ぐっとこらえてつかまって
やっとここまでたどりつき
ひょっとこまでもついてきて
ちゃのまでもちつきおちついて
ちゅうとはんぱでおわっちゃえ
黒胡麻のソースに
アイを浮かべて
あなたへ差し出してみたのだけど
味わうことなく流し込み
むしろ
水風船でも飲みこむように
いやいやむしろ
うどんを噛まずに一本吸い取るか ....
今分かったこと
今信じてること
今感じてること
あなたが隣にいること
本物だぁ
にっこり笑って明日へ
お互いの気持ちって難しいね
そう 線路のように 電線のように
目的地がないから
砂漠の旅 永遠の旅
いつも一緒にいるのに
カガミの気持ちはわからないね
言葉で表してみても
すんなり受 ....
びっしりとつまった細字はかすみ
秋のかわりやすい天候のような
さむい冬のうすい存在と時間のような
たよりない国のざわめく都市の片隅
あたたかい寝床の中にもぐりこみ
じっと息をころし ....
どうも、熱っぽい。
目覚めると、洗濯物の半乾きのような臭いがする、日曜日の午後3時
降り続く空まみれにならないようにと、室内には干しっぱなしのシャツと靴下
お気に入りの革靴は、もう5回も ....
あなたが溺れて死ぬことが出来る深い海などどこにもないのよ
あなたが溺れて死ぬことが出来る深い海はあたしの内部だけよ
あなたがそんなに死にたいっていうなら
果ててみるのもいいんじゃないの?
....
勇気
手をあげられない人はだ〜れだ
分からないこと聞けない人はだ〜れだ
みんなと仲良く出来ない人はだ〜れだ
最初はすごい事だと思う
なかなか出来ない事だと思う
出来てる人 ....
青い花を探しているのだと
そのひとは言いました
私も青い花を探していたことがあったのです
ずっとずっと昔 千年のそのまた千年も前のこと
白茶けた山脈を歩いていました
足元には雪があり ....
さあ飲み込んでおくれ昼白色
いつだって
顔色は砂消しゴムに削り取られて
誰の表情も覚えられない
滲み出てくる血の色さえ
夕食のトマトにすりかわっている
トマトは嫌いだ。
それでもだ
夜 ....
愛しています
世界中の誰よりもあなたを愛してる
でもごめんなさい
あたしは性の魅力に負けてしまった
好きな食べ物でも3日間食べれば
飽きるんです
おまけに癖が悪ければなおさら
飽 ....
わたしたちは歌いましょう
ここにはもう
陸地はない浜もない砂もない
貝のひとかけらも落ちてはいない
浪の花とて立ちはしない
そしてわたしたちには翼もない鰭もない
この海原にもうすぐ冷たい雨 ....
今度こそ手放さない
今度こそ押し潰されない
今度こそ終わらせない
今度こそ未来を自分のモノにする
今度こそ夢を実現する
そして、この人を愛し続ける
あなたの裸の肌を眺め
いかにも美味そうに舐め
うなじから背中にかけて
永遠とも思える時間を掛けて
押し殺した甘声を堪能しながら
身体の隅々まで次第に占有したなら
きっとあなたは離れられなく ....
明日もあなたに会いたいと
いつも一途に祈ってた
うまく歌も唄えずに
延々と円を描きつづけ
重すぎる想いを抑えつけ
可哀相に身体は殻の中へ
奇声のようなものを発しながら
既製品はもう壊 ....
根っこ の傘
に ツカマリ
しゃぼん
いえロー
ちゅ
トレイン
はかねずみ とり
かかってる 奴に
驚くもんか
とどめ のさし方
にやり ちゅ
に
....
ひとよ、ひとよ
おちるこえのない、ひとよ
ゆびおりかぞえても、ひとよ
ねむればあける
いまだけが、ひとよ
うずく
劣等感
となりあわせ 嫉妬
赤赤のネイル みたいな
爪をたてるよ
かくして研ぐよ
かきむしるのは
ちゃんと自分にです
知ってます
赤に ....
大きい声で叫ぼうとしても ベランダの外に聞こえないか気にするし
歌うとしてもこたつのなかで 誰か帰ってきたらどうしよう、とひっそり歌う
高いパンプスをはいても 歩く音が響かないよう そっと ....
きゃらめる 1
とけい
1
あさおきて
さいしょに
とけいのふりこをとめる
かおをあらって
きがえをして
おちゃを ....
澄みきった青空に
白い帽子が
よく似合う
まぶかにかぶった
はずかしがりや
冬の朝にそびえる
富士山 どでーん
良きダイビングするために
黒いゴーグルの女は
永く待ち続けたのです
よき便りも
悪しき結末も
畢竟それだけの事だったのに
大陸性高気圧は
水銀柱を押し上げ
ちぎれた雲が
南へ ....
何時の間にか
歩みの速度が遅くなっていたことを
実感出来る存在
歩幅を合わせて、いつも
より、長く保ち続けたいものだから 尚更
変な話だよ
小学生の頃なんて、意識し過ぎ ....
一陣の風とともに
夏が 去る
この夏もついに
去年の夏はすでにくちはてる
おさない日
戦火
くりかえされた汐の満干
階段にひしめいた軍靴
あれる海も
もえる恋も
一族の歓談 ....
雨が降ってばかりの午後の終わりになって
雨が止んでばかりであること、感づいた
数億粒の喪失、愕然として足を止めた
ずぶ濡れのアスファルト踏みしめるゴムタイヤ
が群れ行き
音、が愛撫を ....
温い溜まりへ ひとつ
温い溜まりから ひとつ
蛇口の縁から
温い空ろ の余滴
そこから始まった
輪 は
瞬時に
洗面器の縁で
終わる
ほら
蛇口の 縁で
ふたつ目が諦める頃 ....
骨壷をもうひとつと
父親は頼みました
寒い寒い一月の斎場で
白い骨になってしまった
母親を乗せた
鉄板をみんなで囲みながら
葬儀屋が用意してくれたのは
大きな骨壷がひとつと
....
暑中お見舞い申し上げます
今年は母さんの新盆だから
せめて墓参りにくらいは帰ってきなさい
父より
追伸
そういえばクロがおとと ....
またいちにちがはじまって
俺は高所恐怖症なのにもかかわらず粉を撒く
どうしてもかゆいところをかきたければ
目の前で壊されていくツバメの像を積極的なかたちで
尻拭いを受けたよ ....
ごめんなさい
いまはどこかで生きているのでしょう
相変わらず季節の変わり目に風邪をひいたので
雲の一個二個を数えていたら
思い出すことも ありました
はじまりだすと 嘘のようにしつこ ....
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