太陽を心臓に収めるなら
身体は夜に属し
内部から見る風景は
表面を失う。
呼吸だけが光の所在を吐き
事物は吸収体として
見えない主を探すのか。
困っている
と言えば助かるのだろう
けれど
それをしない
はずだ
決めつけてはいけない
咳払いでごまかすに過ぎない
言う気と勇気の発音のちがい
うしろめたさを知るためらい
      ....
君の写真を舐めたりしています
本当は君の唇を舐めたいけれど 君は僕のことを知らないから
壁と天井を埋め尽した君の写真を一枚ずつ愛撫して眠ります
何百枚の写真も一人の立体の君には程遠いです

 ....
群生している 視神経 の 野原 を、ひとり で 歩く [骨のように 白い、雪 が] 記憶 の 断片 を つなぎあわせ [花 が、咲く] ひと の かたち を つくる [礫死体 の ような 人影] それ .... 生殖生物 の 群がる 波打ち際 を 歩く。
私 は 音飛び する 身体 を 持ち
失われた 記憶 の 痕跡 を たどる。
吃音 の ような 世界 に
繰り返し 寄せ 返す 過剰 は
縁取られ ....
おとしもの ひろいました
たくさん おとしてきたのに きがつきました


じぶんばかり です
かわいくてかわいくて しかたがないんです


わたしのふみだいに なってください
いいで ....
最初の五十階を昇っただけで、ボクの吸い込んだ空気は、ボクの役に立つ前にさっさと出ていってしまう。両足はボクの後ろにすっ飛んでいってしまう。心臓は、ボクの肋骨に内側からぶち当たっている。

現代人の ....
君は知らないだろ、今僕が、カップラーメンにお湯を注いでるの。
君は知らないだろ、今僕が、靴下の片方を探しているの。
君は知らないだろ、今僕が、缶コーヒーを飲んでいるの。
君は知らないだろ、今僕が ....
ピザを好きな理由は 
ピザは 楽しいときに食べるものだから
ピザを注文する人は 楽しい時間を過ごそうとしている人だし
心に余裕がある人だから

とても忙しくて お金に余裕のない人は
ピザは ....
夢の中で
年老いた象が悲しそうな顔をしていた
どうしたのか、と聞くと
故郷のアフリカに帰りたいのだと言う

草原で捕獲され
動物園に運ばれてからの調教師との親交や
子供を出産したこと ....
もしもという問いはあまりすきではないの・・・
もしもあなたと出逢わなかったなら・・・
なんてツマラナイ


あなたと出逢えたから
今のわたしがあるの


これから先何があるんだろ ....
あいらぶ とーふ
だったはずの美作工房のメガネ君。

いつからか とーふはハエがたかるくれえクサイとうめえな
とか 訳の分かんないこといって

賞味期限ぎれのとーふ ばかり食ってた

 ....
165cm
背伸びする 172cm
椅子の上に立つ 212cm
たんすの上に ひざまずく 423cm
屋上にいく 2665cm
富士山に登る 377765cm
飛行機 エコノミーに座る 1 ....
会いたくて、
会いたくて、
会いたくて、
会いたくて、

友だちに車借りて、
慣れないナビを操って、
半日かけて、
君が働いているはずのお店まで来た。

僕は、
珈琲を三杯飲んで ....
染めあがったばかりの紺幕の空に
乏しい星々の煌きを
捕らえることのできない俺の眼は
薄汚れた都会の空を呪いだす

ペテルギウスやシリウスの
絶叫のようなプロパガンダを
誰も聞こうとしてい ....
あなたのこと見送った後に
何故か涙が ひとつ ふたつ
陽の沈んだ街で別れたあなたの背中が恋しくて
振り向いてもう一度だけ
手を振ってくれたあなたが
涙で滲んだ私の目には
躊躇いがちに見えま ....
天使のようなのが理想だけど時には悪魔な自分。
意地悪な気持ちがちくっと心の片隅に浮かんでくる。
心が風のように揺れ動いて・・
そんな自分はいやな人間だけど
ふりはらってもふりはらっても
心の ....
もがいてもがいてガムシャラに糸をこんがらがせて
自分の居場所が分からなくなった
でも
でも分かったのは
ココが俺の居場所じゃないってことだ
抜け出すんだ
変わるんだ
キチガイみたいな考え ....
ただいまより
あの娘が大好き委員会を始めます

今日の議題は「どんなところが好きか?」
です

これについて何か意見がある自分はいますか?

