笛の音が滴る 波紋が暗やみに満ちてゆく
私は白く閉ざされ動くことができない
ほんの数ミリ 口から暖かい息が動くのを誰に感づかれまいとしているのか
視線が拡散し 霧の一滴一滴に乱反射する

私 ....
ゴミラは疲れてしまった。
うつむいて
とぼとぼと茶色い海辺をあるいた。

テトラポットが陽気な声で
「あたしはゴミじゃないわよ」と言った。
でもゴミラは知っていた、
テトラポットはゴミラ ....
君が好き。

君の髪と髪の間を通り抜ける時の、指の感覚。

君が好き。

君の目が寄り目になるくらい顔を近付けた時の、香水の匂い。

君が好き。

君は言葉にするのを躊躇うくせ ....
24歳 買い物にゆく
湿った月のような太陽の光の中

ラヂオ体操の帰りに見た
雨上がりのあさがお 

そこに行ってしまった 
8歳のはずの世界
今にも零れそうに
鮮やかなアサガオはゆ ....
喉もと
鏡で位置を確かめる
思い描いた真っ直ぐなラインに
鋸の歯をあてがい
両手で柄を握りしめて
鏡に写ったわたしが
ゆっくりと押す
引く
ずうう
細胞が裂ける
肉が千切れる
 ....
 帰ると 金魚が死んでいた

 台所の床に置いた水槽の中で
 腹を水面に浮かべて

 血の止まった体は色あせて
 生きていたころの鮮やかな赤ではなかった
 死骸から染み出した白い粘液 ....
膨らんでしまった
地球の半分の大きさになった

わき腹に インドネシアがささるし
南アフリカからドイツまで腕をのばすと
陽が射さないと 苦情がくる

こんなに大きくなったのに
考えるの ....
見上げて 見つけた分だけ星が

あたしの胸に 落ちてくる

ゆっくりと 胸から背中へ抜けてく

その度に あたしの体温は減ってくようで

意識はあるのか ないのか 

このしびれは ....
「入学」
ドキドキ
初めての気持ち
新鮮

「泣き虫」
恐がり
涙腺が弱い
慣れない

「イジメ」
怖い
痛い
辛い

「強がり」
好きな人には猛アタック
男子と遊ぶ ....
信じることも「愛」だとすれば
疑うことも「愛」だと思う
君はメリーゴーランドのように
同じ場所をグルグル廻っている
女友達と遊んで 男友達と戯れても
必ず僕のところへ戻ってくる
同じことを繰り返す日々
果たして君は幸せなんだろうか
ひとり夜の街を歩く
街灯も薄暗い道にさしかかると
少し欠けた月が僕を後ろから照らしていた
僕の前にできた夜の影
僕はこの影に僕の悪しき心を隠してしまいたいと思った
闇の中の影に全部隠してしま ....
あの青い空がほしい

手の届かない場所にある空


もしも 神様がいて

自分の持ってるものを

すべて捨てられるのならば

あの青い空をくりぬいて

あなたに あげよう
 ....
黒い大地を突き破り
長い年月をかけ再び明かりを取り戻した

少ない養分
足りない水
それでも
彼らは強く根を張り生きていた

ひび割れた大地にふりそぞぐ日差し
それを浴び彼らはまた強 ....
{ルビ金野成貴=かねのなるき}は金のなる木を育てていた
金のなる木は金野成貴に育てられていた
金野成貴は金のなる木に毎日毎日水を遣っていた
金のなる木は金野成貴に毎日毎日水をもらっていた
金野 ....
ここでウエハース島の物語に戻る前に
ぼくのことを伝えておこう
ぼくはどういう訳だか冷蔵庫に閉じ込められている
それは
ある女の子にぼくが酷いことをしたからだ
ぼくはその女の子のことを殺そうと ....
アルルコールは
リタを探そうとしたが
どこに行ったのか見当が付かなかった

「シュトゥルム・ウント・ドラング」
その時だった
ユリイカ研究所に向かって歩いてくる
地質学者のフルボサミン女 ....
それより前のページは切り取られていた



「したがって

ウエハース島は思い出の海に沈むのである

ウエハース島も
ウエハース島の海も
すべては思い出の断片でしかない

私や ....
ppp free session begin ...
lolololo...lo.....lololololo..............lololololololol......lo.....
 ....
彼とサヨナラしてから 彼を忘れてあの人と
互いを求めて あの人はあたしだけを求めていた
そんな現実を見ぬ振りして 愛されたがり

