瓦が白く光っている

烏が一羽とまっている

広がる秋の光の中を

烏と瓦が交わっている

互いの輪郭守りながら

光の海を泳いでいる


)この蒼穹は何処まても高く
)光 ....
歩きながら
いなくなった人を想う時
金木犀の匂いが
引き金になった
違う場所にいるのに
同じ記憶を持てるとしたら
僕等は甘くて眠い
昼間に出会えるね
こっちの意識が
向こうへと溶け出 ....
一つの表情を分解することをしないように
ひとつの言葉は分解できない
とあなたは知っていて
世界はあまりに公平だと思うでしょうか

そらは晴れ渡りたいだけ
晴れわたり
わがままな子供のよう ....
職業訓練に向かう車中
手嶌葵の『明日への手紙』を聴きていると
ふっと秋の童が降りてきた
きゃっきゃと笑いながら
ダッシュボードをはしゃいで走っていた

ぼくは
しずかに考えながら
考え ....
時給900円
一日八時間
週五日
一日当たり150円のガソリン代
その他に何もなし
あるのは

半年ごとの契約更新

以上から年金健康保険等など引かれる

私の年収は幾ら何だろう ....
望んだのは平凡で退屈な人生
波乱万丈な日常はいらない
つまらない毎日と嘲笑されようとも
何も変わらない日々が1番の幸せ
食べるものに困らない
布団で眠れる
それだけで十分満ち足りている
 ....
なんの纏いもなくうつくしかったことの経験を内奥へうかがえば経験とは即ち記憶だから
記憶はぼんやりとしているばかりで思い出そうにも思い出されないのです

記憶とはなにですか
どこにあるですか
 ....
いつ寝入ったのだろう…
インフルエンザの注射をうけに行った、
うちの者が帰宅している、ことに気が付かなかった。
いったい自分の自我は、持続していたのであろうか。
一時間半の奥域は無我であっ ....
神は死んだ
もうとっくに
世界は空っぽ
空っぽのまま
秋は進んで
やがて冬が
寒い冬がやって来る

世界が私が在ることの
謎は謎のまま浮き上がり
時は静かに過ぎ去って
でろんとあ ....
言ってはいけないことはないけれど
言えないことはある
言えないことなんて無いというのは暴論です
われわれに与えられた自由は
無限の宇宙の中でこのように制限されていて
しかし制限というのも言葉 ....
そうあるように
あるものが
あるだけなのに

なにかの切り屑のせいで首までが埋まってしまっている
上昇が原理ならよかったのに
鱗のはがれたものだけが天へゆけるのならよかったのに
人の望み ....
映画館

ドキドキ

手と手
 私達は幸せになります

しあわせ

嘘みたいに
こうの鳥が運んで来てくれた
しあわせは

まるで額縁に嵌め込まれた絵だったかも知れません

それは
ほんの束の間

いつ ....
フリッパーズ・ギターは
『全ての言葉はさよなら』のなかで

{引用=分かりあえやしないってことだけを分かりあうのさ}

と歌い、

若い頃は、本当にその通りだと思ったし、その歌詞が身に沁 ....
互いにスパークする宇宙で起きた出来事があり
誰も入り込めない花園の君がいていつか僕は叙情になる

面倒くさい真実ばかりがまかり通って
優しい嘘はにぎりつぶされて疑問ばかりが生き残る

レノ ....
山あいのさみしい川べりの
物置小屋の青いトタン屋根の上に
紅葉したもみじが
五六枚かかっていた

大町の山間部の秋は
ダム湖の水面に近い方から色付く
楓が黄色く
イロハモミジはわずかに ....
また夜が来た
今日もまた
蠢く闇が迫り来て
私の意識を剥奪する
恐怖の時、広がって

ざわめく空間の鼓動は荒く
不動の尖塔は時を串刺す
徘徊する黄色い犬達の
赤い舌がぬらぬら波打ち
 ....
土間に転がる
わたしはじゃが芋
眠っているようにも
死んでいるようにも見えても
頃合いを待っている

話し声が通り過ぎていく

ある朝
蓄えた力で
にょっきっと
芽を出す
やが ....
不安という重荷をおろせば
溢れてくるのは感謝
恐怖という重荷をおろせば
溢れてくるのは喜び
危機は去り
つかの間の平安の中で
天使たちの声を聞いている