「はい!自分はあの娘の優しいところが大好き ....
男は日本海に面した町から都会に戻ってきた

ベルが鳴り受話器の中の声は
 「たった今、飛び切りの上物が到着したぞ」
と言い、男は受話器を置き家を出た
地下鉄に乗り四つ目の駅で男は地上に出た
 ....
 彼は 全身を 金糸で縁取ったような人でした 
 スーツを着て 遠くから 歩いてくると 白檀の香りがするような人でした
 髪は 肩まであって お家では 私が三つ編みにしてあげていました 
 イン ....
泣き腫らしたその瞳は 兎
体は 羊
口から覗くは 鰐の牙
そして足元の爪は 熊の爪

羊よ 牙を剥け
群れを押しのけ 柵を越えろ
狼どもを喰い殺せ
その爪で脅威を破壊しろ
そして麒麟 ....
初夏の雨音が
私の心に届く

あなたの優しさのように
私の心に届く

朝はまだ来ない

薄暗闇の
水槽に潜む小魚のように
私は夜具に{ルビ籠=こ}もりながら

ひとり
初夏の ....
あの日から、もう何日も食べていない。
今度、目をつむったら、二度と空を見ることは無いだろう。
今思えば、カゴの中の毎日は、何も不自由な事は無かったんだ。

あの日、カゴの扉が開いてい ....
あぁ・・・ また あなたですか・・・
何? 熱がまた出た?
何度あるんですか?
三十七度五分?
微熱じゃないですかぁ!
そんなのは 熱のうちに入りませんよ
僕たち医者が言う「熱」っていうの ....
その友人が
穏やか過ぎる夏の初めに戸惑い
時間をもてあまして 何をすればわからないまま
私への宅急便に入れた 日記のような手紙

書かれているのは
「前はもっと楽しかったのに」 
という ....
ひらり、ひらり
ふたりで見た桜の並木
桜は静かに、
ひらり
   ほらり
ひらり
そして、ざぁあ〜っと風が吹いてきて
思いっきり花びらを持ち去っていった
あのね
巴里の空はこことは違って
涙みたいな色で
それを見ながら
少しだけあなたに逢いたくなった
揺れた珈琲はこの涙が原因で
何だか少しだけあなたが恋しくなった
昔みたいにあなたに笑えな ....
台所に落ちていたピーマンを
コロコロと転がす

窓の外
喪服を着た人が数人通り過ぎていく
誰かの死はいつも何気ない

昨日より少し蒸す部屋に
何の比喩にもなれない私がいる


 ....
ヤモリが窓にはりついている その腹は白い わたしはそれを見つめながら 目の前が
急に真っ白になってしまう もがいても晴れぬ霧のなかで 人恋しさに泳いでいた視線
が骨格を発見する 継ぎ目の無い骨はセ ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
吸収体ななひと303/7/31 15:22
柵のつくりかた黒川排除 (...103/7/31 13:29
永遠の純愛桐嶋 あやめ203/7/31 8:01
ささくれ立つ、視神経、の、ななひと403/7/31 4:33
存在 の 底辺 へ203/7/30 15:41
そんなものどんなものand_x103/7/30 9:05
階段昇りトレーニングマシーン神樹403/7/30 1:30
ワンルーム恭二103/7/30 0:33
余裕小太郎203/7/29 21:33
象の夢たもつ403/7/29 15:15
素直になりたくてand_x003/7/29 11:37
わたしのメガネ君003/7/29 11:08
等身大湾鶴7*03/7/28 15:19
ノーアポ恭二403/7/27 21:50
紺天のさやぎいわぼっけ2*03/7/27 19:42
夕暮れ桐嶋 あやめ003/7/27 18:07
悪魔な自分ゴン303/7/27 12:46
無題_1E103/7/27 12:08
あの娘が大好き委員会!ゆういちろう103/7/27 0:23
男は罪にもならず今夜も屍肉を売り捌くいわぼっけ103/7/26 20:58
いちじくの、空山内緋呂子603/7/26 19:59
麒麟E003/7/26 11:13
雨音いわぼっけ103/7/26 7:17
隙間恭二103/7/26 3:45
ドク・ハラポン太303/7/25 23:37
またいつか小太郎203/7/25 20:36
さくらゴン203/7/25 14:02
巴里の空桐嶋 あやめ1*03/7/25 11:30
梅雨入りたもつ303/7/25 8:30
夜護黒川排除 (...203/7/25 2:27

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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