欠落は死後のムシロである
延命の為のもやが排気される空洞
細かく切断されたつながりに数字を見る
さて
架空よ、ふしだらなものはすぎさった
想定の前にひれ伏しすぐさま固めるのだ
それはま ....
車の轟音がかすかに聞こえてくる
みんな寝静まっている今なにやっているんだ?
頭の中でくるくる走馬灯のように駆け巡る情景
うぁお〜ん
犬がどこかで鳴いている
電気を消してすべて消して真っ暗にし ....
軽い閉所恐怖症のようなもので
眠るときは 少し窓を開けておかないと眠れない。
ひどく疲れて深い眠りにつくとき以外は
夜中に目覚めて 誰かが閉めてしまった窓を 少し開けなおす。
寒い時期でも ....
きがつくと
さばく の なかを
あるいてた
きがつくと
ぐんたい の なかで
こうしん してた
ザック ザック ザック ザック
みんな だまったまんま
ずっと だまったまんま
....
ヒタヒタ
ヒタヒタ ザワザワ
ヒタヒタ「オバンです。いい年でありますように」
ヒタヒタ
人々がお参りにいく足音が暗がりから聞こえる
懐中電灯をつけなければならないほど ....
その宝石は 「見栄」かい?
そのバッグは 「プライド」かい?
その派手な服と化粧は 「闘争心」かい?
何だか 目がチカチカするなぁ
ふーん その指輪 500万もするんだ
なんか つまんな ....
今
となりの県で
眠ってますか
私
となりの県で
ねれないの
でも
週末は
こっちに 来ないで
県境を こえて
こっちに こないで
ずっと
となりで ....
クーラーが壊れたので暑くてたまりません
床屋さんは窓を全部ひらきました
床屋さんは手をよくあらって
よごれて刃こぼれした剃刀を捨てて
血みどろの店内を掃除しはじめました
明日は火曜 ....
からだのあちこちにセントエルモの火をともして
雷雨のなかを飛ぶのは鳥ではありません
鳥たちはみんな死んでしまいました
空はどこもかしこもノイズでいっぱい
ほら鏡面を這ってゆくのは雷雲ですよ。
....
頭上でせわしく機械音が響いている
腐った畳を敷いた地面はひどく歩きにくい
どうしてだか私は暗い茶畑を徘徊しているのだ
踏みこんだ裸足がずぼりと畳にめりこむ
視界いっぱいに夜空 雲間 ....
アンブレラ
しましま あのこの かわいい傘
ぼくもいつか 入れてもらえんだろか
アンブレラ
雨がふったら にっこり
太陽が出ても ほら にっこり
やさしい気分だな
こうもり気 ....
ガリレオント
ナポレオント
ボクントデ
世界の七不思議を作る
コロブスント
アインシュタイント
ボクントデ
夕日を朝日に変える
ボクント
キミント
ボクントデ
メビウスの輪を捻り ....
小難しい言葉を使って
小難しく論じるのが
小難しい人間の道理であって
それを
「素晴らしい!!」
なんぞとスタンディングオベレーションかますのが
優秀な批評家様のする仕事である
とか ....
行き詰まるたびに
カミサマに祈って
挫折する度に
今の世界を嘆いて
何か変わるとでもいうのか
時代・性別・国・家柄
生まれてくる状況<まわり>は選べないけど
自分の世界はたった一つ
....
語り合う仲間がいることによって
安心感が生まれ、心にゆとりも生まれる
ゆとりの中から
周りの空気の音やにおい、
そしていろんな情景、人の優しさ
ふぁわ〜っと舞い込んでくるよう
あ、 ....
傷つける事でしか
見えない痛みを
現実と呼ぶならば
まだ生きていると
実感出来る事に
何の意味が
あるだろうか
長く息を吐く
途切れることなく続く
思考のループに
出口が無いように ....
さみしいなんて言葉
だれが作ったのかしら。
10分の家路をたっぷり1時間半。
町中のコンビニぶらりぶらり。
台車は情緒不安定ですぐキュルキュル泣くから
遠くへは連れていけません。
なつ ....
煙は上へ 鳥は上へ ボールは下へ 水素は上へ
犬は下へ 人は下へ 君は上へ 僕は下へ
遠ざかっていく君は
遠ざかってゆく僕は
全てに逆らってなどいなかった
離れたのは
カラダや
ココ ....
もし俺が総理大臣なら
死を見世物にする
東京ドームにて夜七時
盛大なギロチンショーは
テレビにて全国中継される
今日は四歳の子供を
立体駐車場から突き落とした
十二歳の少年の処刑です ....
魚をやいていると 悲しくなってくるわ
からだじゅうの水分が 網の下へ、雲の上へ ってにげていくし
おめめはしろーくなってくるし
服ににおいがつくし
とっても悲しいわ
あな ....
偶然に発生した僕という異物を
租借して
飲み干した
君に贈るのは盛大なる賛辞
それ以下の事などしてはいけないだろう
数字の4を数えるような
禁忌と感動の匂いを込めて
友よ
四十三年生きてきたことを
誰に誇れと君は告げてくれたのだ
郷愁の募る日には
ふるさとの山並に似た雲が現れて
街々のとよめきは
懐かしの潮騒に転じていくようだ
あれから
十 ....
アイシテル
その言葉をあなたは嫌う
まだ私を受け入れてはくれない
どんなに頑張っていても
認めてくれない
「・・・ソレハ ワタシガ チガウヒトト ツキアッテイタカラ・・・」
それをあなたは ....
白線
踏んじゃいけないと思っていた
白線を今日
飛び越えた
踏んじゃいけないと思っていた
白線を
今日
何も変わらない
そんな気のせいに捕らわれて
無邪気に僕は笑い続ける
....
射精大会!
陳腐な言葉の響きに子供のようにはしゃいでいたら子供になっていたので遠くのものを取ろうとして手を伸ばしたら本当に手が伸びてしまったところで遠くのものがどうにかなるわけではなく新たな言葉 ....
骨をください。あなたの骨が欲しいんです。早くください。何をやっているんですか早く。出してください。今すぐこの場で出してください。この壺に入れてください。もたもたしないでください。人の目を気にしないでく ....
『チョーカー』
夕暮れの曲がった光の下に
懐かしい人を見かける
違う髪 違う服
違う姿に香り立つ
記憶の仄 ....
外は雨が降っているね
上から下に向って
ビルの窓をぬらして夜景を沈める
あなたは喉仏を上下させて
私の胸の膨らみに
舌であぐらをかいている
生理前の微熱に足をからめて抱きつけば
下か ....
来たれよ あかときの空のもとへ
向かへよ 神のしもべの羊たち
長いねむりから醒めて東の空に太陽がひとつ
見えたとしたらそれは幸福の証だ
風のない朝だというのに樫の葉の薄緑が落とす
地表 ....
ようかんが街をつつんで
今日も夜がやってきました
駅からの帰り道なんですが
星々は百円ショップのようにチープにまたたいて
さしずめ月は壊れたひょうたんってとこですか
秋の虫がいい ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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