頭ん中の電球が破裂して
覗き込んだ心ん中は真っ暗闇に変わっていた

俺は口が下手で
上手く意志と感情を伝えられないし
無理してそれをしようとしたりすると
緊張してしまうから
声が引きつっ ....
いつもと変わらない。

日曜は、子供の習い事の送り迎え。
月曜はラジオドラマの収録。
月曜から金曜は金を得る為に
活動する。
土曜は、また。子供の習い事の送り迎え。

いつもと変わらな ....
人に話しにくい夢をみた
その夢はこんな夢
杉の樹だった
長い事ずっと杉の樹
星や森の理性が
ティンカーベルの様に幹を交流してた
そして山火事
白亜層の匂いで
目が覚め
さめた目をさ ....
僕と君はお互いに色を塗り合いたい
おしゃべりは絵筆の一刷き
互いにおしゃべりすることで
相手に色を塗り合っている
君は思い出話で僕を桃色に塗る
僕は仕事の話で君を水色に塗る
そうして互いの ....
残念だけどこの物語はここでおしまいです
眠る前に何かを思い出そうとすると
こんなふうに説明を受けて眼をさます
残念だけどね、残念だけどって

あのよ俺んちにガレージがあってさ
下だけコ ....
昔、歌声が美しき姫君ありて
空も渚もそれは喜び
雲や花はそれを嘆き
彼女は太陽のように輝きて
いつしか戦の源となるが故と
何処ぞの爺が言った

刃を持つ従者に鳴り響く鐘
彼女は自らの死 ....
憧れ、夢、予感の
余韻の奥に輝くもの

わたしが私であって
私で在らぬもの

未知が胸奥から押し寄せる

感覚を越え
溢れ流れるこの今に
透明な姿になってしまう前に、
好きだった景色をこの目に焼き付けておきたいと思った

一喜一憂の中に浮かぶ心
きみの記憶に降り積もっていく色彩
過ぎ去って風よりも透明になったもの

寒い夜 ....
麻雀は好きだが
強くない
将棋やチェスもだ
思考のスタミナがないというか
麻雀ももって半荘
将棋は詰め将棋はまあまあ得意なぐらいだ
粘り強く考え続けることが出来ない
注意力散漫になって
 ....
「炎の惑星」

炎暑で痙攣する夏空の真ん中
涼風吹き込む洞窟に
途方もなくでっかい入道雲が
安置されている
SはNのプラグマティックな個室で
SF小説を嘗めたりして
可愛い旧式のロケッ ....
あやされて育った。雲の切れ間から赤い赤い血が滴る。
ヒロイックな風儀に巻かれないでください。
遊泳する中でも、これ、この指は本物です。
操るのでなく、触る、目を瞑る、と
この指先が、世界の中心 ....
真っ逆さまの光の頂
 集めた八重歯を笊で濯いで
女は大きなアサガオの
   白い蛾に似た花を吸う
小さな蜘蛛が内腿の
      汗の雫に酔っている


生木の煙 風の筆
飛び交う無 ....
人類誕生から6千年
輪廻転生を信じるなら
何十回も生まれ変わって
進化して来たのかな
それでもこの程度の人生か

ちょっと計算してみようかな
例えばこの世で75年
あの世で75年とする ....
「漂流」

気が付くといつも善悪の島に流れ着く。



「地球動物園の《人間山》」

自分にどこか似ているが自分より脆そうな猿、そんな猿がいると、猿は安堵する。そういう猿の存在が猿山で ....
生来 勉強についていけなくて成績最悪だったけど
何としても高校だけは出たいと思い必死に頑張った

そして
地元の県立を受験したら合格した

だけど高校生活三年間もイジメにあってしまい
私 ....
 閉館前の図書館の灯りを後にして、その子供は夜道を、ひとり自転車を漕いで帰った。前輪の上の籠の中で借りた本が揺れていた筈だ。それは、遡って、学校から帰るとすぐに団地の住まいから4キロメートル離れた図書 .... いつもよりも暖かい
元旦の寒いイメージとは違い
過ごしやすかった

親戚が集まって賑やかになる
お節料理を食べながら会話

愚痴のようなこと
全く話すことはなく
新年に相応しい内容ば ....
今日の予定だとか
そういうことよりもずっと前に
今、ということが
どういうことだがわからない

それだからいつも
前の一行をかっぱらってしまって
髪を切ることも忘れて
町へ出ていくのだ ....
美しくなりたいと言って、僕はきみと同じように美しくなりたいです。
同じお店でブローチを買ったり、帽子を試着したりして。
天国に行くよりも、きみがいるこの世に
もう一度生まれたい。
そう思えた冬 ....
{引用=だから森は
透明色の
青ほたるぐさ