新たな火種がすぐに来る
死神 ....
たとえば
並び歩く二人が
気を置かずに話している
一方が振り向くとき
他方も同時に振り向いている

たとえば
双子が同じ夢を見る
電話でその話をするとき
互いの脳裏にはありありと
 ....
かぐや姫が月に帰った
日本最古の物語は
語り継がれ

いにしえの人びとは
みな

月に住む人たちを
信じ

その恐ろしいまでの
力を知っていた

今の世は

信じる者は
 ....
ポトスを東側の窓辺に置いて眠るといいよ。
ポトスのポストに、朝陽の小包が届くから。
いずれ俺もたつヒトになる
から
ならざる得ないから

それまでに人生の収支を零にしてから
尚かつ足し算をして
遺したいと家族に宣言したのは
つい昨夜の事だった

先月無事に住宅ローン ....
永遠じゃあないのに。ギフ、 この世界には
見えるものと
見えないものとに分かれている。

授業と授業の間の休み時間
便所に小便を垂れに行ったら
偶然隣りの便器に立った上級生は札付きの悪だった。
いきなり声をかけてき ....
この花を満たすのは
オレンジ色!
まっすぐと大地から
花びらを八方へのばし
先っぽから力強い
生を世界へ
流しこむ

いま目覚めた風は
遠くのきみへ伝える!
きみは何色を
咲かす ....
小刻みに震えながら重い足取りで進む俺
どこまでも灰色に広がる地平が
奇妙な高揚感を誘う
不意に吹き抜ける強風に
踊り出す手足はてんでばらばら
関節の軋む音 辺りに響き
俺は自分が薄い膜の内 ....
何にも書きたくないや

そんな日もあるよ

言葉が便秘気味なんだよ


ああ、わかった
言葉gaばんばか降っているときって
言葉下し気味なんDa

そうそう、はよ寝よう、はよ寝よ ....
広大なエレベーターホールはのっぺりと
俺はアミューズメントの5Fへ向かう
堕ちていく最上階から
剥き出しの不安を抱え

徘徊する人人人
無表情が近接しざわめき立ち

伝わらない
伝わ ....
枯れた樹木が
腐って落ちるように
あなたは居なくなった
あしもとには
かさかさの
かけらが残るばかりで

死んだから永遠
なんて
わたしは
疼く血が好きだから
そんなもの
信じ ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
秋の光景ひだかたけし520/10/20 15:22
ミナト 螢2*20/10/20 14:16
メッセージ・イン・ア・ボトル道草次郎120/10/20 12:35
秋の童320/10/20 9:05
キスも抱擁もない歴史こたきひろし620/10/20 5:22
私の欲望無限上昇のカ...220/10/20 0:16
なんの纏いもなく道草次郎020/10/19 21:07
純粋無我ナンモナイデ...1*20/10/19 21:03
空っぽひだかたけし520/10/19 18:16
紙っぺらに殴り書き道草次郎3*20/10/19 12:32
ほんの紙片5*20/10/19 8:54
青春ヨロシク120/10/19 7:55
ありきたりな幸せの構図こたきひろし420/10/19 6:37
フリッパーズ・ギターは結川菜青120/10/18 22:37
スパーク梅昆布茶1420/10/18 22:15
チェーン脱着所にて道草次郎9*20/10/18 20:49
恐怖の輪郭ひだかたけし420/10/18 20:05
刻々ともちはる3*20/10/18 19:59
平安の中で無限上昇のカ...620/10/18 19:04
我らの言語はいつも爆発しているにつき3+*20/10/18 15:01
月に住む人st220/10/18 14:05
ポトスクーヘン3*20/10/18 12:21
たつヒトも後を濁さないこたきひろし420/10/18 7:34
10月18日(日)もっぷ120/10/18 7:21
遺伝子こたきひろし420/10/18 6:39
コスモスフリーダム1*20/10/18 6:01
現〇夢ひだかたけし820/10/18 0:49
オセアニアでは整言剤飲むほどでもない 秋也020/10/17 23:55
アイスクリームひだかたけし520/10/17 21:45
すぐに乾いてしまううたホロウ・シカ...2*20/10/17 21:16

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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