らいたーってしってるかい
かちっとおしたら
ひがつくやつさ
いうなれば
こうきゅうな
まっちさ
さくぶんとか
ごーすとのほうの
らいたーだとおもったかい
じつは
そっちのはなしでさ ....
ジャガイモの転がる農作業小屋にて
ハクビシンが
冷たく首を伸ばす

おのれの糞尿を
嗅ぎ直す
ハクビシン

ハクビシン一匹
板目に鼻を押し付けて
水をかぶるような恐怖であるか

 ....
{引用=雨のように大地が
海の端に
こぼれていく

濃霧を裏返すと
ヤドカリの心臓が
宝石になる

渡り鳥たちは
スクリーンのなか
{ルビ黒色=こくしょく}の雨に打 ....
一つの光が二つに分かれ
二つが四つに、四つが八つに……
そうして僕らは生まれたんだ
この眩しい地上の光のなかへ
ばらばらに、ばらばらと、生まれたんだ

戻ることは叶わない
遡行しながら進 ....
船べりから身を乗り出した声帯は
のりしろを喪くした

カーペットにくっついた星屑
コロコロで綺麗にしたら
見たこともない骨片が紛れていた

とり散らかっていても
六芒星を宙に描く

 ....
何度でも間違える
言っても直らない
直す気はあるけれど
その場になると抑えられない
何度でも間違える
何度も同じひとを泣かせる
自分も泣けてくる
毎回後悔する
毎回決心する
そして生 ....
HRの時間になると
黒ヒョウが教室に入ってきた
あ、代わったんだ
担任の交代は初めてではないので
生徒らは慣れっこだった

まさか黒ヒョウだとは
黒ヒョウは静かに
教室を歩き回る
 ....
私の好きな人はピースを吸っていてライターはジッポー中身の入っていない大きなリュック背負って弾むように歩く。いつでもデニムのジャケットに細身のパンツで冬だけフェイクファー付きのコート。どれをとってもカッ .... 久しぶりの自転車はちょっと浮く
なんて軽やかなんだろうと
鼻歌ふふとふふふんと
身体がリズムを刻み
心が風景を纏い
なんでもない一瞬がぱちりと
はじめて砂利道でペダルをこいで路地を出ていく ....
澄んだ空気が笑っている
雪だるまがへしゃげて転がって
もう命もわずかだからと笑っている
小さな女の子とお母さんが凧を持ち
みんな一緒に小走り助走して
わらわらとふわり凧が浮く
念入りにフォ ....
孤独に発光する、
散乱するイメージのなか
源頭へ遡る、
前進する時間のなか
旺盛に分け入って行く、
イメージがイメージを呼び

深海の頂きで
未知なる木霊を聴く
大雪原がうねるように ....
{引用=prologue「サティの波紋」

橘の香りする
枕もと
地球が訪ねきて
細いゆびを
こちらに突きだす

ティーテーブルで
フランネルの布がわらっている

(ちがう
( ....
二〇一四年十三月一日 「宝塚」 


18、9のとき
ひとりで見に行ってた
目のグリーンの子供と母親
外国人だった
子供は12、3歳かな
きれいな髪の男の子だった
母親は栗色の髪の毛 ....
お金には不自由しないが
時間に不自由な人生は
洗濯機も回せない

時間には不自由しないが
お金に不自由な人生は
洗濯機を買えない

だけどどちらも
着の身着のままではいない
洗濯機 ....
{引用=星々のように
ばらまかれた{ルビ言珠=ことだま}よ

おまえが
浮力を得た意味ならば
水底に沈む摩天楼は
凝固した
アニミズム

ひらがなの手は
さながら{ルビ薇=ぜんまい ....
黒ヒョウがやってきた
僕たちの学校に
なるほど、ネコ科らしく
足音ひとつ立てず
廊下をゆっくり歩く
生徒も教師も襟を正した
下手なことはできないよ
だってあの鋭い爪と牙
心中まで見透か ....
{引用=予想図}
わたしの人生の尺に
息子の人生の尺はまだ収まっている
わたしの息子への関心は非常に大きく
息子のわたしへの関心はそれほどでもない
{ルビ直=じき}に息子の人生はわたしの尺か ....
凍てつく明けの宵
痛い位強い風の中
揺らぎ燃える炎を見ていた
暗い空気の間で
所在なくぼんやり手をかざしていると
子供の頃に商店街で毎日見かけた
もうこの世にはいない煙草屋のじいちゃんが
 ....
木洩れ日の揺れる小道に神様が、やはり現れてはくれず、けれど。
けれどとは言ってみたものの、やはり現れてはくれず、けれども。
夢の中でタバコを吸いました。
至福のときでした。
目が覚めたときの罪悪感と現実には吸っていない幸福感。。。

