今年新しい人が生まれる
かつてないほど平凡で
かつてないほど正常で
そうあることを祈っている
新しい人は
何も特別なものなどいらない
ただ平凡で正常であることが
私たちの願い
とびぬけ ....
たどるように

消えるように

すてるように

流れのように

いっさいはながれ

はがれかかったかさぶたは
なかなかとれない

生命線

銀河鉄道

黙殺を超え
 ....
経済の不公平な分配によってうまれてしまう
裕福な家と貧困にあえぐ家

私はこの世界に産まれる事には当たったけれど
ついでに引かされた抽選には大きく外れたに違いない

上流ではなく
中流で ....
新年の夜が深まり
姿を持たぬ思考たち
五感の縛りから解き放たれ
星空の下で踊り出す
遠い過去へと遡行する
魂の営みの始まりだ
透明な窓辺で落ち合って
僕ら、それぞれの旅に出よう
肉を携 ....
現実から逃避したくて
今はやりの動画サイトにはまってる

現実から逃避したくて
今はやりの音楽のお気に入りを繰り返しくり返し聴いてしまう

コロナの風邪も
低収入の生活レベルも圏外にして ....
                                       *



  
 不思議だ
 のたうつ腸
 肉眼では見えない 誰も見ることができない

 便 ....
雨粒が描く横顔
花弁 花芯 青空 花嫁
緑の浪に吼えるもの
朽ちた舟に咲く光の輪


星の渦のなかの横顔
誰にも到かない微笑
空は動かない片翼
分かれては出会う分かれ ....
ふと 命綱を切り離した
白く照らし出された地上に満ちる禍は
無関係のまま皮膚に調和した

昔は幸せでも不幸せでもなかった
路傍の刹那は
ありのままでいられると 凱歌を放った

ふと 命 ....
受けつけナイ

受けつけないんダ、もう





バラエティー番組

映画ですら



あんなに高額なギャラをもらっている勝ち気な人たちに
自分のこころを動かされたく ....
人ってことが僕というものの一要素に過ぎないように、
雨粒たちも、雨ってだけではないんだろうと思う。

木々を擬人化して考えるとき、
人も同時に木へ近づいて、人から少し離れていく。

人でい ....
気づ間についた親指に
小さくこんにちはと可愛らしくご挨拶
お前はいつ出来たんだと聞いても
知らんぷりで大きくなるばかりで
親指でえへんと喜ぶ瘡蓋に呆れるばかりで
笑って泣いて過ごしていつしか ....
からだのなかの一本の線が
二本になる

二つに別れたぼくは
一つの体

人と同じものが見えていると思うぼくは
人と同じものが見えていないと思うぼくは
二つが線の分だけずれて重なって
 ....
世迷言のたもうと言われても
心のまま、心のままよと
思うて来たのみにて

何か間違うたのか
そりゃ何かは間違うたろう

日ノ本の国の
日が昇ろうと沈もうと
何をも感じられぬま ....
人生の半分以上
自宅にいるじぶんにとって
2020年は世界中が
自分と同じ境遇に浸されたようで
人類の同胞として
そのご身分にかかわらず
悲哀を感じざるをえません

私事ではあ ....
おしまいだよ
ああ、おしまいだ

みなさん
お元気で

さいわいを
祈ります
三角の潔い生き様は
四角には真似出来ない

四角の大らかさは
三角の力の限りではない

円は
楕円に嫉妬し

楕円は
平行四辺形のことが嫌いだ

そんな平行四辺形は
じつは円 ....
自我を削る喜びに耽るよ
返済のあてなどなく未来を借り入れたら
今をしゃぶる甘露
なんだってこう美味しいんだろう
数年で賞味期限の切れる希望はさぁ
いいんだよいいんだよ
その先にのたうち回る ....
誕生日以前のわたし
誕生した瞬間のわたし
誕生した直後のわたし
それから先もわたし
それから先のわたし

死の直前のわたし
死の瞬間のわたし
死の直後のわたし

それから先のわたし ....
暮れる
時のなかで
凍土の冷たさの下に
埋められた思惟を思う
それらの骸の無念を
思わずして時は暮れることはなく
それらの物語の無惨を
録せずして時は回ることはなく
それでも日は沈み
 ....
本をひらいて
目を置いていく
本をとじ
目を釣っていく