彼は行為を終えると 静かに去ったサヨウナラ
愛情求めて 彼だ ....
愚か者と呟いてから

泣くの

誰もいない真四角な箱の中で

誰も来ない棺おけの中で

泣くの

心は複雑で常に痛みさえ伴っていたから

この心、抉り出して

すっきりする ....
「オマエヲコロス」
僕の中のもうひとりの僕が
僕を脅してきた
その言葉はある種耳鳴りのように
僕を遠くから攻め
精神的ダメージを与えた
その晩から僕は眠れずに
途切れることなく耳に響く
 ....
いつの頃からか空を見上げなくなった
晴れていようが 雨であろうが
今の僕にはどうでもよかった
このほんのちょっと頭を上げる動作すら
億劫になっていたのだ
もう恋をする気にもなれない
ただ疲 ....
涙なんて拭いても拭いても
流れてくるんだもん
どうしようもないもん
君がいないとどうしようもないもん
車の誘導業務をする立ちん坊の夏は、辛い。
制服は、脱ぐ事が出来ない。
持ち場から離れる事も出来ない。
太陽から逃げる手はない。

雲よ、大空の雲
8月の太陽の光をお前の衣で包んでくれないか ....
1123231
(一一ニサン兄さんイチ)
1123231212551223
(イチイチ 兄さんニイサン イチニイチニ 午後 )
67789877744456
(ロクナ なは、桑名 なな シシ ....
その黒ずんだ石塀より
実は君のほうが長く生きている
みにくさのまま立っていよ


朝一台も居ないパーキングは晴れやか


力尽きるまで
ひとりで立っていよ



2003/0 ....
『永遠』
という言葉を僕は辞書で調べてみた。
時間が限りなく長いこと。とこしえ。

とこしえ。の意味を知りたくなった僕は辞書で調べてみた。
『とこしえ』
いつまでも変わらないこと。永久。
 ....
誰も入らないような山奥に長年ほったらかしにされていたであろう廃虚があった。
その中で私は横一列に綺麗に並べられた3体の死体を見た。
そのどれもが異様な死体で、これこそがまさに猟奇的だというのだろう ....
欲しいと差し伸べられた手を
わたしは振り払うことしか出来なかった

自分が壊れ行く感覚に
何かに追いすがろうと
つかんだのが貴方だった

痛みだけを貴方に残して
飛び立った、わたしを
 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
岡村明子503/9/11 7:52
ゴミラの消失佐々宝砂5*03/9/11 3:28
素直なあまのじゃく。恭二103/9/11 2:22
あさがお湾鶴503/9/11 1:23
コップアンテ403/9/11 1:11
僕は金魚になって六畳の水槽の底に転がるマッドビース...203/9/11 0:51
大陸山内緋呂子1003/9/11 0:49
羽根とっこ003/9/11 0:45
いままで吉村103/9/10 23:43
「愛」本城希望003/9/10 23:16
君はメリーゴーランド003/9/10 23:11
夜の影003/9/10 23:08
アコガレ吉村1*03/9/10 20:06
アスファルトの花桜 葉一003/9/10 14:23
金のなる木103/9/10 14:21
ウエハース島の思い出 6  〜スーパーストロングガール〜よだかいちぞ...803/9/10 12:57
ウエハース島の思い出 5  〜シュトゥルム・ウント・ドラング ...7*03/9/10 12:55
ウエハース島の思い出 4  〜したがって〜603/9/10 12:52
5才の時のようにkakash...003/9/10 2:03
愛され海美003/9/10 0:31
暗闇れもん003/9/10 0:30
「オマエヲコロス」本城希望003/9/9 23:13
僕が空を見上げない理由003/9/9 23:09
どうしようもないこと003/9/9 22:58
立ちん坊と雲冲克。103/9/9 21:01
残業エピソード湾鶴103/9/9 18:53
朝礼大村 浩一5*03/9/8 23:31
永遠は永遠に終わらない桜 葉一103/9/8 21:48
3体の死体003/9/8 21:47
人格1暗闇れもん003/9/8 18:16

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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