けれどこの夢は奥が深いことに気がつきました
簡単に二者択一で禁煙の勝利とは言えな ....
老化現象の自然な結果なのに
高血圧によって引き起こされるかも知れない致命な疾病を怖れて
俺は降圧剤を服用している

医者と製薬会社の企みにまんまと乗せられながら
俺は死にたくないから
降圧 ....
太陽がある
親しい間柄みたいな

焙じ茶がある
ぶら下がったわらじのように

雲がある
どこかしらコロボックルめいた

心がある
カラスアゲハの長い舌みたく

そして 詩があ ....
あの巨大地震に襲われたのは昼の二時頃だったかな
この国の民は地震慣れしてるから
最初は またかって軽くみてたけど
揺れが凄くておさまらない

俺は
その時働いていた製紙会社系列の工場の中で ....
むなしいね
得た物全部
意味ないね

むなしいよ
求めた物全部
価値ないよ

むなしくて
涙さえ乾いてさ
血を抜いて
雪の公園にぶちまけた
鼻歌は
ド♯がどうにも上手く出せなくて
メロディーは誤植した看板みたいになった
でもギャラリーなんかいなかったし
空は穏やかに晴れていたから
俺としてはそれでも悪くはなかった
良く出来た結 ....
今年新しい人が生まれる
かつてないほど平凡で
かつてないほど正常で
そうあることを祈っている
新しい人は
何も特別なものなどいらない
ただ平凡で正常であることが
私たちの願い
とびぬけ ....
たどるように

消えるように

すてるように

流れのように

いっさいはながれ

はがれかかったかさぶたは
なかなかとれない

生命線

銀河鉄道

黙殺を超え
 ....
経済の不公平な分配によってうまれてしまう
裕福な家と貧困にあえぐ家

私はこの世界に産まれる事には当たったけれど
ついでに引かされた抽選には大きく外れたに違いない

上流ではなく
中流で ....
新年の夜が深まり
姿を持たぬ思考たち
五感の縛りから解き放たれ
星空の下で踊り出す
遠い過去へと遡行する
魂の営みの始まりだ
透明な窓辺で落ち合って
僕ら、それぞれの旅に出よう
肉を携 ....
現実から逃避したくて
今はやりの動画サイトにはまってる

現実から逃避したくて
今はやりの音楽のお気に入りを繰り返しくり返し聴いてしまう

コロナの風邪も
低収入の生活レベルも圏外にして ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
ふたごらいたー(ゴル投稿)高橋良幸1*21/1/4 21:55
ハクビシンオイタル421/1/4 18:23
慈雨と沐雨[group]道草次郎1*21/1/4 18:22
ばらばらに、ばらばらとひだかたけし421/1/4 15:10
星の船道草次郎3*21/1/4 12:51
まちがいさがしやまうちあつ...121/1/4 8:17
担任代行321/1/4 8:12
ふたごらいたー/即興ゴルコンダ(仮)遅刻こうだたけみ0*21/1/3 23:55
自転車私灰泥軽茶321/1/3 21:38
公園散歩お正月221/1/3 21:19
イメージ光ひだかたけし621/1/3 20:48
音楽へのオマージュ(一部改訂・付け足し)道草次郎3*21/1/3 17:46
詩の日めくり 二〇一四年十三月一日─三十一日田中宏輔12*21/1/3 17:32
人生は洗濯の連続イオン1*21/1/3 15:51
言の雫[group]道草次郎2*21/1/3 13:43
私立黒ヒョウ学園やまうちあつ...021/1/3 12:57
哀愁の強行軍ただのみきや7*21/1/3 12:45
明けの宵にGiovan...821/1/3 12:38
けれどもクーヘン3*21/1/3 12:21
●禁煙のための14行のメモ書き●足立らどみ2*21/1/3 9:35
人生は楽園じゃなくてこたきひろし621/1/3 8:55
シロツメクサの朝露に似て道草次郎121/1/3 8:19
明け方の空に夕暮れの空にこたきひろし421/1/3 8:18
紅白トビラ021/1/3 8:12
ブルースを殺(バラ)せホロウ・シカ...6*21/1/3 7:59
新しい人葉leaf221/1/3 3:51
道草次郎321/1/2 9:50
裕福な家と貧困にあえぐ家こたきひろし421/1/2 7:09
新年にひだかたけし8*21/1/2 1:12
現実から逃避したくてこたきひろし521/1/2 0:31

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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