急げカラコン。
選び出せば、こんな空も
真っ青に染まり。
体が心に
何か語りたがっている。
「・・・・・・。」
僕の知る、言葉では
無いようだけど、
思いだけはひしひしと
....
月曜日はね寛貴くんとデートの日なの…
寛貴くんはぁ顔はいまいちだけど、なんか男らしいのよね。引っ張ってくれるって言うか……それに優しいし、へへへ、いいでしょ?
火曜日は剛。アイツはねはっきり言 ....
ゆるりと流れていく
時はあたかも
水よりも濃く
血よりも深いように
世界はつんざめく
交わりのようだ
柔らかな絶望
這うような諦め
吐くように塗りたくり
溶けていく無意識
得体の知 ....
コンビニで買ったパンと
手には古い釣竿
ヘッドライトを頼りに
必死でたどり着いた
飛沫にぬれる岩礁
これはいささか無謀ではないか
岩を砕く波の音におびえながら
一人地球の先端に腰 ....
告白します
わたしは偽善者です
孤独を恐れ
人の気に入ることばかりを言い続ける
心はどこかへいったままで都合のいいことばかりを呟く
偽善者です
でもある日
壊れま ....
すみません
初対面で申し訳ありませんが
殺してください
えっ
何を戸惑っているんですか
早く
ここにあるナイフで一思いに
何を遠慮しているんですか
首に ....
久しぶりの電話や会話で
「なんか」という接頭辞だけを繰返して
うまく喋れない
話しがしたいのに
言葉を紡ぐことが出来ない自分が
もどかしくって涙ぐんでしまう
僕 ....
あぁ今日のデザートはなにかな?
ケーキかな?
それともクッキーかな?
はたまたメロンかな?
あぁ待ちどうしい
はやくご飯の時間がすぎてほしい
みんなが食べ終わらない ....
おかあさんおかあさん。
腕がいっぽんしかないおかあさん
にほんあるおかあさんさんぼんしかないおかあさん
よんほんもあるおかあさん無数の
おかあさん。
本を読むうたをうたう食器を洗う道 ....
今日は海に行こうと思う
一生懸命働いて疲れた体には悪いけど
車をぶっ飛ばして風になったように
目的地へひたすら走った
無限に広がる黒いカーテンの上に
いっぱいにちりばめられた星たち
星座の ....
たとえばそう
スーパーで売られている秋刀魚の
ぎらぎらとした鈍い肌の光に
死の気色悪さを感じる
帰り道の土手に生える雑草の
臭い匂いと、透き通るような緑に
生きている事の生々しさを感じ ....
君と出会って二年という月日が流れた
今では遠距離になってしまったけど
今でも僕は君に片思いをしているんだ
『両思いなのに片思いって変だね』
って言いながらきっと君に笑われてしまうけど
でも僕 ....
無限は境界を消去する装置です。有限は境界を生産する装置です。無限は時間を消去する装置です。有限は時間を生産する装置です。境界は抑圧を生みます。時間は酷薄を生みます。何れも不条理なことです。何れも私達生 ....
愛は、奪うか,与うるか。
女の影に呆けたか。
金が無いから夢を見る。
夢の中へと紛れ入る。
恍惚と不安と二つ。
脳に膨らむ生き菩薩。
青い花は遠く離れ。
額から胸まで溢れ。
....
突然目の前にいかにも怪しげなおっさんが現れて言ったんだ
『恋人と親友、どっちを取る?』
そんなこと聞いてくるから
「両方だよ」
って言ってやったのさ……そしたらどうだい
『欲張りな奴だな、1 ....
ある日
彼女の肩に小さなラベル
本当に見過ごしてしまいそうなほど小さいラベル
聞いても「何のこと?」って笑うし
思わず内緒で使ってた
合法ドラッグの副作用かとビビル
....
十七歳は朝日を浴びてほほ笑む
十七歳は夜の幻想に悩む
青白い頬に紅を差して泣き叫ぶ
おまえなんか大嫌いさ凡庸な虻
中也の「茶色い戦争」吹き荒ぶ
なにも恐ろしいことなど無いよ耳朶
掴 ....
こんなエーテル日和にみんなが集まるなんて、
涼やかに横顔を見せて誰かが言う波止場
太陽は赤色102号から黄色4号へとギラつきを増すばかりで
埠頭を渡る風は塩辛く湿った毛布のように僕たちを抱き締め ....
いつも、疑ってるんだって。
その時がきても、泣かなくていいように。
いつも、好きって言わないようにしてるんだって。
その時がきても、思い出が残らないように。
いつも、余計なこと聞かないようにし ....
水面が乱れて
小さな塊がゆっくりと沈んで底に横たわった
魚たちは恐る恐る集まってきて
塊を遠目に眺めた
それは線が複雑に組み合わさって
「翼」のような形をしていた
きっと毒にちがいない ....
サヨ なら、
サヨ ?
ストロー噛んで
西日が浮いて
中指はヤニまがり
ぽ ろ
灰がテーブルに
いっそ 君に針でも
刺さっていたなら
ぬいてあげれたのだろうけど
....
朝の電車につめ込まれ
私達豚は
割と可愛らしく鳴きます
oink oink
たまの夏日
節電のために抑えられた冷房
蒸気の飛び交う車内
暑苦しくスーツを着込ん ....
今日もまた夜が明けて
「死」に一歩近づいた
刻々と「死」に向けて
時が刻まれていく
シワが刻まれていく
体が衰えていく
今日もまた夜が明けて
「死」にまた一歩近づいた
はたしてこのまま ....
床に散らばったもの
失ってはいけないものだった
抜け殻の私
狂ったダンスを繰り返す
スローテンポで
繰り返し
時には激しさ増す影に
怯えた目は麻薬だった
....
僕らはお互い誰かの手垢のついた体で愛し合う
それを承知で愛し合う
混雑時の宝石屋のガラスケース
満員電車の窓
誰の手垢がついていようと責めたりしない
これがルール
今ふたりが愛し合うことに ....
時間は金なり
時間は薬なり
時間は人を惑わす悪魔なり
あなたは日本地図の上の方に住んでいて
わたしは真ん中のくぼんだ辺りに住んでいる
二人が会うのはとても大変
東京駅で新幹線に乗り換えて約2時間
あなたは待ちくたびれたと文句を言い
わたしは荷物 ....
鏡のような男
魔法の鏡のような男
あの娘のなりたい姿を
幸せな姿を
優しい嘘を
だから彼女は男の前で
今日も眠っている
天使のような女
天使の歌声を持つ女
孤独を思い出の中佇ませ ....
口ずさんでしまう歌がある
気がつけば歌っている
まるで大勢の中から
自然と君を見つけてしまうような
テレビから流れるメロディ
僕のボケボケの耳に
Hello againって聞こえたんだ ....
私はどういう人間なのか 知りたくなって
家から 遠い遠い学校を選んだ
じいちゃんや ばあちゃんや 妹 母 父 に包まれた
優しい雰囲気のある家庭で
家族の誰の失敗も 結果的には許されていた ....
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