なまなか
のまま
仰向けの童話となり
何年かしたら
猫の事務所で
逢瀬となる

そういう菌の夢のような
読書観である ....
この街には
音のない叫びが無数に隠れ
僕の頼りない手に、負えない 

渋谷・道玄坂の夜
場末の路地に
家のない男がふらり…ふらり
独りの娼婦の足音が、通り過ぎ 
酔いどれた僕の足音が、 ....
今年の暦のつれなさよ、
冬休みもうまく取れず、でも今日は、
休みと言うと、大掃除にこき使われるから、
朝から遊びに惚けた。


今年はいい年だったのか、
いい年ではなかったのか、
コロ ....
僕の枕には
「ピエールカルダン」のサインの
入ったタオルがまかれています

未だ現存の
プラズマテレビには
「ピエールカルダンさん逝去」
と映っていました

死因はわすれまし ....
赤塚不二夫のコンプレックスとか

高井研一郎の画風とか

ファルス
コント
喜劇

がきデカ
山上たつひこ



鴨川つばめ
マカロニほうれん荘

 ....
降るね
さみしさ、
むなしさ、
くるしみ、
ねたみ、
いかり、
さげすみ、
あきらめ、
絶望の七色

傘がいるね
濡れるね
濡れるほどに滲むね
そうか
ここが終極の今日
 ....
蕎麦は空を見上げています
蕎麦は一年を振り返ります

良かったこと悪かったこと
価値基準を揺るがしたこと
明日が昨日みたいに思えて
前歩きが後ろ歩きみたいで
立体を平面で解説しながら
 ....
海の見える窓辺に
ちいさな灯火で本を読む

誰もいない部屋は暖かくすこしだけ湿っている
昼間にはここから木枯らしを耐えるしなやかな小枝がみえて

優しくて透明なものだけを感じようとしてみる ....
安心して
砂糖は入っていないから、と鳩がささやく

なのに甘いのはどうしてなんだろう
さがしてみたって見つかりっこない
にごった沼
シュガーレス
脳内で変換された甘さ
日々何かに誰かに ....
遥か遥か
天の高みあたりには死者達の永眠る国があるらしい
子供の頃に大人達がよく言っていた

神だって
仏だって
本気で信じた事は一度もないけれど

代々大人達が伝えてきた言葉には真実 ....
宇宙が爆発し続け
概念が感覚を喰う

人は幻想に飽き足らず
自らの思考に住み
澄み渡る空を臨む

宇宙が爆発し続け
概念が感覚を喰い

やがて、

五感の縛りを解き
人は宇宙 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
新しい人葉leaf221/1/3 3:51
道草次郎321/1/2 9:50
裕福な家と貧困にあえぐ家こたきひろし421/1/2 7:09
新年にひだかたけし8*21/1/2 1:12
現実から逃避したくてこたきひろし521/1/2 0:31
便津煙保存1*21/1/1 23:07
八季巡夢木立 悟321/1/1 22:58
これっぽっちのさいわい天寧4*21/1/1 2:26
TVアレルギー結川菜青020/12/31 23:07
擬雨擬木化水宮うみ7*20/12/31 22:55
瘡蓋月夜乃海花120/12/31 21:54
この海の中で。プル式2*20/12/31 21:41
カムイペッ/ア・カムイチェㇷ゚AB(なかほ...420/12/31 21:38
2020年終わりの詩ナンモナイデ...3*20/12/31 20:47
おしまい道草次郎020/12/31 19:19
図形120/12/31 14:46
甘露甘露トビラ020/12/31 9:01
ここから先は行き止まりこたきひろし420/12/31 6:22
暮れる岡部淳太郎3*20/12/31 0:47
我が読書観道草次郎020/12/31 0:02
Slow Boat服部 剛220/12/30 23:19
年の瀬2020はだいろ020/12/30 21:27
雑記ナンモナイデ...3*20/12/30 20:54
古谷実の命を祝おうTAT4*20/12/30 20:15
晦日トビラ020/12/30 13:30
蕎麦ラプソディーブルース瀬戸...2*20/12/30 13:27
窓辺梅昆布茶1020/12/30 12:53
シュガーレスの沼そらの珊瑚420/12/30 11:51
何かを手に入れたくってこたきひろし420/12/30 7:02
シンカひだかたけし420/12/29 22:28

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