめったそで口で
動かないまま
秋は静かにながれていった
黄色な落ち葉が
くるんと円弧を描き
たのしく自分を捨てたのがみえた
水にひたされた情念は
真鴨のかき足に
優しくほだされていた ....
過去をつくる
慣れてしまえば
私の額から
表象を消せばいい
プラグは抜かれては
いなかった
電子は送られて
なにかにいらだっている
亡霊となれない
機械たちに
羨望している
....
夜がすぐそこにきたから
寝床に入り眠ってしまう迄の間
肉の欲望と葛藤するのさ
まだ若かったから
すぐに負けたよ
酒は飲まない
煙草なんてもってのほかだ
賭け事なんか手を出したら
身 ....
大変才のある人は
まずそれの自覚ののち倫理に趨り
中盤に於いては体力を尊び
終盤に差し掛かっては冷淡な老人のステッキと化すのでしょう
しかし
そのどの地点を採っても
一々の
ウイリアム・ ....
くもりの朝
まくをやぶって
私らは起きあがる
このあたりじゃ今日もビルが倒され蜜が降ってくる
クリームソーダくまの夢
名前をつけてやるから
こっちへおいで
むかしの歌ばかりき ....
作業服着こなして
流れる汗はそのままに
始める業務はつまらない
なんて思うほどに笑えてくる
淡々とこなす作業
先の見えなさ膨大
やればやるほど増えてく、なぜ?
仕事をしてもしても終わらな ....
あなたと砂浜に来た
何度も来ている白い砂浜
友達のようなものかもしれない
同じ海を見ている
その先にある夢を見ている
波の音が心地良い
静かになっていく心
あなたの口数が少な ....
理由はわからない
謎は深まるばかりだ
船は錨をおろして
港に浮かんだままだ
乗客は下船して
そのまま全員行くえが不明になってしまった
船乗りたちは陸へ降りて
街の酒場で浴びる ....
ドアは開いたままにしておいた
大型の遺体処理装置が台車に引かれ入りやすくするために
小さな窓からレース越しに薄く幅を調整したLEDの光が差し込んでいた
朝だ!ピクセル形式に時間は感覚に標す。 ....
病んだような落日の頃
サルバドール・ダリみたいな豊かな泡立ちの中でクロイツェルとガスパールを聴く
人生と同じように儚く舞い散る秋の葉
悲しみもこれくらい美しかったらいいのに
生きて ....
言の葉の理
十と七つの理
禾の理
半人前の理
野辺の理
言霊の理
遠津近津の理
春まだ遠くの理
輪廻の理
あいあむ
あんど
あいわず ....
すなおに
真っ直ぐとおち
地をすこしだけ
湿らし
消える
星の一粒
のように
なりたかった
な
医療費ばかりかかる
貧乏な年寄りなんかみんな死ねばいい
自助も出来ない
貧乏な若者なんかみんな死ねばいい
生活が困窮している
低所得者層なんてみんな死ねばいい
....
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