傘をとじ
ぽたぽた垂れる
し分音符

ちどり足の
ケ・セランパサラン
忘失の風

岬あやうく
フレアスカートのように
はためき ....
死の影を踏みながら咆哮する血液の垂れ流しざまを嘲笑して落陽を迎え、薄い刃物のように刺さる冷気を抱きながら二十世紀の昂ぶりに打たれて我を忘れていた、過去は嘘に近いリアル、現在はただの空気、未来は夢物 .... 実はアメリカが嫌いではない

何度か行ったカリフォルニアは
ゴージャスおねえちゃんが一杯で
「イッツアカリフォーニャー!」だったし
ニューヨークのバーで
トム・ウェイツみたいなダミ声で
 ....
俺は朝から何も食べていない、
ひたすら吐き気の塊だった

静けさに沈む
 何もない
静けさに沈む
 足場を欠く

俺の肉体と意識は解離したまま、
冬陽の芳香を嗅いでいた
それは明る ....
ここは独房
ここは当直室
ここはギアナ高地
ここは素敵な草原
ここは最後の病室
ここにいるということ
どこであっても わたしがいるということ

外にいるのは刑務官
外にあるのはたくさ ....
水底の声が叫んでいる
水底の声が叫んでいる

どうしようもなく救いのない
どうしようもなく光のない
隔離された孤独のなか
閉鎖された闇のなか

水底の声が呻いている
水底の声が呻いて ....
星屑も、パン屑も、人間の屑である僕も、みんな、いつかは許されて。
屑としての命、その日がくれば白粉となり、神の一吹きで翔んでゆく。
冬の分厚い雲にとざされた
細胞内共生説
のような太陽の下を歩いていると
ロケットに括り付けられた
葉緑体の
気分だ
真空空間はエナメルのペトリ皿
おれは
スポイトの
遊星で爆発する
一個
半分こ

二個
丁度

三個
幸せ

四個
満足

五個
アンバランス

六個
拒否

七個
怒声

八個
終了


一個
丁度
ぼくらが生まれてからというもの
100万円は100万円の顔をすることに
ずっと勤しんでいた
経済ことは判らない、が
100万円の顔が
他のいろんな顔になる路を何故尽く塞いだか
だれが、なん ....
ゆるやかな
「おやすみ」をもたらす為
優しさと弱さとが
乳がゆの双樹のあいだを
ずっと行ったり来たりしていた
蜃気楼のような風は
まだ
滞留していた
鋏を入れられた手紙は
彼岸は
 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
頭ん中で電球が破裂したこたきひろし421/1/10 15:59
いつもと変わらない浮蜘蛛121/1/10 13:25
夢物語道草次郎1*21/1/10 7:00
色を塗る葉leaf121/1/10 2:47
トライポッド・ジャーナル竜門勇気2*21/1/10 2:13
とある姫の偶像歌月夜乃海花121/1/9 23:36
未知ひだかたけし521/1/9 22:03
浮遊憂いの目水宮うみ3*21/1/9 19:42
打ち止め花形新次021/1/9 17:57
五惑星物語道草次郎321/1/9 13:42
ギター由比良 倖221/1/9 13:25
中るただのみきや5*21/1/9 12:55
転生するにもほどがあるイオン2*21/1/9 11:29
漂流 道草次郎1*21/1/9 8:59
学問の寂しさと引き換えにこたきひろし521/1/9 7:38
行方墨晶2*21/1/9 6:05
新しい年を迎えて夏川ゆう321/1/9 5:21
真っ白な模写宮木理人121/1/9 2:57
愛を貪る獣おろはげめが...021/1/9 0:55
酔生と透過[group]道草次郎021/1/8 23:58
また瞬きがお前を惑わすだろうホロウ・シカ...1*21/1/8 23:04
さようならトランプ、さようならアメリカ花形新次121/1/8 21:32
芳香ひだかたけし721/1/8 19:19
HERE ISkawa2*21/1/8 18:53
殺された水底の声がひだかたけし521/1/8 18:26
クーヘン4*21/1/8 15:09
冬の惑星で道草次郎221/1/8 12:56
卓上ヨロシク321/1/8 8:03
退廃の感道草次郎021/1/8 0:05
スジャータのいない惑星の悉達多021/1/7 23:42

Home 戻る 最新へ 次へ
596 597 598 599 600 601 602 603 604 605 606 607 608 609 610 611 612 613 614 615 616 617 618 619 620 621 622 623 624 625 626 627 628 629 630 631 632 633 634 635 636 

【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
3.43sec.